久しぶりに引っ張り出して着てみたら、良さを再認識できたシャツ。
2012年ごろに中目黒のPARKINGで購入したMARKAWAREのファンシャツです。当時ふらっと店に入ったときに、なぜかビビッときて2万円ちょっとで即購入したもの。クレイジーパターンのシャツは主張が強く、着られる場面やコーディネートが限られるのですが、なぜか魅かれるものがあるのです。
このシャツも袖を通すとコーディネートが明るくなり、楽しくなるシャツです。手持ちのマルジェラには全くもって合わないのですが、リーバイスの501にこのシャツ、バラクータなどと合わせるのが気に入っています。
MARKAWAREについて
このブログでは初めて登場するMARKAWAREなので、お決まりのブランド概要を。EELやOrdinary Fitsなどもそうですが2010年前後に肩肘張らない系ドメスティックブランドが注目されていた記憶があります。私の中ではMARKAWAREもその中の一つで、特にミリタリー系のアイテムが得意なブランド。
マーカのブランド名の由来は「karma(カルマ)」を単語の文字列を並び替えるたアナグラム、また「mark」と「a」という二つの英単語の組み合わせて様々な意味を含ませたもの。
https://www.fashion-press.net/brands/347
「マーカウェア(MARKAWARE)」は、”大人のための、洗練されたハイエンドガーメントを提案”、「マーカ(marka)」は”より都会的なエッセンスを注入したカジュアルライン”という位置づけ。
メイド・イン・ジャパンのメンズウエアを発信。素材選び、縫製、加工など、洋服作りに全アプローチを国内で行う。そんな確固たる精神のもと、古き良き時代から培われてきた職人的ディテールワークに独自のモダニズムとウィットを盛り込んだメンズウェアを発信。美しいカッティング、装飾の少ないシンプルなデザインが人気。
このシャツも例にもれずMade in Japan.どちらかというとカジュアルラインのmarkaで出ていてもおかしくないようなシャツですが、シルエットはやや細身でアームホールも細め。
大人のための洗練されたハイエンドガーメント、の解釈が難しい。MARKAWAREの中でも珍しいアイテムなのかもしれません。
シャツ詳細
ご覧の通り、ホワイト、グレー、ピンク、ライトブルー、ブルー、イエローの6色を使ったシャツです。
このシャツをつくる立場だと、どのカラーをどの場所に割振ろうか、バランスよく見せるのがなかなか難しそうで悩んでしまいそうです。イエローもピンクも、ビビットなカラーではないので優しい色合いで派手そうでそこまで派手に見えない。
生地はオックスフォード。厚みは中程度のしっかりした生地です。素材の良さもブランドコンセプトに入っているMARKAWAREらしくごわつかずなめらかで良質な生地だったのが、洗いによってだいぶこなれて柔らかくなってきました。
おもしろいのは、前立てとガゼットに赤耳が入っているところ。この赤いラインが入るだけでテンションが上がるのは私だけではないはず。
縫製のピッチも細かく乱れなし、平面でなく立体的になるように縫われています。
前振りの袖に
湾曲したヨーク。袖も湾曲しているので身体によりフィットするシャツです。素材、縫製、型紙と手がかかっています。
今後も着用したい良いシャツ
Made in Japanの名に違わぬ品質の高いシャツ。色からすると春夏に向いているシャツですが、ダークトーンの中に差し込むととても映える、でも派手すぎないので秋冬でもすっと溶け込む不思議なシャツ。歳的な問題もあるので着られるうちに着ておかないと^^;
ざくっとカジュアルに着られる白いシャツを探していますが、MARKAも検討してみようと思います。
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