以前、雑に紹介していたFoot So Portのロングウイングを改めて紹介します。ピンピンのデッドストックで購入して以来、レーダーオイルは入れたもののほとんど手つかず、紐すら通していない状態でした^^;
インソールはこのタイプ、Made in USAの表記があり、
458の表記から85年4月製と推測されます。
ケンムーアなんかと比較するとメダリオンの穴径は小さく、またトゥも細めの印象。ステッチはダブルで、ピッチはそこまで細かくなく少しずつコストダウンの波に押された形でしょうか。そう言った細かな面では時代を表しているものの、良くある羽根の部分の継ぎ目はなく、とても丁寧に作られている印象です。どことなくリーガルに近いかも。出し縫いもかなり綺麗に縫われています。
革は当然ながらピンピンの状態。革の厚みはそこまで厚くないのですが、しっかりハリのある剛性感のある革です。
Foot So Portといえば、Aldenと同様にOrthopedic ShoesでArch Support Systemという土踏まずをグッと持ち上げ踏まずで支える構造が有名。それを示すかのようにモディファイドラストと同じく、ウエストが絞られているのがわかると思います。
横から見てもくびれが綺麗です。実際に履いてみてもしっかりと踏まずの部分がサポートされている感覚。
インソールをみてみると、先の方は縫い合わせの糸、ライニングはファブリック仕様です。
靴紐も当時のものがついてきました。丸ひもに近い平ひも。同じものがあるならぜひ買いたいwこの靴は2枚目のこのアングルが最高に好きです。セクシー。
たらればを言っても仕方がないのですが、もっとFoot So Portの箱付きデッドがたくさん日本にあり、知識をつける前に購入したかったなぁと強く思います笑。
さて、なぜわざわざこの靴をまた紹介したかというと、手放す決意をして記録のために残しておきたかったから。
とある事情で家のスペースを空ける必要があり、少しずつ整理を始めています。…もちろんビン靴全てを手放すわけではなく、今後もサイズが合うことを前提に良いものがあれば購入はするつもりですが、今あるものはデッドやミントでその状態で取っておきたいものを5傑程度に選別し、あとは履くか手放すかを決めて整理を進めてます。
選別した5傑は近日中に公開予定です!
コメント
コメント一覧 (2件)
まるすけさん
お疲れ様です。
foot so port 作りも丁寧ですし、何より色がいいですね。履き込んでいきたいペアですねー。
僕の場合、娘が産まれたとき、ダサいおじさんだといやだなと、娘とファッションの話をしたいなと思ってアメカジを集め始めました。
いろいろ、ご事情あるかと思いますが、ビン靴も、ゆっくり、そろそろ集めましょうか(笑)。あとは、嫁の顔色をみつつと(笑)。ではでは、失礼します。
しんのすけさん
コメントありがとうございます。
履いた時のフィット感はAldenとはまた違っていいんですよね。
確かに娘さんに「うちのオヤジダサくて一緒に歩きたくないんだよね」とは言われたくないです笑
ビン靴は今までハイペース過ぎたので、自分の感性とサイズに合うものをじっくり買えるようになりたいです。妻の顔色は靴以外でも…笑