日本品質!MIYAGI KOGYO FUJIBANA スキンステッチUチップ【サイズ感などのレビュー】

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EDWARD GREEN DOVER、RAYMER KENT続いたスキンステッチUチップシリーズのラストになります。

自身は初めての購入となる宮城興業のFUJIBANA(フジバナ)です。随分と紹介が遅くなってしまいましたが、購入は昨年の9月ごろSHOESAHOLICさんで未使用品を購入しました。

国産の革靴はもしかするとREGAL以外では初めてかもしれません。スキンステッチのUチップ、いわゆるドーバータイプということで結構人気があったモデルのようです。

宮城興行さんと言えば、パターンオーダーが有名でRTWよりそちらが注目されることが多いですが、今回購入したFUJIBANAの品質も良く、さすが日本品質だなと感じています。

このポストではFUJIBANAの詳細とサイズ感をお伝えできればと思います。

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FUJIBANAの詳細

ご覧の通りエドワードグリーンのドーバーにも負けない綺麗なシルエット。こちらは特にメンテをしていない状態ですが革が底光りしています。

台座にしているグリーンの箱がとっても素敵、良いコントラストです。

革はおそらくキップレザー、色ムラもなく端正。硬すぎず柔らかすぎず、実用に適した形でしょうか。

シングルステッチですが縫製も丁寧で国産らしくしっかりと作られている印象です。

スキンステッチの部分はやや長め、出し縫いもとても綺麗です。

ライトアングルステッチ。スリムなシルエットに対して、この靴の中でもっとも主張が強い部分。

このステッチがあるから、靴としてのバランスが良いのだと思います。
 

横から見ると、トゥの立ち上がりもしっかりしており、爪先から甲も比較的高めのラストが使われていることがわかります。

日本人=幅広甲高という方程式は最近必ずしも一致しないと思いますが、国産ということもあり、日本人向けなのでしょう。  

また、ウィズは細めなのでウィズの細さを高さで吸収する思想なのかもしれません。

ヒールはホールド感の良さそうな形。しっかりと作り込まれています。

ヒールカップのみダブルステッチですが、こちらも一糸乱れぬ縫製がとても綺麗。  

ソールからみると内振りになっていることが見てとれ、仕上げはチャネルになっています。

うっすらとドブ起こしが見えてますが、とても綺麗な仕上がり。立体感がこの方向からでも伝わってきます。

かなり主張控えめなインソール。全て同色で潔い。

パッと見ただけでは日本の靴だとは思えないのですが、細部を見てみると日本らしい丁寧な作りであることがわかります。まさに日本品質!

プレメンテ

汚れ落とし→デリケートクリーム→クレム→ワックスの手順です。

デリケートクリームはたっぷりと。革質も良くしっかりと応えてくれます。

FUJIBANAに合うシューツリー

スリムシルエットの細いラストなので、ツリーはアングレーズのEM500Eがよく合雨と思います。

他にもスレイプニルのヨーロピアンツリーなんかでも良さそうです。

サイズ感

こちらは履き下ろしの際の写真です。

今回サイズは7Dを選んでいます。私は普段、UK7E、US7.5D、25.5cmの靴を履くことが多いですが、このFUJIBANAはどこも当たるところはなくジャストサイズといったところです。

こちらは100時間程度履いた後の写真。やや羽根が閉じ気味ではありますが、変なシワが入ることもなく良いサイズだと思います。

もっと履き込んだ後にコルクが沈んだ後は調整が必要になるかもしれませんが、またレポートします。

まとめ

ドーバーにも引けを取らない非常に丁寧で真面目な宮城興業の靴。

最近またUチップの靴が宮城興業で出てきているようなので、見かけたら是非手に取ってみてください。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • このモデル、以前東京に行った時、銀座のWFGで買う寸前まで行きました。まだ他に回りたい店があるからと、取り置きをしてもらって、店を出ました。で、結局「他の店」で靴を買ってしまい、このモデルは買わなかったんですよねえ。
    宮城興業とWFGがコラボしてこのモデル登場してから結構な年月が経ってますけど、未だに現役ということは、かなり人気があるからなんでしょうね。
    作りが丁寧でかっこいいですよねえ。
    高級、中堅、高コスパと3種のライトアングルモデルを揃えられたとは羨ましいです。

    • なおけんたさん

      コメントありがとうございます。

      そうなんですね、色々と回ってモノを買う時の決断って難しいですよね。
      あとできっとまだある、と思っていると収穫がなかったり、その逆も然りで。

      スキンステッチって、漠然とですがなんだか憧れのようなモノがあるような気がします。英国、日本、中国と入手しましたが、不思議と米国はスキンステッチのデザインそのものがあまりないように感じます。それぞれどんな経年変化を見せるか、楽しみです。

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