一気に暖かくなってきて、秋冬もののメンテ・衣替えを徐々に始めています。
その中でも手洗いして洗い上がりの表情を見るのが楽しみなのはニットです。本ブログではマルジェラのエルボーパッチニットの手洗いをご紹介していますが他のニットも例に漏れず手洗いが基本。
手はかかりますが、手をかけた分だけ愛着も湧きますし、汚れ落ちもしっかり確認できますしね。
…事の発端はクリーニング代バカにならないだろって思ったからですが笑
最初はめちゃくちゃビビってましたが、最近は躊躇なくバケツに突っ込んで、モミモミして脱水の流れをなんの躊躇もなくできるようになりました。もはやものによっては洗濯機にポイーでもいいくらいかもしれません。
※と、余裕ぶっこいている感じで書いてますが今回少し縮んだので、くれぐれも自己責任でお願いいたします。
洗い方など正しいのかは分かりませんが、何かの参考になれば幸いです。
洗いをかけたニット
今回、一番洗ってみたいと思っていたのがナヤットのn-048です。今シーズン主に休日に良く着ました。
メルトンのような触り心地なのに軽くてふわふわ感もある不思議なニット。洗ったらもっとギュギュギュッと目が詰まったように締まるのではと思っていて洗い上がりがとても楽しみなニットなのです。
着用後に必ずブラッシングはしていますが、毛玉は結構できやすくちらほらと。
普段毛玉はあまり取らないのですが、結構気になる量なので洗いをかけて取るか決めようと判断しました。
余談ですが、Nahyatの5th Seasonはオーダーせずに終わりそうです^^; 展示会行きたかったなあ。
ニットの手洗い方法
と言う事で早速洗いをかけてみます。
いつもランドレスのウールカシミヤシャンプーのみで洗っていましたが、今年から写真右のランドレスの柔軟剤も使ってみることにしました。
洗剤を泡立てる
バケツやタライを準備して、キャップ1杯洗剤を入れてシャワーで泡立てます。
洗剤抜きで水に入れるだけでも汚れはそれなりに溶け出すとLIONのお洗濯マイスターの講義を受講してからは洗剤は少なめにするようにしています。
そのほうがすすぎも簡単ですしね。
ニットを入れて押し洗いもみ洗い
ニットを入れて、押し洗いと襟などを優しく揉み洗いします。
こすると毛羽立つので、こすらず柔しくおす・もむを繰り返します。私はいつも5分くらいやります。
その後つけおきと紹介している記事もありますが、私の場合はつけ置きはせずに5分程度の洗いで済ませてます。
泡がなくなるまですすぎ、柔軟剤で仕上げ
その後、泡がなくなるまでよくすすぎ、最後の仕上げに柔軟剤を投入。
もう一度軽く押し洗い揉み洗いします。
脱水と平置きで乾燥
その後、30秒ほど洗濯機で脱水し平置きネットで乾燥。
この時はできるだけ直射日光に当たらないように陰干し。20度近い日でしたので1日ですぐに乾きました。
洗い上がりと仕上げ
洗い上がりはすっきりして綺麗になったのがわかるのですが、着丈が2cm程度、身幅・腕幅もキュッと縮みました…
空気感のあった感じからよりギュッと詰まって縮絨かけたような雰囲気はとっても良くなったのですが。狙ったわけではないのでちょっと焦りましたが、幸いにも着てみて違和感はなかったのでよかった…
縮んだニットを戻す方法もあるにはあるのですが、やはりこの辺りは手洗いするリスクがありますね〜
洗うだけでは毛玉は取れないので、浅草アートブラシで手入れします。このブラシ、簡単に毛玉取れますし電動の毛玉取りのように手が滑ってジョリっ穴あくっみたいなこともないので大変おすすめです。
そして最後に、スチームかけて形を整えつつ伸ばしつつで終了です。
楽しい手洗い、でもリスクもある
と言う事で、今年も綺麗にしてやったぜ、すっきり〜と結論付けるはずが想定以上に縮みがでてどっちつかずな記事になってしまいました^^;
今回のように縮む可能性も当然ながらありますし手間も時間もかかるのですが、洗い上がりのすっきり感とエイジングするかのようなウールの表情はたまりません。
もう少し痛い目を見るまでは、手洗いは続けてみようと思います^^
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