EDWARD GREEN DOVER 旧工場製 ラスト32のサイズ感と革質【エドワードグリーンのレビュー】

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いつか手にしたいと思っていた靴が昨年末手に入りました。

旧工場製のEdward Green Dover(エドワードグリーン ドーバー)です。

Doverと言えば革靴がお好きな方であれば誰でも知る有名なモデルで、ライトアングルモカのスキンステッチが特徴。同タイプの靴はドーバータイプ、と呼ばれるほど。

現在でもグリーンの中では1,2を争うモデルで入手もできるのですが、ビンテージシューズ好きとしては旧工場製のものを手にしてみたいと思っていました。

このポストでは旧工場製のDoverはどのようなものか、写真とともにお伝えいたします。サイズ感なども記載していますのでご参考になれば幸いです。

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旧工場製Doverの詳細

こちらが入手したDoverです。

使用1回程度のミント品。デッドストックを手に入れたかったところですが、旧工場製のものはデッドストックどころか状態の良いものですらなかなか見かけない状態だったため、思い切って購入しました。

カラーはファムドオーク。まだかなり明るい状態でこれからエイジングが楽しめる状態です。

旧工場製の証とされている手書きのサイズとラスト、製造番号記載と筆記体のインソック。この組み合わせは80s後半の頃と言われています。

当時のエドワードグリーンの工場はジョンロブ(つまりエルメス)に買収されることとなり、その後別の工場で生産を続けます。そのため旧工場と呼ばれるようです。

なんでも、「旧工場」は非常に良質な靴を作っていたために買収となったのだとか。

インソックの記載は金枠囲みの金文字のものもありすごくかっこいいのですが、型押しの方がそのまま残って消えないので良いかもしれませんね。

Doverのアイコン的存在、スキンステッチ。ここを鏡面磨きしても全然引っ掛かりを感じないほど滑らかです。

Bontaさんのブログに詳しく記載がありますが、スキンステッチは質の良い革の中でも質の良い部位(牛ではお尻の背中側、だそうです)、裁断角度、絶妙な穴あけ、等々、革の中を手で縫うのには高度な技術が必要なようです。レザークラフトすらやったことがないので想像するしかないのですが^^;

ヒールは巻き上げヒール。そして360度の出し縫い。

ビン靴好きからするとなんだか嬉しい意匠です。ヒールからトゥにかけての綺麗な曲線も。ステッチのピッチはそこまで細かくはないものの一糸乱れぬ、丁寧なもの。

品質の高さは随所から感じることができます。

旧工場製の革質は?

質が良いとされる旧工場製ですが、その中でも革質が群を抜いて素晴らしいです。

タンナーは不明ですが、当時は現在では使用が禁止されている薬品や狂牛病の影響もなかったでしょうから、こういった素晴らしい革が入っていたのだと靴を見てしんみり思います。

※2020/5追記

革質の良さはツリーを入れてパンっと革が張った状態からも読み取ることができます。それなりの回数を履いてシワも刻まれていますが、シワがまるでなかったかのようです。

Last32とそのサイズ感

Edward Greenの中でも細いとされる、Doverラスト、#32を使用していて、202や82と比較するとこのラストの細さは際立っています。

さらにその細さを際立たせるWidth D。

Last32は202からハーフサイズアップしたりする例が多いそうです。

私は普段、UK7EやUS7.5Dの靴を履くことが多いですが、。最初はかなり足入れが大変で、追い討ちをかけるようにハーフミッドソールによる返りの悪さも手伝って履きならしは大変。ウエストンの万力のような感覚を覚えました…

しかし爪先が当たってしまうことはないため、徐々に履く時間を増やして慣らして徐々に痛さが軽減されています。

あまり痛い思いをしたくなければ、32ラストはハーフサイズアップでも良さそうです。

Uチップの合わせ方

細いラストなのでドレッシーに合わせるのももちろん良いのですが、元はカントリーシューズとされるUチップ、またFUMED OAKという明るいカラーということもあり、細身のデニムに合わせてカジュアルにも履いています。

もちろん、ジャケパンなどにも合わせられるので春夏の陽気に合わせて薄いグレーやネイビーのスラックスともよく合います。

色味次第ではありますが、ON/OFFともに合わせることのできる万能選手と言えるでしょう。

まとめ

現在の新品価格は20万越え(であればロブのシティが欲しい)と、簡単に手にすることが難しくなっているEdward Green Dover.

傑作と謳われるこの靴の、さらに品質が良いとされる旧工場製のものを手にできたことは本当にラッキーでした。

これからエイジングも楽しめるはずですので、定期的にエイジングレポートをお届けできればと思います。

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コメント

  1. ブリテンラッシュがビン靴界隈で起きている中、ついにエドワードグリーンが現れましたか!
    名高いながら、北海道では現行品でさえお目にかかることのできない靴…。
    写真に写っている部分を見るだけでレベルの高さが伺えますね…。噂に違わぬとてもいいシューズ。革もつやつや。
    このタイプのUは英国米国問わずにいいですね。このデザインを地元の職人に頼んだところ、できないと一蹴されるくらいには難しいようです。

    • スニゲーターさん

      コメントありがとうございます。

      確かにみなさん大英帝国ラッシュですね、色々なUチップはあれど、DOVERはDOVERとわかる不思議。革は本当に素晴らしいです。シューツリーですぐにピンはります。
      スニゲーターさん専属のあの職人様でしょうか、実はすでにひっそりと誂えられていたりして…

  2. モカ部分のライトアングルステッチとトゥのスキンステッチ、この組み合わせが昔から大好きなんです。
    国産靴では何度か手にしましたが、本家本元(と思っている)ドーバーは手に入れたことがありません。
    欲しい欲しいと思いながら、ズルズルとここまで来て、いつのまにか高価になりすぎて手が出せなくなりました(笑)。
    カッコいいですよねえ。ヴィンテージとか現行とか、そういう区分を超えた靴だと思っています。

    • なおけんたさん

      コメントありがとうございます。
      ほんと、20万はやりすぎですよね。昔の革靴読本なんかを見てみると、10万円しない時代もあったようで^^;
      このデザイン、結構国産の靴に多いですよね。Raymar、ミヤギコウギョウ、シェットランドフォックス…実はもう1つ手にしたものはこの中に。
      まずは頑張ってタイトなものが履きなれるようにたくさん履いて行こうと思います!

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