マルジェラの定番。Maison Martin Margiela ⑭ エルボーパッチニット【カーディガン編】

前回はVネック、今回はカーディガン。Vネックに続きいずれも14ライン:男性のためのワードローブから出されているものです。

前回のVネックは全てウール100%、ハイゲージと形もほぼ変わらないものでしたが今回のは三者三様。エルボーパッチニットはさっと羽織ることができるなどの汎用性からかカーディガンが最も人気があり、売れてゆくのも速いように思います。

※前回の記事は↓になります。

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各々の発売年と色・素材

かぶりのニットと同じく、シルエットは細すぎず適度に緩さをもったまま着られるマルジェラらしい形。 流行りすたりもなく飽きのこないデザインで、全て5年以上前のものですが未だに一線で活躍してもらっています。

全てセットインスリーブで基本の形は変わりません。ですが前回はウール100%のものだけでしたが今回はすべて素材違いです。

2014SS グレー × ライトベージュ コットン

2013AW ブルー × ライトブルー コットンウール

2013AW グレー × ベージュ ウール

詳細

記載の通り、素材はコットン、コットンウール、ウールの3種類。マルジェラのニット類はこの3種が定番として出されています。

活躍する季節はそれぞれ異なりますが、素材の表情や着用期間などを考えるとやはりウールのものがおすすめです。

コットンのボディのこちら。ウールのものと違い糸も単色で陰影などはありません。毛羽立ちが少々出てきているものの、あと数年は着られるでしょう。

伸縮性はウールのものよりもあり気軽に洗濯できるものの、ある程度の厚みのあるコットンカーディガンの宿命か、非常に伸びやすいため形くずれには注意しないといけず少々気を使います。

こちらはコットンウール。コットン60%、ウール40%の混紡でややざらっとした肌触りになります。こちらも糸は単色で陰影はありません。

コットンよりも伸びにくく、保湿性もある。でもウールを着るほど寒くない、といったまさに今のシーズンにピッタリ。ちょっと毛羽立ちやすく毛玉もできやすい素材ではあります。冬に着るには物足りないので、着用できる期間が短いのがタマニキズです。

こちらはウール100%、濃淡のあるグレーとベージュの糸で編まれています。

このカーディガンは定番というにはシルエットはボックス、リブの締め付けもなくストンと落ち、パッチもコーデュロイ、さらにゲージもややミドルより、さらにさらに前立てのリブ間隔も広く異質な存在です。大抵、異質なものはセールにかかるのですが、案の定こちらはセールにかかっていたので購入しました。

こちらはバブアービデイルなどミドル丈のアウターによく合うので、これからの季節に活躍してくれるでしょう。

その③に続く

簡単にですが今回はエルボーパッチのカーディガンについてご紹介しました。カーディガンはエルボーパッチなしのものもいつかまとめられればと思います。

その①に続き、棚卸しのような記事で恐縮ですが引き続きその③もポスト予定です。

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