10着目をご紹介しましたがひとつ戻って9着目のご紹介。ALUMOのビンテージポプリンでお願いした1着をご紹介します。
8着目のゼニアのコットンリネンと一緒にオーダーした1枚です。更新が全く追いついておらず恐縮です…
白のポプリンシャツはシャツのど定番な訳ですが、それを超貴重かつ素晴らしい生地で、LES LESTON品質で仕上げていただきました。
いつも通りご紹介させてください。
オーダーの流れ・仕様
2023/12に中之島のアトリエにて。インスタでビンテージ生地がたくさん紹介されていたタイミングでちょうど大阪に行く機会があり、これはそういう運命だったのだ、ということでオーダーしたのです。
ゼニアのコットンリネンはご紹介済みですが、この時の一番の目当てはビンテージのALUMO、60-70sごろのもので数点入荷されていました。色柄中心かと思いきや白やブルーのポプリンもあり、私が伺った時にはブルーは売り切れ、白も私以外に興味を持たれている方がいらしたそうです。
この頃のものは90cmの幅で織られており現代のものよりも幅が狭く、パターンをうまく配置しないといけないのだとか。また、打ち込みの密度が非常に高く、明らかに触った時の印象が違いました。価格的にはかなり値はありましたが、これは頼まないと絶対に後悔すると思ったことを覚えています。
そんな貴重な生地ですし白なので、ベーシックな一枚、つまりいつもの仕様でお願いしたのでした。
項目 | 仕様 |
生地 | ALUMO 60-70s VINTAGE ポプリン |
襟形 | セミワイド |
カフス | 円錐 |
襟のステッチ | 3mm |
納期 | 5ヶ月 |
そのほか、オーダーの様子は以下でもご紹介しています。ご参考まで。
9着目の完成
写真中心にて。安心の品質、素晴らしい生地に縫製、白のポプリンだからこそ際立ちます。
どこに来て行っても文句を言われないシャツ。alumoのタグがまたテンションを上げてくれます。
ギュンギュンに打ち込まれたポプリン。どのくらいの番手か…DJAの200双糸みたいにツルツル滑らかシルクみたい!という感じの生地ではなく、しっかりさと肌触りの良さが両立している生地。ウールとは違ってコットンなので、実は油分が抜けてていきなり避けるといったこともないのが安心。
あーだこーだ書くよりも、写真を見てもらった方が良い、です。抜かりがない。
このalumoのタグ、これがついていることがシャツのステータスだったこともあるのだとか。現代的で端正なタグも素敵ですが、ビンテージのちょっと野暮ったい感じってなんで惹かれるのでしょうね。
LES LESTONの証。いつ見ても安心の一言。もちろん着用感も含めて。
最近のトランクショーでは毎回ビンテージ生地を持ってきてくださいます。自然とそこから選んでしまうのですから、不思議なものですよね。
まとめ
白のポプリン、シンプルイズベストの一枚は最高の生地に最高の縫製とパターンで。これを超える白のポプリンシャツは私の中では現れないかもしれません。ファーストビスポークとなったシクテスと、10着目のカルロリーバとともに、ずっと着続けたいシャツです。
レスレストンシリーズ、まだ続きますので引き続きお付き合いいただけたら幸いです。
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