-MTO- The Asakusa Cobbler オリジナルシューズ 本番靴の仕様決定

MTO/Bespoke

仮履きとは思えないレベルの仮履き靴でのテストを終え、本番靴の仕様を決めるべく昨日浅草コブラーさんへお邪魔してきました。

写真少なめではありますが、本番靴のオーダーについてご紹介できればと思います。

オーダー時の仕様

オーダー時、つまり仮履き靴での仕様は以下の通りです。

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The Asakusa Cobbler プレミアムオーダー
ベースラスト:ツイステッドラスト25cm
製法    :ハンドソーンウェルテッド ※仮履きは9分仕立て
デザイン  :内羽根プレーントゥ
        ロングヴァンプ
       シームレスヒール
アッパー  :デュプイ マローカーフ
ライニング :国産カーフ
中底    :国産(ショウナン)
ソール   :レザーソール(イタリア製カーフ)
       ヴェヴェルドウエスト・ヒールカウンターロング・まくり加工
        ※仮履きはヴェヴェルドウエスト風仕上げ
        ウエスト絞りキツ目
       半カラス
ヒール   :カギ型ダブテイル化粧釘あり
       テーパード
シューツリー:3ピース
        ※仮履きはなし
仮履き   :1回(そのまま履けるように加工)
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ヴェヴェルドウエストやフルハンドではない点などは本番靴とは異なり仮履き用の仕様となりますが、履き心地や靴の雰囲気に大きく影響する点は本番靴と同様の仕様となっています。

本番靴のオーダー

上記ポストでまとめた通り、仮履きでのテスト結果を元に石郷岡さんと詳細を詰めていきます。

途中途中で他愛ない話も交えながら、よかった点、改善したい点を1つずつ会話をして確認。
まさにBe spoken!

会話に夢中になり途中途中の写真を残せなかったのですが、会話をしたのちに実際に仮履き靴を履いて、石郷岡さんに触診いただきながら気になる点は黄色ペンで書き込みいただいて。

特にフィット感が物足りない足の後半分のところは全体的に削ることに

靴の印象が変わりうるトゥの角度は、無理に角度を変えるとノーズが長くなる場合もあるそうで全体のバランスを見て職人さんに詰めて頂くことに。

ちなみに、大きくラストやデザインが変わる場合にはアップチャージで再度仮履きを作ることもできるそうです。
に、似た靴が量産できてしまう…笑

そんなこんなであっという間に打ち合わせの時間は過ぎ、最終的には以下の仕様で本番靴をお願いすることとなりました。

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The Asakusa Cobbler プレミアムオーダー(赤字は変更点)
ベースラスト:ツイステッドラスト25cm
製法    :ハンドソーンウェルテッド
デザイン  :内羽根プレーントゥ
        ロングヴァンプ
       シームレスヒール
アッパー  :デュプイ マローカーフ
ライニング :デュプイ
中底    :クロスタショルダー
ソール   :レザーソール(イタリア製カーフ)
       ヴェヴェルドウエスト・ヒールカウンターロング・まくり加工
        ウエスト絞りキツ目※よりウエストを細く絞る
       半カラス
ヒール   :カギ型ダブテイル化粧釘あり
       テーパード
シューツリー:3ピース
その他   :ラスト調整
        コバのハリを少し抑える
        出縫いピッチ修理に差し支えないレベルで細かく
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大きく変わるところはあまりありませんが、より吸い付く履き心地を求めてライニングをデュプイに、中底の沈み込みを抑えるためにクロスタショルダーへと予定通り変更しました。

納期などはまだ決まっていないものの、3ピースのシューツリーも本番靴には付いてくるので、仮靴からのアップデートが非常に楽しみです。

また、最初からビンテージスチールやトライアンフをつけるか否か、を石郷岡さんにお伺いしてみました。私はトゥが削れる速度にビビって、ほぼ反射的にスチールかトライアンフをつけて履いていたのですが…

「トゥが削れることは靴を馴染ませる過程で必要なこと。初めから靴より硬いスチールやトライアンフがつくことによって、無理な負荷がかかっていることになる。最初はトゥが削れる速度に驚くが、ハンドソーンやマッケイであれば特に返りが付きやすいのでウエルトまで削れることはまずない」

この話伺って、自分の中では目から鱗。確かに仮履き靴も何もつけずで問題ないし、本番靴もそのままでまずは履いてみることとしました。

淡々と書いていますが、笑いあり、上記のようなためになる話ありの非常に濃い1時間。
改めて、Asakusa Cobblerさんでお願いしてよかった。本番靴まで楽しみに待とうと思います。

The Asakusa Cobblerへ行った後は

南千住の名店、カフェバッハでアイスコーヒーを。

いつもAsakusa Cobbler帰りの楽しみです。

コメント

  1. 楽しそうですねえ。
    オーダーって楽しい。
    仮靴と呼ぶのが失礼なクオリティの靴と、それを更にアップデイトした本靴の違いが次は見られるということですね。
    レザーソールは確かに最初はトゥのすり減りにビビります。ダブルソールは更に減り方がひどい。
    でもソールがしなるようになると、減りは落ち着きます。メタルチップはその後で十分かもしれませんね。
    私もCITTA の靴が9月中にはできるそうですから、面白い報告ができそうです。

    • なおけんたさん

      コメントありがとうございます!

      どんな靴になるのか、今回の改善点の部分も楽しみですがマローカーフの本番靴用に取ってあるもので作られるというのもとても楽しみです。

      ソールは最初は減ってからラバーにしてたんですが、明らかに削れているのを見てしまうと精神衛生上良くなく、しばらくスチールにしてました^^;ダブルソールなど返りがつきにくいもの以外はスチールは卒業かもしれません。

      楽しみですね!なおけんたさんのオーダー靴もいつも楽しみです!

  2. まるすけさん、おはようございます!いよいよ本番靴の仕様確定しましたね!
    ビン靴に傾倒されていたまるすけさんがチゼルを強めにされたのはちょっと意外でした。とは言え、私もラウンドトゥが好みですが、ボレロではチゼルトゥにしているので、気持ちは何となくわから気がします笑
    やはりテスト用の靴で実際に試した分、納得度の高い本番靴が出来上がりそうでワクワクします。
    アップチャージでそれができるのですから、つくづく素晴らしいサービスですね。
    3Pトゥリーの削り出しなどもあり、納期まではもう少し先でしょうか。完成したら是非実物を拝見したいものです(^^)

    • gohkitiさん、おはようございます!

      コメントありがとうございます。

      私自身もなぜチゼルに惹かれたのか不思議ではあるのですが、おそらく特別な一足・ビスポークだから、だと思います。
      店主の石郷岡さんは顧客と靴にメリットがあることを最優先でご提案してくださるので、本当に信頼できありがたいサービスだなと思います。3Pのツリーもサンプルを見ると非常に素晴らしいので、ぜひそちらも楽しみにしていてください。

      gohkitiさんのボレロも完成に近づいている頃だと思いますので、私もぜひ拝見させてください^^

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