Edward Green Falmouth 202 Last Single Monk Strap

革靴に興味を持ち始めたころ、内羽根のストレートチップかウイングチップにばかり目が行き、モンクストラップはカッコ悪い、ダブルはいいがシングルなんて特に！そんな風に思っていた時期もありました。


その理由を思い返してみれば、ストラップ＝スニーカーにもあるデザインで革靴感を感じられなかったから。


などととってつけた理由を書いてみましたが、当時もあまり深い理由はなく、感覚的になんとなく…で避けていたんだと思います。


Instagramなどで、色々な方の足元を拝見しているとシングルモンクストラップを細身のパンツに合わせて、モンクストラップのボリュームとバランスをとって履くのがとても素敵に見え、シングルモンクストラップへの欲求が増していき、そんな時にebayで見つけたのがEdward GreenのFalmouthです。


その仕様が探せどなかなかないものでドンピシャだったので、USEDですがドイツのセラーから購入しました。着用もほぼなくとても綺麗な状態、かつ関税込みで3万ちょっとでしたので良い買い物ができました。

概要

すでに廃盤になっているようで、また数も少なかったのか情報も少なめです。

メーカー　：　Edward Green
モデル　　：　Falmouth
ラスト　　：　202 E
サイズ　　：　7/7.5（UK/US）
ソール　　：　シングルレザーソール
年代　　　：　2000年前後（金枠MADE BYなしのロゴ）

ラストは安定の202ラスト。グリーンの中では32、82、88、202と履いていますが、間違いなく202が一番履きやすいので202ラストだったことも購入の決め手。

金枠のMADE BYなしのロゴなので、Chelseaと同じ年代。革質も抜群に良いです。

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詳細

革質は他のグリーン同様に抜群、どこのタンナーのものか非常に気になるところです。

履きジワもあまりついていない状態ですが、ツリーを入れるとシワが伸びる様子は細かなシワの入る良質な革ならでは。やはり気持ちがいいものです。

シングルモンクを選ぶ時に、一番重要視したのがこのバックル。

鈍いゴールドと主張少なめの華奢で控えめなサイズ。モンクストラップらしい、となるとバックルに目がいきがちですがこの主張のなさが素晴らしい。

ここまでの写真でお気づきのかたもいらっしゃるかと思いますが、ストームウェルトになっています。ストームウェルトがついているモンクストラップはなかなかないのではないでしょうか。

このストームウェルトにより立体感が出て、全体のボリュームが出ていると感じます。

外側の踝が低く設計され、ホールドする箇所は少ないのにかかと周りはがっちり掴んでくれます。

綺麗なオケツ。

ストームウェルトがあることによって、▲型がより強調されています。他のグリーンと比べてみてもドッグテイルは大きめ。プレーントゥで細くはないラストなので存在感のある方がバランス取れるでしょう。

いつも通りのケア。底光りする妖艶な革。プレーントゥということもあり前半分に継ぎ目がなく、さらにモンクストラップということでタンも短い。一気に広い面積を磨くことができて磨いていてとても楽しくなる靴。

これから装いも重厚さが出てきて、フランネルやツイードのパンツ、コートなんかと合わせると最高に良いのではと。

秋冬の装いを考えるのは、やはり楽しいです。