ちょうどひと月ほど前に、スマホを変えました。
前はFUJITSUのF-04Kというdocomo with対応のスマホを使っていたのですが、2年ほど使ってきたところでもっさり具合がひどく結構なストレスに。
4月に出た第二世代のiPhone SEならdocomo withも継続できるとのことでiPhone SEのレッドに変え、それはもう快適に使っていました。
…が、iPhone SEの表面の摩擦係数が低すぎるのか、わずかな傾斜に置いただけでも滑り幾度となく落下。
元々ケースは付けない主義だったのですが、これはいずれ画面が割れてしまう。
キャッシュレスが浸透した現在ではスマホだけで外出することも多いですし、確実に毎日使うもの。
せっかくつけるなら長く使える良いものを、ということで浅草橋の革製品ブランドであるT・MBHのスマホケースをオーダーすることとしました。
T・MBHの製品をお使いのオボイストさんにもアドバイス頂き、とても良いオーダー経験ができたと思います◎
T・MBHについて
T・MBHは岡本拓也さんが2010年に立ち上げた革製品のブランド。
取り扱いはストラスブルゴが一番多いのかな?去年から伊勢丹でも取り扱いが始まったそうです。
《美しいデザイン》
https://takuya-mbh.jp/brand/
色気のある革製品を作りたい。
本体の形はもちろん、細部の作り込みまでもデザインと考えております。ステッチの太さやピッチもデザイン、コバの磨きもデザイン。革の厚さや触った感触、コンセプトまでもデザインと考え商品開発しています。
《新しい技術》
https://takuya-mbh.jp/brand/
他にないモノを作りたい。
T・MBHの商品の多くは、今までに見た事のないモノばかりです。
その理由の一つは、革製品を作る『技術』から開発しているからです。
引き継いだ技術や真似した技術だけでは、見た事のないモノを生むのは困難です。
今回初めて、T・MBHの革製品を手にしましたが、HPに記載されている通りなんとも言えない色気、どうなってるんだろう?という製品がたくさん。
HPをご覧いただくと、その製品たちを見ることができます。
エキゾチックレザーについつい目がいってしまいますが、色気を出すための一つの手段であり、それぞれの革の特性に合わせた技術があることがT・MBHの凄さと私は解釈しています。
レザーリーフ オーダーシステム
T・MBHの革製品は在庫があるものもありますが、浅草橋の直営店で製品になる前の革を選んでオーダーすることのできるレザーリーフオーダーシステムがあり、アップチャージもなしということで今回オーダーでお願いしました。
浅草橋の直営店は浅草橋から徒歩8分程度、蔵前から6分程度のマンションの1室にあります。
HPから問い合わせをすると、岡本さんから返信いただきまして直接ご対応いただけることになりました。
日程調整をして早速訪問。革の倉庫も兼ねているという直営店には圧倒的な数・種類の革、革、革!!!
オーストリッチ、クロコダイル、リザード、エレファント、そしてガルーシャ…
色とりどりのエキゾチックレザーを見ながら、岡本さんが一つずつそれぞれの革の特徴を説明してくださります。
※写真がなく、スミマセン…
そんな中、選んだのはガルーシャの星なし。小さな宝石の集まりのようなガルーシャの一つ一つの粒はカルシウムでできているそうです。
元々、一番手ごろなシュランケンカーフでお願いしようと思っていたのですが、毎日触るもの・かつ触る時間も長くなるスマホケースに使うと、2年も使い込めばボロボロになってしまうそうで。
多少手が濡れていても気兼ねなく使えて、丈夫、経年変化も少なく綺麗に使え、そして扱いが難しいガルーシャはT・MBHの技術の体感が最も体感できるのでは、という点で気持ちはガルーシャに。
その中でも凹凸感のはっきりとした、つるつる滑らずに握りやすそうなものを選びました。
選び終わった頃には営業時間はとうにすぎてしまっていましたが、岡本さんは他の製品の紹介なども丁寧にしてくださり、とても贅沢で楽しい時間。
上図のローファーは岡本さんが履かれていたもの。さぼうという製品名のローファーで、試着させてもらったところ、かかとが一切抜けずで作りも最高。ビンテージシューズを彷彿とさせるような出し縫いの綺麗さ。
このさぼうの作り手はSANTARIの舘さん。本当に魅力的なものでした。
バッグなど革を多く使うものについてはなかなか手の出る価格帯ではないものの、革小物を検討するときは第一候補にしたいなと思います。
完成したガルーシャのiPhoneケース
納期は2週間、と伺っていましたが少し早く10日程度で届きました。T・MBHの工房で全て手作りで作られたものです。
綺麗な箱とラッピング、手書きの礼状付きとまるでプレゼントをもらったかのようです。
リボンをとると、箱にもえくぼ(左下にある金色の点)が。
※えくぼについては後述します。
丁寧に梱包されて…
開封してみると、そこには銀河のような美しいケースが。
左下にはK18のえくぼがあしらわれています。
このえくぼは、T・MBHの製品に必ずついているアイコン的な存在。
色気を出す、ということを考えた際に出てきたアイデアだそうです。銀河の中で特に輝く、でも悪目立ちしない絶妙なバランス感です。
内側には樹脂ケースの色に合わせた白のノブレッサカーフ。
触った質感はもっちりとしていて良質であることがわかりますので、内側の見えないところにもこだわりがあることとが伝わってきます。
また、この樹脂ケースはT・MBHのスマホケースのために作られたもの。
オボイストさんからも伺っていましたが、柔らかく割れにくそうな樹脂を使っています。
金型費を考えると…専用で作るT・MBHのこだわりはここにも^^
早速装着してみると、当然ながらぴったり!
本体はこのケースを買うなら黒にすればよかったとオーダーした時は思いましたが、特に違和感があるわけでもありません。
何より、凹凸感のあるガルーシャを選んだので適度なグリップ力があり持ち心地はとても良いです^^
ガルーシャの組織は円錐状になっており、それを削り取ることで平滑な面を作っているそうです。
鱗のような組織を綺麗に釣り込むことはとても難しいと素人でも想像できますが、釣り込んだあとはどうしても曲面部分は角が立ったような手触りになるそう。鱗が剥がれてざらつくような、そんなイメージでしょうか。
そレでは製品として美しくないので、釣り込んだ後に磨いて平滑にして、手触りの良さを生み出しているのだとか。
何度見ても、このえくぼが良い塩梅です。
唯一無二のこの雰囲気、毎日触れられるのは嬉しいなあ。
まとめ
初めてのT・MBH製品はガルーシャを使ったiPhoneケースとなり予算も当初よりもオーバーしましたが、これから機種変するまで最低でも2年、それも毎日使うことを考えれば、と納得しています。
あまり経年変化はしないとのことですが、触り心地や雰囲気などが変わっていくかは注視して行こうと思っていますし、剥がれなどは無償で対応していただけるそうです。
先の話にはなりますが、スマホケースとしての役目を追えたら、このガルーシャを使ってT・MBHの製品のどこかにあしらえたり…などと妄想しながら、まずは思いっきり使っていこうと思います^^
コメント
コメント一覧 (2件)
まるすけさん、こんにちは! 改めましてT.MBH iPhoneケース、おめでとうございます(^^) お揃い嬉しいです♪
白のノブレッサ、お洒落ですね! 外した時にしか見えませんが、ライニングで遊ぶのもアリだな〜と次回機種変更時の妄想をしています。
私も、もうiPhoneケースはT.MBH以外考えられないのですが、iPhoneは数年おきにアップデートしていかなきゃいけないので、ケースの革の再利用、もしくは下取り交換などが出来るサービスがあればすごく助かるなと…。
とにかく、T.MBH製品、楽しみましょうね♪
オボイストさん、こんばんは!コメントありがとうございます!
ありがとうございます^^アドバイスもいただきまして感謝です◎
オボイストさんの後を追うオーダーとなってしまい…恐縮です^^;
ですが、オボイストさんがガルーシャを選択された理由が非常によくわかりました!
このノブレッサカーフ、白の樹脂ケースにはこれ、ということで選んでいただきました。なんとも贅沢ですよね〜
※黒の樹脂ケースが今は欠品だそうです
わかります、私も同じことを思っていて、iPhone12の様子を見ていると今のケースは再利用できなそうだし、
そのまま廃棄してしまうのはなんとも勿体無いので。
岡本さんにはまだ相談していませんが、なんでも相談してください、と帰り際に言われたのでお言葉に甘えて相談しようと思ってます^^
はい、まだ歴は浅いですが独特の輝きに手触り、楽しんでいこうと思います^^