引越し等々でバタバタしており、またしても間隔が空いてしまいました。
今回ご紹介するのはmasao shimizuの再構築デニムパンツです。
masao shimizuの再構築デニムは手に入れたいなあと思いつつも、良いサイズに巡り会えなかったり、シーズンによってはちょっとやりすぎかなあと感じたりで縁がなかったのですが、ヤフオクで良いものに巡り合うことができました。
masao shimizuの再構築デニムは古着のリーバイスを解体して再構築したもので一本たりとも同じものがありません。なので良いなと思ったものを逃すと次はいつになることやら、と言うことで荷物を増やすなんて普通は考えられない引っ越す直前に購入。すまん、妻。
こちらが購入した再構築デニムです。
色の明度が同じくらいのデニムで再構築されているため、コテコテ・いかにもな見た目ではなくさりげなさがとても気に入っております。
13awのものであることはインスタで懇意にしていただいていて、同じく13awのものをお持ちのchappsen10さんに教えていただきました。
※chappsen10さん、ありがとうございます。
パッと見たときは股のところが特徴的、膝の抜けや少し黄変しているところなど古着のリーバイスによく見られるものですね。
背面側。膝裏からの切り替えとポケットを一度外し、少しずらしてサイド縫い付け。
ポケットの方がより薄い色なので同じ個体を付け直しただけではなく、おそらく違う個体のポケットをつけているのかな。
ポケット自体も、上辺の部分は別の個体のものをわざわざ縫い付けているように見えます。
個人的に一番面白いなと思ったのは、インサイドのシーム。
シームを連続的に構築する、のではなくてこれでもかと言うくらい不連続に繋がれたシーム。
パッチワークやリペアでもない、再構築という名前が感じられる部分です。
腰回り周辺を見ても、色の差を見せるためにあえてずらしたり、元々紙パッチがついていたであろう部分が真横に来ていたり。
機械的に解体して再構築、ではなく見るもの・履くものを楽しませてくれるパンツです。見るたびに新発見が出てくるのかもしれません。
裏返してみると再構築の箇所がよくわかります。でもおそらく、気づかないくらい細かな作りや技法、気遣いで作られているのかなあとも思います。
所有欲を大いに満たしてくれるこのデニムですが、唯一…と思うのはこの再構築でできた裏面のシーム。
ちょっと履くと膝に触れてこそばゆい感じですwもう慣れはしましたが。
届いた次の日にさっと履いてみたのがこちら。いかにも感がなくてクセがありません。
ネイビー系との相性はやはり抜群ですが、ジャーマントレーナーともすっと馴染みますし、冬になったらベージュのニットに合わせても良さそうです。
このmasao shimizuの再構築デニムとマルジェラのインダストリアルアーティザナルのパンツがあればちょっと変わり種のデニムパンツは十分だと感じます。
幸いにも両者ともに薄くなっている箇所もまだなく着用頻度的にもしばらく履けるかな^^
普通に考えたら引越し直前と買うタイミングではありませんでしたが、ちょっと無理して購入して良かった一本となりました。
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