少し前にプレメンテの様子を先に紹介したカルミナのコードバンタッセルローファー（モデル番号は734）をご紹介します。
なんでも値上げが続いており、いずれコードバンは雲の上の存在になってしまうような気がして、一足は欲しいと思っていたコードバンのタッセルローファーを購入。運よく未使用品を見つけました。
最近はどの靴メーカーも値上げに次ぐ値上げが当たり前で、年に二回値上げしているメーカーもあったりしてカルミナも例に漏れず少し値上げされたようです。ですが、カルミナはまだ良心的なのではと思います。
（某英国靴メーカーが値上げしすぎて売上めちゃくちゃ減ったというニュースもありましたし…）
カルミナの靴は2足目、1足目は同じくFORESTラストのジョッパーブーツで、非常に履き心地が良く、革質も良好、作りもしっかりしていてとても気に入っています。今回ご紹介するタッセルローファーも調子良いです。
いつも通り、履き心地、サイズ感も含めてご紹介いたします、ご覧いただければ幸いです。
CARMINAのタッセルローファー 734モデル
こちらがCARMINAの定番タッセルローファー、734モデルです。No8のバーガンディカラーのシェルコードバン、やや赤みの強い個体です。コードバンらしい艶感がたまりません。
やや大ぶりなタッセルに合わせモカ。先日ご紹介したCOLオリジナルシューズのタッセルローファーは小さめタッセルにつまみモカでしたのでとはまたイメージが異なりますね。
ラウンドトゥでクセがなく、飽きのこない形をしています。
正面から見てみると、タッセルの大きさが際立ちます。
FORESTラストはCARMINAの中でも癖の少なく定番で、バランス型と言われていますのでねじれはそこまできつくありません。
サイドビュー。甲の立ち上がりも緩やかでメリハリがあるラストというわけではなく、緩やかなカーブを描いています。
なんというか、全体的に丸っこくカドがない。
ヒールはこのタイプ。踵に関してもキュッと締まった、というよりも万人を受け入れやすいような形状をしています。
ソールはCAEMINAといえばのレンデンバッハソール。レンデンバッハのソールは削れにくく長持ちします。
残念ながら廃業してしまったレンデンバッハ、今後はどうなるんだろう。CARMINAの公式サイトにはまだレンデンバッハのソールのものが多数掲載されていますが…マルティンとかになるのか、はたまた…
トップリフトの化粧釘がちょっと歪ですが縁取りは美しく、さらに踏まずの部分もしっかりと持ち上げられています
そして面白いのはヤハズ仕上げになっていること。サージェントのHUNT以来かな？
ソックシートのバーガンディにはえる金の箔押しがカッコ良い。
中底にあるMADE IN SPAIN MALLORCAとスペインだけで止まっておらずブランドが始まったマヨルカ島を記載しているのが粋ですね。
プレメンテ
プレメンテは前述の通り、以下のリンク先の方法で実施しました。
店頭に長く置かれていたのか少しかさついているところもありましたが、綺麗に仕上がったかと思います。
FORESTラストのサイズ感
プレメンテをしたのちに履き下ろし。
私はUK7E、US7.5D、25.5cmを選ぶことが多いですが、この靴は6.5を選択しました。同じFORESTラストのジョッパーブーツは7を選んでいるのですが、ゆとりのあるサイズ感だったので今回はローファーということもあってハーフサイズ落として6.5に。
結果的に、やや2の甲の抑えがタイト目ではあるものの踵の抜けもなく、FORESTラストの特徴でもある指先のゆとりは感じられてとても快適なラストです。
私の足の場合ですが、サイズ感の参考になれば幸いです。
※私が履いたことのある靴のサイズ感は以下をご参照ください。
なお、シューツリーはBRIGAのローファー専用ツリーを使っています。6.5でSサイズがテンションがかかりすぎずちょうど良い感じでしたので、こちらも合わせて参考になればと思います。
まとめ
CARMINAの定番タッセルローファー734モデルのご紹介でした。
バーガンディのコードバン、そしてローファーということもありオンの時よりもオフの時に履くことが多くなるんじゃないかなと思っています。
秋冬はバーガンディの靴が映える季節ですので、これからが本番でしょう。コードバンということもあり、どんなシワになっていくのかも楽しみです。
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