このブログでご紹介するものは革靴やマルジェラが多いですが、それに次いで多いカテゴリーははシャツです。
気になるシャツがあるとついつい試してみたくなるのですが、そんな中でとても気になるシャツが彗星の如く現れました。
そのシャツとは、ブログ繋がりでできた友人であるOboistさんが、愛知県の老舗オーダーシャツ屋さんであるマルヤスさんとシャツを企画されるとのこと。
もれなく注文して待つこと3週間。シャツが本日届きまして、すぐに着て。
「ああ、これはきっとたくさん着るだろうな」と1度の着用で確信しました。
そんな通称「Oboistshirt」をご紹介いたします。
Oboistshirtについて
冒頭で簡単に記載しましたが、Oboistshirtはブロガーオボイストさんと老舗のオーダーシャツ屋さんであるマルヤスさんがコラボして生まれたシャツです。
「毎日でも着られる正しく優しいシャツ」をテーマに、打ち合わせや試作を重ねて完成したモノ。
Oboistさんのこだわりをマルヤスの職人さんである安井さんが見事に具現化されていく様子を見て、こんな企画からものが出来上がる過程まで味わった上で購入することのできるシャツはそうそうないと気持ちも上向き。
気がつけば予約開始日をフライングしてオーダーしていました笑。
Oboistshirtの詳細
今回購入したシャツはこちら。
ベーシックなサックスブルーのスタンドカラーシャツになります。生地はGIZAコットンでドレスよりもカジュアルに着たいと思ってオーダーしました。
手にしたときの第一印象はすごく丁寧に、誠実に作られたシャツ。
こうしてみると、特に変わったところのない普通のシャツに見えるのですが…
まず目を引くのが鳥足でしっかりと付けられた15mmのボタン。そして少し高めに取られた3cmのカラー。
大きめのボタンが使われたシャツはマーガレットハウエルのものくらいしか所有していないのですが、高瀬貝ということもあって思ったよりもカジュアルになりすぎません。
また、高めのカラーは安井さんと直接やりとりさせていただいて、全体のバランスを見ておすすめの高さでお願いした結果になります。
3cmとなると結構高さもあって大丈夫かな、と思いましたが、全く違和感がなく馴染みました。
続いて、こちらもシャツとしては珍しい片玉縁ポケット。
通常のパッチポケットに比べると手間もかかるしバランスもどうなのかな、と思いましたが、丁寧に作られたポケットは全く違和感なくもちろんポケットとしても使えます◎
個人的にシャツのポケットはほとんど使わないので、ボタンダウン 以外はポケットなしが好みですが、この仕様であればさりげなくアクセントになって良いですね。
続いて袖。タックが3つ、大きくはっきりと入っています。
大きめのラウンドカフですが、毎日でも着られる、ということでドレスでもカジュアルにも両方対応できるように、コンパーチブルカフスになっているのでこのバランスにしているのかな。
このカフス、こんな仕様もあるんだと勉強になった部分で、通常のコンパチカフスだと、シングルカフの仕様はそのままに、ボタン側にもボタンホールがあいている(わかりにくくてすみませんっ!)のですが、根巻きを長めにとることでボタンがボタンホールをくぐって外側にも出せるようになっています。
そうすることで、左のようにシングルカフのような止め方もできれば、右のようにダブルカフスのようにもできる、画期的な仕様!
カフリンクスがなくてもダブル仕様にできる、結構感動した仕様です^^
背面は両肩の近くにギャザーを寄せて可動域を広くしています。まさに着る人に優しいシャツ。
肩周りが窮屈なシャツほど疲れるものはありませんから。
襟下にMaruyasuさんとOboistさんのイニシャル、そして前たての下側にネームタグが付けられています。
運針はシャツの雰囲気や生地を見て変えているそうですが、細かすぎず、あらすぎず絶妙なバランスです。縫製はどこを見ても全く乱れなく、本当に丁寧に作られています。
そのほかも、ガゼットは内側ガゼットでシンプルに、一番下のボタンホールが横一文字になっていたり着る人のことを考えられた仕様、何より安井さんが心を込めて作ってくださったというのが伝わってくる、そんなシャツです。
早速着用
写真撮影はそこそこに、すぐに着用してみました。私はカジュアルに着用したかったのでLサイズを選んでいます。
洗いをかけていませんがGIZAコットンは非常に柔らかくさっと馴染みます。
ごくシンプルなシャツですが、ポケットとボタンがやはり良いアクセントになっていますね。
さっとデニムと合わせてみて。1枚で着てみても主張しすぎないんだけどしっかりと主張してくれると言いますか、シンプルだけど物足りなさを感じないシャツです。
もちろんインナーとしても!これからの季節は1枚で着ることが多くなると思いますが、インナーとしても汎用性高く活躍してくれそうです。
作りの丁寧さも相まって、これは長く着られそう。
懐の広さ
もうお気づきだと思うのですが、元々のOboistshirtはレギュラーカラー。全然違うじゃん!はい、その通りです。
私がわがまま言ってスタンドカラーにしていただきました^^;
また、着丈も短くしていただいたり…と着用面だけでなくオーダー面でも懐の広さを感じられる…
シャツの企画から知った上でオーダーする時も、着る時も懐が広いとなったら、とても贅沢なシャツですよね。
まとめ
1日着用しただけですので、まだまだそのポテンシャルは感じきれていませんが、間違いなくたくさん着るシャツであると確信しました。
友人であるOboistさんはもちろん、職人の安井さんともやりとりできて、まるで私自身も一緒にシャツを作り上げたような気分にさせてくれたシャツ。
まだご覧になっていない方はぜひOboistさんのブログをご覧になってください、おすすめです!
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