丸の内KITTEのTHE SHOPで３年前くらいに見かけてからずっと気になっていたTHISISASWEATERのA1を購入しました。
昨年末に原宿アローズにVIPセールを覗きに行った際、キャットストリートから移転したDistrictにも初めて行ってみたのですが、その際にTHISISASWEATERがありまして。
試着させてもらったらそれはそれはもう素晴らしく…その場では購入しなかったのですが、ネイビーでロー〜ミドルゲージのニットはマルジェラのドライバーズニットとルチアーノバルベラのケーブルタートルネックニットくらいか…シンプルなクルーネックニットを持っていないな…と自分に言い聞かせて購入に至りました。
いつも通りご紹介させてください。
THISISASWERTER.について
なかなかインパクトのあるブランド名のTHISISASWERTER、山形の米富繊維が展開するファクトリーブランド。アローズオリジナルニットも米富繊維が作っているものがあったりしますが、米富繊維はYONETOMI NEW BASICやCOOHEMなども展開していますね。
BATONERの奥山メリヤス同様に山形はニットのファクトリーがたくさんありますね。山形ニット工業組合なるものもあり、私が調べた24/1現在で21社も参加しているようです。
ブランドコンセプト。至って普通でも着用を重ねられるもの、普遍的なもの、というようなニュアンスでしょうか。THISISASWERATERブランドでは大きくA1-A3までの3つの型があります。今回ご紹介するのはA1ですが、至って普通の、でも素晴らしいニットです。
なお、米富繊維まで送れば修理はなんと無償でやってくれるらしく…そういった意味でもずっと着用できる安心感があります。
新生Districtでの購入
冒頭に記載した通りですが、原宿キャットストリートから原宿本店の2Fに場所を移したDistrictで購入しました。売り場面積は狭くなりましたがDistrictらしい商品がぎゅっと詰まった空間。
昨年末に試着をさせてもらい、その時は踏みとどまったのですが例に漏れず過去見た時よりも4,000円ほど値上がりしていたこともあって早い方が良いだろうと、年末年始に迷いながらもいつもの言い訳をして1/4に再訪して購入しました。
Districtでの購入体験は新生Districtになっても心地よく、THISISASWEATERの魅力、適切なサイズの提案、ケアの仕方、もちろん合わせ方まで。やっぱり店舗に行って色々と会話しながら購入するのはすごく楽しい。
今回購入したのはA1という最もベーシックなものでしたが、A2というアランニットも大変素敵。こちらもいずれ手にしたい1枚です。
こちらは余談ですが、原宿のアローズ1階にあるUA Barのランチも初利用。原宿のあの立地としては良心的なお値段かつ味も良い。また利用したいと思います。
A1：A SWEATER IS ORDINARY.
前置きが長くなりましたが、ここから購入したTHISISASWEATERのA1についてご紹介します。
全体像
超普通のクルーネックニット。本当に普通。でも逆に絶対に飽きないし困ったら袖を通せるような1着だと思います。やや明るめに写っていますがもう少し落ち着いたネイビー、District別注色のグレーやパープルも素敵でした。
見た雰囲気としてはアンデルセンアンデルセンに近いかなと思ったのですが、全くの別物です。
生地
このセーターは、カシミヤフレンチメリノという１本の糸から生まれています。まったくのオリジナルの、この一着のためにつくられた糸です。ふんわりスポンディッシュでありながら、その奥に上質なヌメリもまた感じられる、品質に優れたユニークな糸です。この素材だからこそ味わえる質感、ほかにはないこの素晴らしい質感を、しっかりと感じていただけるものを編んでみたい、と考えました。あらゆる試行錯誤の末にようやく辿りついたこたえは、５ゲージの、天竺編みの、シンプルできれいなかたちの、ふつうのきわみのようなセーターでした。５年、10年、もっと長く、もっともっと長く。触れるほどに、着るほどに、ますます愛しくなるような。そんなセーターに仕上がりました。
https://www.thisisasweater.jp/a1
ウール80%、カシミヤ20%のニット。この手のものはがっしり硬い、アンデルセンアンデルセンやガンジーウーレリンズのようなイメージを持ちがちですが、こちらは非常に柔らかく滑らかな肌触りで全くチクチクしません。
少し毛足が長いというか、毛羽が立っているような質感でこなれた雰囲気が最初からあります。しっかりと目の詰まったニットで、洗濯しても縮みにくいとのことなので気兼ねなく着用することもできます。
詳細
襟首、裾、袖、締め付け感はなくゆるっとした雰囲気で着用することができるニットです。サイズ表は以下、今回はサイズ2を選んでいます。
| サイズ | 着丈 | 身幅 | 肩幅 | 袖丈 |
|---|---|---|---|---|
| 0 | 62 | 50 | 40 | 54 |
| 1 | 64 | 52 | 42 | 55 |
| 2 | 66 | 54 | 44 | 56 |
| 3 | 68 | 56 | 46 | 58 |
| 4 | 70 | 58 | 48 | 59 |
丁寧に縫製されたニット。シームの引っ掛かりも全く感じません。
生地が本当に柔らかい。新品の状態でこれですから、着用を重ねたらもっと柔らかくなるでしょうし着心地も良くなるでしょうね。毛羽の雰囲気がどうなるかというのも含めてとても楽しみなニット。
購入価格
定価は¥30,800、毎度お馴染み株主優待を使わせてもらって15%引きの¥26,180で購入。一昨年とかは¥26,000だった気がするので…当時買っておけばよかった、という野暮なことを言っても仕方がないのですが^^;
サイズ感・着用感・コーディネート
サイズ2を選んでいますが、ジャストサイズです。Districtのスタッフの方に普段着用しているもののサイズをお伝えして2をお勧めいただきました。
5ゲージなのでぴたっとタイトに着用するものでもないですし、かといってリブで留まる感じのニットでもないので丈感も考えると174cmの私にとってはベストな選択かなと思います。
ネイビーのニットなので基本何にでもあいます。前回ご紹介したLES LESTONのコーデュロイサファリにもバッチリです。
インナーにシャツを合わせてもいいのですが、サーマルに合わせて1枚で着用してもいいかなと。なので少し肌寒い秋口に主役にしても良さそうです。
見た目に反して軽く、ゴワゴワ感も全くなし。着用していても疲れることがありません。カシミヤ混なので暖かさも◎本当に良いニットを手に入れました。
まとめ
購入してよかった。その一言に尽きるニットです。着用回数はまだ数回と少ないのですがとても気に入りました。カラーバリエーションも豊富ですし、色違いも欲しくなりました^^;
ふるさと納税にも出ているみたいですし、大変おすすめのニットです。気になる方はぜひ！
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