ロロピアーナ・レインシステムは梅雨に最適か?ESTNATIONオリジナルスラックス

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梅雨真っ只中の今ですが、梅雨でなくとも雨の日には革靴だけではなくスラックスなど、傘では防御しきれずによく濡れる衣類にも少々気を遣います。スラックスはクリースも取れるし、ウールのものはコットンパンツよりも洗いにくいし…

という悩みを解決すべく土砂降りでも何も気にせず着用できるウールのスラックスを昨年購入しました。ロロピアーナ・レインシステム(LORO PIANA RAIN SYSTEM)を使用したESTNATIONのオリジナルスラックスです。

大手セレクトショップのオリジナルのコートなどで、ロロピアーナのストームシステム(防風・防水の加工をした生地)を使用したものも多く見かけます。
※ストームシステムの外側がレインシステムを使用しているとのこと

名前の通り雨に対応する生地を使用したスラックス、使ってみてのメリットデメリットをご紹介いたします。

Contents

ロロピアーナ・レインシステムについて

レインシステムは一言でいうと、生地への撥水加工です。

撥水性能はもちろんのこと、汚れにも強くなり、かつ生地の風合いはそのまま維持というのが特徴。それだけ聞くとさすがロロピアーナ。

加工の際にも環境負荷をかけないように配慮されているそう。

手入れは加工が取れないように、高温のアイロンを気を付ければ良い様です。

ESTNATIONオリジナルパンツ

セレクトショップでは価格帯は高めのESTNATION、オリジナルのものはこのパンツが初めての購入です。

1プリーツのテーパードシルエット、表地はウール100%のレインシステム、裏地はキュプラ、サイズは48です。

インコテックスやジェルマーノなどと比べると、ややゆとりがある形をしています。

股上はやや浅め、アウトプリーツ。裾幅は18cmとやや細めなので仕上げはダブル幅4.5cm、ハーフクッションになる長さで。

スラントポケットにウォッチポケット、ウエスマンの幅4cm、諸々の仕様はとてもベーシックなものです。

なのでこのスラックスの特徴はやはりレインシステムの生地ですね。着用してみてのメリットデメリットを簡単に記載します。

メリット:レインシステムの撥水力

特徴であるレインシステムの撥水力はどんなものか、簡単に実験してみました。

水をスラックスにかけてみると…

ばっちり撥水!30分ほどこの状態で放置しましたが染み込む様子はありません。タオルで水分を拭き取っても水跡は全く残りませんでした。

数十分、雨の中歩いてみても、パパッと払えば表面はすぐにドライな状態に、そのため濡れて生地が肌にはりつくこともありません。とても優秀な撥水力です。

デメリット:風合いと通気性の悪さ

今回購入したスラックスを見てみると、加工してあるだけあって表面はややパリッとしていて加工感があります。

正直なところ加工のないウールのスラックスと比べると風合いは劣るかなあという印象で、ポリエステル混の生地と似た感じです。

そして、表面の撥水力とトレードオフの関係にあるのでしょうがないのかなと思いますが、通気性は悪いです。梅雨の時期はジメジメとしているのでよりその通気性の悪さを感じます。

保湿性はあるとも取れるので、着用する時期を選ぶ感じかなあ…

まとめ

ロロピアーナ・レインシステムのメリットはその撥水力、デメリットは風合いと通気性の悪さ。

今時期の梅雨に着用するには通気性の悪さはちょっと辛いところです。保湿性はありそうなので、SSの商品ではありますが少し肌寒くなってきた雨の日に着用するのが最も効果を発揮しそう。

ジメジメした雨の中でも快適に履けるパンツ探しはもう少し続きそうです^^;

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