CONCETTOのバルカラーコートをご紹介します。
そうです。トレンチコートと一緒に一緒に買ったのです。
BEAMSのオンラインショップで店舗取り寄せをして比較検討できる状態だったので、バルカラーとトレンチ両方を取り寄せて。
元々どちらかかなと思ったけど、試着したらまあよくて。どちらも棲み分けできる状態だったので両方買ったのです。
(先日購入した時計のポイントもあったので…はい、それがあるし2着もありだなと試着前から思ってました)
いつも通りご紹介させてください。
CONCETTOについて
トレンチコートのご紹介記事で、紹介しておりますのでよければご覧になってください。
CONCETTO:SINGLE BELTED COAT
タイトルはバルカラーコートとしていますが、ブランドとしてはシングルベルテッドコート、が正式名称のようです。トレンチと同じところも多いので、差分を中心にご紹介します。
全体像
大きめの襟にフライフロント、ベージュの中庸な色味にベルトのつくコート。いわゆる、バルカラーコートといえばこの形がまず思い浮かぶようなベーシックな形をしています。
このシンプルで中庸な形でBEAMSの別注ポイントはどこか、袖が一枚袖。いわゆるシングルラグランコート。BEAMS Fはオリジナルのシングルラグランコートもたくさんリリースしてますね。
やっぱり美しいなと思うのは背面のドレープでしょう。Aラインのパターンが生み出すこのドレープはロングコートならではです。
仕様
項目 | 仕様 |
---|---|
モデル名 | M02B-102-46 SINGLE BELTED COAT |
生地 | ウールコットンギャバジン 経糸ウール65% 緯糸コットン35%、340g/m |
サイズ | M |
プロパー価格 | ¥165,000 |
生地
生地はトレンチと全く同じ生地です。このざらっとして一見粗野なんだけど、密度の高いギュッと詰まった生地はたまらないですね。その分ちょっと重たいですが…
バーバリーやアクアスキュータムのヴィンテージコートが数多く残っているように、この生地もきっと長い間着られるでしょう。ウールメインの生地なので虫食いには気をつけなくては。まあムシューダのカバーでなんとかなるでしょう。
詳細
存在感のしっかりある襟。基本はマシンメイドですが襟付けはハンド。この辺りはトレンチも同様です。日本の工場製なのに、という(ある意味勝手な思い込みの)GAPがたまらない。
ポケットはフラップがない貫通ポケット。このポケットはフラップがない方が使いやすくて、トレンチのようにフラップがあればそれはそれでかっこはいいけど、使い勝手は断然こっちが好み。
一枚袖。エポレットもなくストンと落ちる。一枚袖でエポレットなしは、下に着用するものを選びます。構築的なジャケットなどを着てしまうとそのラインが出てしまう、一枚袖の落とし穴。もちろんニットや芯のうすいジャケットだったら全く問題ないのですが。
1枚袖ではない場合、肩のラインが合ってないとそれはそれでシームがぽこっとなるのでなかなか難しい。バーバリーやアクアスキュータムの2枚袖ラグランコートは私の肩の傾斜とあまり合わないので大体ぽこっとなってしまいます。その点、COLのMTMコートは2枚袖でもぽこっとならない、素晴らしいコートです。
話がそれました。こちらは美しい背中。Districtではインパーテッドプリーツのものも見られました。個人的にはベルテッドコートであればプリーツの位置はベルトより下が好み。
しっかり寝巻きされた大きく厚みもしっかりとした水牛ボタン。よく生地に調和した色味です。どこをとっても隙のない日本でしっかり作られたコートだなあと実感できるコートです。
サイズ感・着用感
こちらは試着時。トレンチ同様にMサイズで袖丈も身幅も着丈もちょうどといったサイズ感。めちゃくちゃわかりにくいですが、この時は割と構築的なジャケットを着ていまして、若干肩が出ていますが、一枚袖らしくストンと落ちる綺麗なシルエット。ベルトは無造作に縛るのがおすすめとのことで、トレンチ同様にそう着用しています。
あんまり差がないですが、休日と仕事の日にそれぞれ着用した時のもの。ベージュなのでグレーやブラウンと合わせることが多いですが、黒靴にも難なく合うのでとても重宝します。
適当にベルトを縛っての後ろ姿。やりすぎないAラインが素晴らしい。シャツ1枚とかで春先までは着用できるでしょうから、色合わせ含めて楽しもうと思います。
まとめ
トレンチとバルカラーを同時購入するある意味暴挙。でもこれは買えてよかったです。気候的にも厚手のウールコートは出番が少なくなってきてますから、ウールギャバジンは本当に使い勝手が良い。
トレンチの時も記載しましたが、一生着るくらいのつもりで大切に着たいと思います。おすすめです。
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