またまたイタリアナポリのシャツ、今回はBEAMS別注のBORRIELLO(ボリエッロ)セミワイドカラーリネンシャツです。
こちらのシャツはZOZOのBEAMSのセールで先月購入したもので、梅雨明けしてから夏本番に着用しようと思っています。
仕事用のリネンシャツはBrooks Brothersのものか鎌倉シャツのものを着用してきましたが、いざ衣替えで見てみるとネクタイ着用前提でよりハードに着用していた鎌倉シャツが流石にくたびれていたため買いかえ。
いろいろなブランドのシャツを試している最近、初めて経験するBORRIELLOですがナポリらしいシャツのつくり、素材の良さが際立つシャツになっています。
BORRIELLO(ボリエッロ)について
BORRIELLOは1980年にスタートしたブランド。ブランド名の通りボリエッロさんがナポリ近郊で立ち上げたそうです。特徴としては生地の良さ、独自のパターン、新しいスタイルの追求。
OEMなどで評価がどんどんと上がり、現在の高級シャツブランドとしての地位を確立したそうです。購入したBEAMSでは2017年からの展開、伊勢丹などでもオーダー会をやったりと、これから展開がもっと増えてくるかもしれませんね。
BEAMS別注リネンシャツの詳細
一度洗いをかけ、そのまま短時間着用した後の写真です。少し透け感のあるシャツなのでインナーは必須ですが涼しげな印象。
リネンらしいぷるっとした質感と刻まれるシワ。
ボリエッロのシャツの特徴に高品質な生地、というのがありましたが、ゴワツキを感じるざらっとしたリネンではなく、滑らかですべすべのリネンが使われています。テキスタイルメーカーはおそらくアルビニです。
このシャツのハンドの箇所は、前振袖、襟、ボタンホールの3箇所。
袖と見頃の縫代幅はほぼ上から下まで同じ幅です。
前の写真でもお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、肩山のギャザーがかなりしっかりと入っています。まるで貴族のシャツのよう。
肩山と同様に背中のギャザーもしっかりと。リネンという素材を使いながらもかなりドレス感強めのシャツです。
ビジネスで着る想定で購入したので、アイロンは必要ですが、甘めにかけた方がこのシャツは綺麗に見えそう。
襟はフラシ芯、運針は10針ととてもピッチが狭い。すべすべ滑らかなリネンとのGAPもなく◎
ガゼットはマシン、ブランドイニシャルのBが刺繍されています。裾の処理は4mm程度、少し乱れがあるようにも見えますがリネンのうねりの影響もあるでしょう。
背面のダーツはなしですが、ウエストのシェイプも効いています。
今まで見てきたイタリアのシャツのなかで、リネンなのに最もドレッシーなシャツだと感じました。
着用感・サイズ感
襟が綺麗。
そしてやはりギャザーが際立つ。
着用してみての第一印象です。
大襟がしっかりとしているためへたらず、セミワイドですがネクタイをはずしても様になりそう。
今回購入したシャツはいつも通りの39。
サイズ感としては普段39サイズを着用する私ですが、着用時にはジャスト、前屈みになるとわずかにつっぱりを感じますが、アームホールは細くても窮屈さを感じない良いパターンです。前かがみの時のつっぱりは私は良く起きる事象、リネンということを鑑みてゆるめの雰囲気を出すという視点ではともう一つ上のサイズでも良いかもしれません。
また、パターン同様にブランドの特徴でもある高品質な生地はまさにその通りで、アルビニの滑らかなリネンは非常に気持ちが良いです。素肌に着たいくらいですが素肌に着て汗でペターっとなったら惨劇なので大人しくエアリズムで着ることにします^^;
Shirts : BORRIELLO
Tie : Atto Vannucci
TAGLIATOREのジャケットもリネン82%と、リネンにリネンを重ねても、タイドアップしてもきれいにまとまります。
BEAMS別注でタイスペースが通常のものよりも大きくとってあるのだとか。今年はマスクも必須な状態なので、倒れない程度にネクタイも楽しめたらと思います。
まとめ
リネンは着用すればするほどプルプルっとした独特の質感になる楽しみな素材。今後着用していってギャザーとこのリネンの生地感がどう共存するのか楽しみでなりません。
襟がしっかりしているのでネクタイをしても良いし、暑ければノータイで、この夏どんどん着用しようと思います。
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