時計が欲しい。
でも特にいつどんなタイミングで、というのを明確に決めていたわけではなくぼんやりとした思い。
どこの何と言う時計が欲しい、そんなのも明確になく、今の自分から背伸びしすぎているものを買うのもちょっと違うなと思っていたくらいで。
なので何か特別なタイミングで、その記念として買う。
…と書いてみたけれど、時計買う時ってそんな時が多いのではないでしょうか。量産型です。
私にとって色々な節目が重なり、かつ良いものに巡り会えました。
買うならここで
さて、新品の時計をブティックで買うとなると目ん玉飛び出るくらいの価格のものばかり。流石にそれは無理がある。となると中古も視野に考える必要がありますが、それこそ有象無象の世界。安いけど大丈夫?となるのは避けなければならない。なので、信頼のおけるお店、人から買うことが最も重要かなと。
と言うことで、私の中で一番信頼のおけるUA六本木店にあるヴィンテージウォッチコーナー。南青山のcouronneが商品を提供、UA六本木店によく行くようになってから何度か覗いたりもしていたこともあり、買うならここでだろうなと思っていました。
時計を選ぶ
懇意にしていただいているスタッフの方に、良い時計ありますかと(超雑に)相談して。
ヴァシュロン、ブランパン、ピアジェ…名だたるブランドたち(横一線にするなー!と怒られそうですが…)、ヴィンテージウォッチは私が好きな顔をしているものが多いのですが、ちょっとずつ違ってどれも良い。
写真は撮ってないですが、パテックフィリップのカラトラバもゴールデンエリプスもありました。もちろんかっこよかったし一段も二段も素人ながら上に見えましたが、背伸びの限界を超えている気がして。
そうしてどれもいいんだけど決め手にかけるな…という中で、すっと私の中に入ってきた一本がありました。
それが今回購入したChopardの135周年記念モデル。Chopardといえばアルパインイーグルくらいしか知らず、今のChopardが出している時計からは想像できない端正な顔立ちのこちら。
ベゼルはゴールド、文字盤が白、スモールセコンド付きのアラビア数字で自動巻き。ヴィンテージのものはケースサイズが32mmくらいのものが多く、もう少し大きいのがあると良いなと思っていたら35.5mmのケースサイズ。もちろん純正尾錠に当時の箱もつく。
ああ、これだわ。思い立ったタイミングで出会えた時計、間違いない。そう確信して2024/12/14にこちらを購入しました。
ニコニコ一括払いのため、1月の支払いが大変になったことは言うまでもありません。
Chopard 135周年記念モデルの詳細
金のベゼルに純白の文字盤が美しく、主張が程よいアラビア数字。スモールセコンドがあることで間伸びしないバランスの良さ。1860年創業のChopardの135周年ですから、製造年は1995年。まだヴィンテージというには若いですがもう30年前の時計です。時計の扱いに私は慣れてないので程々でちょうど良い。主な仕様をまとめると以下の通りです。
項目 | 仕様 |
---|---|
ブランド | Chopard |
ムーブメント | 自動巻き |
製造年 | 1995年 |
素材 | 18金イエローゴールド |
ケースサイズ | 35.5mm |
その他 | シースルーバック、スモールセコンド |
控えめな表側とは裏腹に、裏蓋はシースルーバック。135周年の記載に16/1229はリファレンスナンバー。ローターに浮かび上がるChopardの文字、たまりません。まだこれを見ながらお酒を飲む、という境地にまでは達していないのでまだまだこれから…
尾錠にもしっかりChopardの文字。これみよがしでなくさりげなくみえるのが不思議。
当時の箱や保証書、説明書も付属。couronneでのポリッシュもほとんど必要なかったというくらい綺麗な状態だったようで、こういった箱等も残っているのは大事に扱われていた証拠らしい。この辺りも嬉しいポイント。
細い私の腕には35.5mmは大きすぎず小さすぎず、理想的なバランスに感じます。ベージュのベルトは純正ではなくcrounneオリジナルと思いますが、ベゼルによく馴染んでいて、黒靴でも茶靴でも、スーツの色もさほど気にせずつけられるのが良い。
服飾品としては人生で最も高い買い物になったので、つけていて、あわあわして変に心配になったりするのかと思いましたが、気負いすることなく普通につけてどんどん使えています。(もうすでに誤って地面に落としてちょっと傷がついてしまいました…)
多分、今の私にちょうど良いのです。そういった意味でも最良の1本になりそうです。
まとめ
ぼんやりとしていたものが具現化され、何だかピースが埋まったような気持ちになりました。長い付き合いになると思いますが、気兼ねなくどんどん使います。18金なのでちょっと傷は怖いですが^^;
しかし時計の沼は本当に怖そうなので、付かず離れずでいたいところですが、どんどんすり寄っていってしまいそうです笑。強い意志が試されそうですが、今後も背伸びできるように頑張りたいと思います。
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