マルジェラと言えばニット。
ハの字ライダースはもちろん「マルジェラの定番と言えば」の解になりえるのですが、より日々のワードローブとして使えるのはニットかなあと思っています。特にその中でもエルボーパッチニットはずっと定番で出されているもの。
※ただ、ここ最近のブランド路線変更によりエルボーパッチニットも定番では出されなくなるかもしれないと馴染みの店員さんがおっしゃってました。
マルジェラのニットはこのブログでも何回かご紹介していますが、ちょうど衣替えの時期ということもあり、ご紹介できていなかったものもあるので棚卸し兼ねてまとめてご紹介できればと。その①ということでまずはVネックから。
マルジェラのエルボーパッチニットの魅力
何が魅力なんだろう、と考えてみると…
・品質が良い
→数年着用しているが、毛玉もできずシルエットの崩れもない。
・生地が良い
→ウール100%でもチクチクせず素材の良さを感じられる。
また、複数の色の糸を使っており独特の色味が出ている。
・飽きない
→奇を衒わずシンプル、シルエットもいい意味で普通。
・定番品といいつつ微妙に毎年違う
→ぱっと見はどこも変わらないのですが、素材感や型紙変更など何かしら発見がある。
月並みですがこんなところかなと。加えてVネックの深さもほどほどでシャツでもカットソーでも合わせられます。価格は高いですが買って後悔したことがないというのも大きなポイントです。
各々の発売年と色
いずれもマルジェラ熱の高かった頃に、表参道か恵比寿の店舗で購入したものです。プロパーで購入したものもあればセールにかかっていたものもあります。
今はわかりませんが、当時はニットに限らず14ラインの定番ものでもブラック以外は結構セールにかかっていた記憶があります。とはいえ人気のあるニットなのでサイズがかけることも多く、プロパーで買うべきかセールまで待つべきか、自分の中で勝手に駆け引きしてました笑
2012AW エンジ × ダークブラウン
2013AW グレージュ × ブラック
2013AW ネイビー × ダークネイビー
2014AW オリーブドラブ × オリーブドラブ
わずかな違い
素材は全てハイゲージのウール100%、サイズはM、Made in Italyです。
まず素材感ですが、それぞれウールの質感は異なります。特に2013AWのグレージュのものはカシミヤのようにふわふわとしており、2012AWのエンジはややさらっとした触り心地です。共通しているのはそれぞれが単色ではなく複数の色味が入った糸を使っていること。保温性も高くインナーにサーマルを着てアウターを羽織れば十分に暖かい。
エルボーパッチは表革とスエード、牛革に羊革と様々です。ボディとの差があまり大きくないものを選んでいます。
サイズについて、シルエットは大きな変化はありません。マルジェラお得意の前着丈が短く後ろが長い、というデザインでもなくいたってベーシック。袖や裾のリブも大差ありません。
ですが、わずかに異なるのは肩と袖。
シーズンごとにそれぞれ肩のシーム位置が異なります。全てセットインスリーブですが、2012(エンジ)→2013(グレージュ)→2014(オリーブドラブ)と進むにつれて、肩のラインが上に上がっていっています。
※写真が順序通りに並んでおらずスミマセン^^;
以前はハンマースリーブやラグランスリーブのものが多かったものの、デザインチームが担当するようになってからはセットインスリーブが主のものが多いように感じます。
肩のラインが上がっているから着心地が改善されているか?と言われれば、差は感じません。ですがこういった違いを見つけるのがマルジェラの楽しみでもあります。完全にマニアックな世界で「だから?」と言われればそれまでなのですが笑
その②へ続く
自分の備忘のようなポストで恐縮ですが、まずはVネックニットについて所有するものをまとめました。同じエルボーパッチのものをあと3回に分けてポスト予定ですので、お付き合いいただければ幸いです^^
コメント
コメント一覧 (2件)
こんにちは。
マルジェラのニットは色の違う繊維による微妙な陰影が魅力ですね。
またアイコニックなエルボーパッチもかわいらしいです。
欲しいです…
そろそろさん、こんにちは!コメントありがとうございます。
はい、仰る通りウールのニットは単色ではなく複雑な色味をしているものが多いので、何色使われているのかを確認するのが楽しみでもあります。
エルボーパッチも着用すればするほど柔らかくなり表情も出てくるので愛着が増す一つの要因になっています。
ぜひ一枚。きっと気に入っていただけると思います〇