8月の猛暑日連発とはうって変わって、だいぶ秋めいてきました。
25度前後の気候になってくると、いつ頃衣替えしようかと毎年のように迷うのですが、リネン混のもので茶系や濃いめのカラーのものはまだ活躍してもらうことが多いです。
夏の素材のイメージであるリネンは通気性はもとより保湿にも優れているので、フランスヴィンテージのワークコートやジャケットのリネンのものなんかはもともと冬でも着られていたのだとか。
とはいえ流石に明るい色のリネン100%のシャツはそろそろお役御免です。
ともに夏場にのみ7年ほど着用しているBlack Fleeceのものと、Brooks Brothers 346line(=アウトレット品)を洗濯してアイロンをかけしまおうと思ったのですが、結構仕様や素材感が異なるので記録に残しておくこととしました。
Black Fleeceと346
Black Fleeceはすでに休止してしまっていますが、THOM BROWNEのデザイン、2007〜2015までBrooks Brothersの中での最高級ラインとされていました。
サイズ表記も本家THOM BROWNEにならいBBの後に00、0、1…などの表記です。
シルエットもブルックスにしては細く、現在のMilano Fitよりも細いと思います。
一方で、346はアウトレット専売のライン。Factory Storeの多くを占めるのがこのラインでした。今現在はこのタグではなく見分けがつきにくいですが、以前はこのように346と明示されわかりやすかった。
比較
いずれも同時期に購入しとても気に入っているシャツですが、当時の最高級ラインと最安価ラインとはいえ、ともにマシンメイドで襟の高さ、ロール、袖付けや縫製のピッチは特に変わりはありません。
その点は346ラインが頑張っている、のかBlack Fleece頑張れ、なのか。ですが、細かな手の込み具合と綺麗なシルエットを求めるのであれば間違いなくBlack Fleeceだとは思います。
生地感
リネンの質。ともにIrish Linenだと思います。
Black Fleeceはハリとコシが強めのリネンで毛羽立ちなども少なく、くたびれてもいません。まだまだこれから着込んでいけるでしょう。
346はリネンのプルンっとした生地感で柔らかいのですが、表面が多少粗く毛玉ができてきてます。ちょっとくたびれてきているので毛玉をとってあげないと。
デザイン
細かなデザインは結構違います。
まずはスプリットヨークにロッカーループ。
スプリットヨークは柄がロンドンストライプということもあると思いますが、知る限りBlack Fleeceのシャツは無地でもスプリットヨークです。
ロッカーループ、好きなんだけどBlack Fleeceのものは小さくて一度も使用したことがありません笑
続いて裾。Blaack Fleeceの特徴である、前立てが途中で終わる、ラウンドしたデザイン。
タックアウトしてもデザインで楽しむポイントになるのと、パンツの中で左右別れを防ぐようにカットされています。
タックアウトするには丈長いんですけどね^^;
ガゼットもBlack Fleeceはしっかり三角パッチ。ヤマナカシャツでお伺いした際には、もともとの強度アップの目的では不要で、デザイン性目的で付いているものがほとんどとのこと。
ポケットの大きさ、デザインも僅かに異なります。
最後はカフス。346はアジャストのラウンドカフス、Black Fleeceはプレーンのカットオフカフス。芯地はBlack Fleeceの方がしっかり。
また来年も
思いついたので簡単に比べてみましたが、差はあれど両方まだまだ活躍してもらいたいシャツ。
また来年も7月〜9月まで、翌年も…擦り切れるまで愛用したいと思います。
コメント
コメント一覧 (2件)
おおっ!丁度昨日、BBのオンラインストアでNavyのリネンシャツを購入したところです!
Saleで30%OFF、さらに20%Offチケットが付与されたので夏が終わったにもかかわらずポチってしまいました。
でも、仰るように濃い目のリネンシャツはまだ使えますね。
7年程着用されてまだまだ現役とのこと、私のシャツも長い付き合いができそうで到着が楽しみです。
Ironさん、コメントありがとうございます!
おお、グッドタイミングでしたね^^
形崩れもなく、かなりタフにきられるシャツだと思いますのでどんどん着て洗い込んでいくのが良いかと思います◎ネイビーであれば色の変化も楽しめるかもしれませんね〜!
着込んだ後の感想をぜひ教えてください^^