自分の洋服や靴を買うことはもちろん楽しいのですが、ここ最近は子供の洋服を買うのもとても楽しみになってきています。
そんな中、早いもので子供がつたい歩きができるようになってきたので、昨年つくったファーストシューズをおろしました。
※購入は生まれて3ヶ月。明らかに早すぎた笑。
「つくった」と言っても組み立てキットがあるものを購入して作成。購入したキットはウメロイークという鎌倉にある会社がつくっているもの。
umeloihc/ウメロイーク、自然界のすべての根源は生まれてくる新しい生命に込められ、その中でも子供は自然からの大切な贈りものと考えるネイティブアメリカンのスピリットからの造語。
https://www.umeloihc.com/brand/thought
ウメロイークのファーストシューズキットは、そうしたスピリットを踏襲しています。
天然素材の持つ質感・風合いを生かしたものづくりにこだわり、革の「鞣し(なめし)」作業を、安全性が高いタンニン鞣しで行っています。
直接肌に触れるものとして素材や製法にこだわり、全ての製造工程を国内に限定し、安心安全なものづくりを目指します。
革靴が好きな身としては、キットでも手作りで子供のものが作れる上に、革靴を作れるというところにも大きく惹かれ、妻と片足ずつ作成することもできたのでとても良い買い物になったと思っています。
このポストでは簡単に制作過程をお伝えします。
ウメロイーク micの制作
ウメロイークはプレゼントにもできるように、とても綺麗なラッピングと箱に入っています。
開封。
アッパー、ソール、中底、ヒールなどすでにカッティングと縫い目の穴あけがされたパーツと、縫針・縫い糸なども全て入っているのでこのきっと以外には縫い糸を切るハサミ以外は不要です。とてもお手軽。
革靴やバッグ、ジャケットなどの革製品のメンテナンスは散々やってきましたが、レザーの何かを作る行為はインソールをつくった(と言っても革を切るだけ)のみで、縫うことは初めてです。
しっかりとロウが塗られた糸を針に通して、いざ縫っていきます。
最初はアッパーの羽根の部分から。2本の針で穴を拾って縫い合わせていきます。
型押しのとても柔らかい革が使われていて足馴染みも良さそうです。
黙々と…
黙々と…
少しずつ形に…
アッパーが終わったら底付け…
こちらも黙々と…
黙々と…
………………
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………………………………………………
ここまで大体250穴くらい通したでしょうか?おおよそ1.5Hくらいだったかな。
そんなこんなで紐を通してあっという間に完成です。
ちょっと大変だったのはソールがある程度縫われていくと、どんどんと手を入れるのが大変になってくるので、後半は少し大変でしたが黙々と縫うだけの作業なので誰でも作れるかと思います。
この靴は何製法なんだろうか^^;
もう一つも完成し、できました。ファーストシューズ。
ベビーシューズらしく小さくて丸っこい形がなんとも愛らしいです。かわいい。
履いてもらうのを楽しみに、箱にしまって保管しておきました。
※履く前はもちろんデリクリとクレムでプレメンテです。
ファーストシューズデビュー
本当は歩き出してから履いてもらいたかったのですが、足のサイズが思いの外大きくなっており、入らなくなりそうだったのでつたい歩きもだいぶ様になってきたところで、デビューしてもらいました。
ウメロイーク、ファーストシューズを手作りでより特別にできる、良い靴です。
昨今の状況だと外で履けるのか怪しいところですが、まずは室内で靴にどんどん慣れてもらおうと思います^^
コメント
コメント一覧 (2件)
靴好き父としてはファーストシューズほっとけないですよね
自作という手があったか……と感嘆しています。
僕は、なじみの靴屋さんにお願いしちゃいましたが、父謹製は後にも話せそうでいいですね。
そろそろさん、コメントありがとうございます!
子供の服靴にも面白さを感じ始めているので、余計に放っておけません笑
むしろ誂えてあげるなんて・・・ぜひ完成したら拝見したいです!
父母で作れるというのが一番のポイントでした^^