2022AWにアローズでオーダーしたRotaのスラックスが良すぎたので、2023SSもオーダーしたのでご紹介させてください。
オーダーする以前にもRTWのRotaは290や291のスリムなモデルは購入したことがあり、もちろんそれはそれで良いパンツなのですが、クラシックな太さのパンツが好きになっている昨今では、前回オーダーしたSIRIOはたまらなく良いので、今回も同じモデルで。
前回同様にオーダー会→スラックスの紹介という流れでご紹介します。
2022AWのオーダー会
前回のオーダーしたものは以下にまとめていますのでご参考まで。
3/11〜3/27に開催されたパターンオーダー会
オーダー会は3/11〜3/27に前回同様に六本木のアローズで開催。メンズフロア入って右奥のドレスエリアにバンチが並んでいます。その時はたまたまですがAVINOのシャツオーダーも同時開催されていました。
前回のオーダー会ですごく良くしてくださったスタッフの方にまたお願いしたくて、事前に連絡をして接客していただきました。
スタッフの方と雑談をして早速バンチを。定番のバンチ、シーズンのバンチ、そして過去のバンチ…めちゃくちゃボリュームがあってみるのが大変なのですが、オーダーならではの楽しい時間でもあるんですよね。
SSだったのでリネンがいいかなあと最初は思っていましたが、バンチを見て、触って、スタッフの方の経験も交えて悩みに悩みます。モデルは前回同様のSIRIOにしようと決めていたので、今回は生地選びだけで1時間弱、とても幸せな時間です。
選んだ生地①
悩みに悩んで選んだのはこちらのベージュのコットンウール。コットン55%、ウール45%ですが240gと軽い生地で春夏向けの生地です。
決め手になったのはメランジの絶妙な色味とコットンとウール両方の良さが出るであろう生地感。この色味なら春夏はリネンのシャツと合わせてシンプルに、秋口も問題なく履けるでしょう。また、コットンだけだとシワが気になりますがウールが入っていることにより皺も軽減されそうでとても気に入りました。
選んだ生地②
SSなのだから当然春夏用の一本を、のつもりだったのに、前回頼んだ時は12月末納品で思ったよりはけなかったなあということが頭をよぎりましてね。
良いのがあればとか思っていたら欲しいなと思っていたグレンチェックでめちゃくちゃいいのがありまして。大柄のグレンチェックは22AWでDistrictが入れていたCARUSOにあって最後まで買うか迷ったことも、さらにスタッフの方からも仕立て映えするし損はない一本ということも後押し。
360gのウール100、冬に大活躍してくれる一本もお願いすることにしました。
前回同様にオーダー時点では長さを決めず、アンフィニッシュで納品してもらって現物で合わせることにして、仕様は全て前回同様に。
なお、過去バンチにあったで400gのヘビーリネンもいいなと思ったのですが、アローズだけでなく各所で同時期にオーダー会が開催されるため、確実に注文できるかもわからないリスクなども鑑みて今回はやめることにしました。
納品とコットンウールの一本をご紹介
3/11にオーダーして7/8に到着しました。オーダー品の納品はいつも楽しみなものですが、Rotaもすごく楽しみな存在に。なお、グレンチェックは実際の着用が先になるので別途ご紹介いたします。
仕様・各部寸法
アローズのRotaオーダーは生地、サイズ以外にはスリム、ベーシック(こちらがSTEVEシリーズ)どちらか、そこからノープリーツ、ワンプリーツ、ツープリーツ(いずれもアウトプリーツ)、ベルトループ・尾錠、ポケット、フロントの仕様、サスペンダーボタンを選ぶというオーダーです。
※バックポケットのボタンをつけない、等はできない。
今回お願いした仕様は以下の通り、前回と全く同じになります。
- モデル:SIRIO/2/C CINT.MIL
モデルはSIRIO、STEVEシリーズのベーシックなシルエットのもので2アウトプリーツ、そしてベルトレスのサイド尾錠であるMILANO、そしてポケットはアメリカン(スラントポケット)に。 - サイズ
奇数サイズの49に。 - 生地
前述の通り、コットンウールの068/14、シーズンバンチから選びました。 - フロント
実用性を考えてジップに
主要な各部寸法は以下の通りになります。
採寸箇所 | 実寸 |
ウエスト | 43cm |
股上 | 26.8cm |
股下 | 71cm |
裾幅 | 21cm |
全体像
仕様の細かな説明は前回同様なので割愛しますが、ベーシックなシルエットに弓形の曲線を描くとても綺麗なシルエットをしたパンツです。
色味の再現が写真だと難しいのですがバンチで見るよりもやや明るめのベージュ。合わせるものを選ばない非常に万能な一本になりそうです。
各部詳細
プリーツ、持ち出し、ウエスマンの幅、尾錠の雰囲気に生地に合わせて選ばれた水牛ボタン、フロントに配置されたサイズ表記。この辺りは前回同様に変わりません。
前回と変更したのはダブル幅。今回は軽めの生地ということもあって5cmにして、さらにヘリンボーンテープを巻いてもらいました。
購入価格
例に漏れず値上がりの波にのまれて、前回と同じ生地でも値上がり…このパンツは79,200円…OH…
コーディネート
イングレーゼのカプリシャツにカルミナのコードバンタッセルと。
軽めの生地ですがストンと落ちて、とても綺麗なシルエットのパンツ。プリーツも綺麗に入っていて存在感があり、この夏は暑いのでシャツ一枚になることが多いですが主役になれるパンツです。
シリカのジャケットと合わせた優しい色味の合わせ。もちろんネイビーのジャケットには合うでしょうしCOLのリネンジャケットにも合いそうです。ベージュは万能カラーですから何にも気にせず、パッと履けるパンツ、とても重宝するはずですね。
まとめ
Rotaのオーダー2本目となった1本をご紹介しました。納品されてからまだ1ヶ月ちょい、今年は非常に暑いのでシャツ一枚で合わせることが多いですが、9月に入ったらジャケットにもどんどん合わせていこうと思います。もう一本は別途ご紹介させてください。
安くはないですがとてもお勧めのパンツです。なんと今日8/18から2023AWのオーダー会が六本木のアローズで開催されています。値上がりがそこまでしてないといいのですが、ホームスパンの生地など良いのがあったら作りたいな。
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