出会ってしまったオフホワイトのリネンジャケット。
もうしばらく前ですがCOLのリネンジャケットを作る際に、何色にするか悩んでいたところ旧Twitterでオフホワイトも良いのでは、というアドバイスをもらって。その際は結局グリーンにしましたが、いずれは欲しいなと。
シャンブレーやデニムシャツに合わせたらすごく映えそうですし、確かに1着あったら楽しみが増えそう。でも着用回数はそこまで多くないだろうなーなんて思ってオーダーには踏み切れなかったのですが、ふらっとナノユニバースのアウトレットに立ち寄った際に出会いました。
いつも通りご紹介させてください。
購入したのはDe PetrilloのPosillipo
タイトル通りですが、購入したのはペトリロの定番モデル、Possillipoです。
全体像
オフホワイトのリネンジャケットと聞くとシャツジャケットのような軽くて爽快で、リゾートで腕まくって着るようなイメージを私はもちます。が、購入したのはそんな雰囲気はなく硬く重いリネンを使った1着です。前者だったらシャツが良い。
オフホワイト、というかライトベージュにも近い色味で真っ白よりも使いやすい。真っ白ならそれこそシャツがいい。
この色味はやっぱり春夏の着用がメインになると思いますが、ベージュやライトブラウンなど、明るめのものと一緒に合わせてコントラストを弱めて着用したい。
仕様・モデル
ペトリロ定番のNAPOLIのPosillipo(ポジリポ)です。
ほとんどがNAPOLI(ハーフキャンバス仕立て)、その中でも段返り3つボタン、2パッチポケットのモデルがPosillipoらしい。私が持っているペトリロのジャケットは全てこれです。
※2パッチじゃなく切りポケットでもPosillipoと呼んでいるものがあったりするので、正直よくわからない…
選ぶ楽しみとトレードオフで、このモデルが多いのであれば自分のサイズさえ分かっていればネットなど購入の幅は広がりますね。
詳細
マシンではありつつも雰囲気のあるステッチ。リネンはステッチが映えますね。ゴージラインの高さ、角度、幅いずれも中庸で癖のない形をしています。
ほんのり雨降り袖。肩のラインは緩やかにカーブ、前肩補正は強くなさそう。
後見頃側からみても湾曲具合は緩やかめ。
いつも通り無難に、重ねの4つボタン本切羽で仕上げてもらいました。それこそ1つボタンとかにしてもよかったかなと思いつつ、やっぱり好みが優ってこの仕様に。ボタンはオフホワイトのナットボタンです。ちょっとのっぺりしているのでライトブラウンの水牛あたりに変えたらもっと雰囲気良さそうです。
バルカポケットに前見頃のダーツ、パッチポケット。安定のファクトリーメイド。
シンプルなタグ。大身返しで軽快な仕様。仕様は軽快でもずっしりの生地に全部持ってかれるけど…
生地
生地はまるで帆布のようにしっかりがっしり。店員さんいわくスペンスブライソンのリネンらしく、そうなるとTROPICALかTYRONEか…ただCOLで仕立ててもらったTROPICALよりもさらにずっしりしている気がするのでTYRONEのNATURAL、380gの生地じゃないかと思います。
ガサガサっとしたリネンという質感ではなく、比較的柔らかめで肌触りも良いリネンです。着込んだ時の変化が楽しみであることは間違いありません^^
購入価格
定価は結構なお値段。とはいえ今やペトリロのジャケットも20万する時代ですのでまだ手頃だった時期のものですね。購入は2023年5月ですが、おそらくその前年のもの。
ナノユニバースのアウトレットで70%オフ、さらにGWのセールということで2点購入でさらに10%オフ。ありがたいことに4万円ほどで購入できました。なかなか手を出しにくい色味なので個人的にはプロパーでは購入できないものです。これぞアウトレット、めちゃくちゃラッキー。
サイズ感・着用感・コーディネート
コントラスト弱めにとか言っておきながらグレーのパンツに黒のローファーと合わせていますが、上半身はやや明るめのデニムシャツと。やっぱり相性がとても良いです。白のリネンシャツにするならパンツはベージュ系で合わせてより軽快にも合わせてみたいですね。
生地はずっしりしていますが、ペトリロのジャケットは私の体型と相性が良いのか疲れにくく着用しやすいです。サイズもいつも通りの48でOK、その他、ペトリロ製と思われるErrico Formicolaのジャケットもとても着用しやすいのでペトリロはありがたい存在です。(ただ、例の如く値上がりがひどいですが…)
まとめ
オフホワイトのリネンジャケット、個人的にはなかなかチャレンジになるジャケットだったので非常にありがたい価格で購入できて本当にラッキーでした。なかなか今の日本の気候だと着用期間も限られてしまいそうですが、ニットポロと合わせてみたりしながら真夏に入る前までに楽しみたいジャケットです。
ペトリロのジャケットでご紹介できていないものもあるので、おいおいご紹介できればと思います。
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