J.M.WESTON 180 SIGNATURE LOAFERをLEXOLで水洗い①

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日曜日、台風が来る前に早めに用事を済ませようと動いていたのですが、見事にゲリラ豪雨に遭遇。ライニングまで浸水しないまでも靴もそこそこ濡れてしまう事態に。
※しかも濡れて家についた後、ゲリラ豪雨はやみ晴れ間が^^;日頃の行いでしょうか。

ちょうどケアの時期が近づいていたこともあり、久しぶりにLEXOLで水洗いすることにしました。

ビンテージと呼ぶにはまだ早い年代の靴ですが、水攻めドボンは多大なリスクがあるためアッパーのみの水洗いクリーニングです。

とはいえ水洗いはリスクを伴いますので、くれぐれも自己責任で…

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被害靴

タイトルの通り、J.M.WESTONの180です。
旧ロゴの軽ビンテージ、黒のローファーは汎用性が高く、今年の夏にもっとも着用しているローファーになります。

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良質なボックスカーフで油分も多めな革なので多少濡れても大きなダメージはないのですが、よくよく見ると疲れが溜まっている表情。

ミント品ではあったものの、私の元に来る前からの蓄積疲労もあるためリフレッシュさせてやろうと早速着手。

下準備

馬毛ブラシで軽くブラッシングして大きめの砂などを落としたのち、まずは濡れてしまった分の水分を拭き取ります。この際、タオルで擦るようにしてしまうと革の表面が荒れるため、トントンと優しく叩くようにします。
※この工程は洗った後の水分を拭き取る場合も同様です。

その後、乾燥させたのちにリムーバーでワックスやクリームを落とし、事前に落とせる汚れを落としておきます。

特にクレムなどの油性クリームやワックスがしっかり入っていると水分を弾いてしまい洗いにくいのでしっかりと。

その後、プラスチック製のキーパーでシワを伸ばして、シワの部分まで洗いやすくし、靴の内部に不必要に水分が入らないように新聞紙を入れておきます。

プラスチック製のキーパーはスコッチグレインのものがオススメです。
直営店で¥1,000ほどで購入できたと思います。木製のツリーに比べて軽いので、リペアに出しに行く時なども重宝し、サイズも10段階で変えられるので非常に有用です。
※スコッチグレインの靴は持っていないのにキーパーと靴紐はかなり活用させてもらっています。

使用するのはLEXOLとモウブレイのクリーニングブラシ。あとはタオルと桶があればOK。

LEXOLは中性洗剤で革に優しく保革成分も配合されており、洗い上がりもしっとりします。

泡立ちも非常によく、乾燥を間違えなければ油分が抜けきってパリッとすることもないため、自分で水洗いクリーニングするときはLEXOL一択です。

水洗い開始

いよいよ洗いの工程です。
乾燥させたのにまた濡らすのですが、水を直接かけるのではなく濡れタオルにして表面を覆います。

表面が水分を吸ってしっとりしてきたら洗っていきます。

桶にLEXOLを500円玉大で出し、水で少しだけ希釈して使います。

ブラシで優しく洗いをかけていくとどんどん泡立ちますので、全体をくまなく洗っていきます。

洗いをかけたのち、水では流さずにそのまま泡をタオルで拭き取ります。
サドルソープ同様に保革成分が入っているので、それらを洗い流さないように。

ここでもタオルでゴシゴシ拭き取るのではなく、トントンと押し当てて擦らないようにふき取ると表面が荒れません。

アッパーとウェルトの間など、タオルではどうしても泡が拭き取れない部分などはサッとブラシか水で流して。

水洗い直後の表情。だいぶさっぱりとしていますが色抜けなどはやはり出ています。

次回はここからの仕上げをお届けいたします!

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