はじめに
2021年の一足目として購入したSANDERS(サンダース)のOFFICER SHOE 1384B。
このSANDERSを購入するまでは60年代のサービスシューズをよく履いていました。丸みのあるシルエットにベーシックな外羽根プレーントゥ。デニムや軍パンに合わせやすく本当に重宝していたのですが、クラックが許容できないレベルまで進行したため手放すことに。
その後はVASSのBudapestをよく履いていましたが、もう一足カジュアルに使いやすい黒靴が欲しいかつ全天候で履けるものが欲しいなと思っていたところ、UNITED ARROWSのアウトレットでSANDERSを発見。私のサイズもあったため購入しました。
まずサイズ感から書いておくと、普段UK7EやUS7.5Dを履くことが多い私はGB6.5を選びました。私の足ではかかとの抜けも寸詰まりもなくジャスト。幅は標準的なE程度、甲は標準からやや高めに感じます。
ただし、これはあくまで私の足の場合ではあり、「SANDERSなら必ずハーフサイズ下げればいい」という話ではありませんが、そのサイズ感の方が多そうです。なお、この記事で紹介しているのはSANDERS OFFICER SHOE 1384Bです。現在も1384Bを取り扱う販売店は確認できますが、SANDERS日本公式では2246B MILITARY OFFICER SHOEが展開されています。両者は似たオフィサーシューズですが、品番や細部の仕様が異なるため、この記事では1384Bの実物レビューとして紹介します。
SANDERSについて

Sandersは1873年創業の超老舗メーカー。今回購入したオフィサーシューズも広義ではその仲間だと思いますが、Uniformコレクションが数としては多いのかな。
いわゆるサービスシューズもSandersのものは多いですし、日本の代理店ができたのは2006年のようですが、私は良く古着屋に通っていたため、良く置いてあるサービスシューズで馴染みがありました。
マッドガードなど以外はグッドイヤーで作られているものがほとんどで、華やかさはなくとも実用性は抜群、堅牢な靴を作っている印象です。
SANDERS OFFICER SHOE 1384Bを購入した理由
以前愛用していた60年代のサービスシューズは、私にとってかなり使いやすい靴でした。丸みのあるプレーントゥ。デニムや軍パンに難なく合わせられて、それほど気を使わず履ける。
クラックが進んで手放したあとはVASSのBudapestを似た用途でよく履いていますが、レザーソールゆえに天候に左右されることと、飾り気のないシンプルなプレーントゥはやっぱり欲しくて。
そんな時にUNITED ARROWSのアウトレットでSANDERSを発見。サイズもあったので購入しました。欲しかったサービスシューズ、しかも全天候型、それがSANDERSだった、という形です。
SANDERS OFFICER SHOE 1384Bの詳細

購入したオフィサーシューズはこちら。外羽根のプレーントゥで基本中の基本の形。
サンダースの中でもキャップトゥのモデルと並んで定番展開されており、中敷を無地にすればそのままサービスシューズという出で立ちで履くものを選ばない万能選手と言えるでしょう。
元々所有していた60sのサービスシューズに比べるとややほっそりとしてスマートに見えます。

ややほっそりな形とは裏腹に、無骨な3連ステッチの安心感。
革はポリッシュカーフ、いわゆる樹脂コーティングされたガラスレザーです。
ポリッシュカーフといえばチャーチが有名どころですが、聞くところによるとサンダースのものはガラスレザー感のないシワが入るのだとか。
ガラスレザーの懸念としてミミズ腫れのような大味なシワが入ることがあります。細かいシワの方が好みなのでもしそうであればとても嬉しい。
とはいえ、美しいシワを期待して履くようなものではないと思うので、そうなったらそうなったで履くべきなのでしょう。




それぞれの方向から。
やはり3連ステッチは存在感ありますね。捻れなども緩やかで、癖のない形をしているなあと思います。
この辺りも万能に合わせられる要因でしょう。
また、さりげなくヒール部分にはサンダースのロゴが入っています。この辺りはサービスシューズにはない意匠、個人的にはなくてもよかったかな。デニムや軍パンに合わせるなら全く問題ないですが。


ソールはダイナイトパターン、ITSHIDEという会社のものを使っています。
このソール、異常に減りが遅く非常にタフのようです。何足でローテーションするかにもよるでしょうが、数年変えなくても良いレベルだとか。
実際に何年もつのかはこれから見ていかねばならないですが、この辺りもミリタリーものを作っている、その頑丈さの証明ですね。
ガラスレザー・ポリッシュドレザーのプレメンテ

通常のカーフと比較するとケアが簡単だとされるガラスレザー。
プレメンテどころか通常のメンテも水拭き、乾拭きだけで良いのではとも思いますが、チャーチのバインダーカーフはクリームが浸透すると言いますし、今回のサンダースもそうかもと思いチェンバレンで軽くケアをしてみました。

杏仁豆腐のような良い匂いのチェンバレンを塗り込んでいくと、すぐに浸透とまではいかないまでも少しずつ浸透している様子が見て取れました。
良くみてみると、分厚いコーティングがされているガラスレザーと違って、少し表面に凹凸があるんですよね。なのでコーティング自体は薄いのかなと。
手で塗り込んだ後にブラッシング、その後に乾拭き。チェンバレンは手に入りにくいので、モウブレイのクリームエッセンシャルやサフィールのレザーバームローションで代替え可能です。杏仁豆腐の匂いはしないけれども。

ついでに少し光らせたくなって、こちらもガラスレザーとは基本的に相性の悪い缶ワックスを軽く載せてみると…

1〜2層ほどとうっすらとワックスを乗せただけですが、ほんのりと光沢が出ます。
ポリッシュレザーといえどきちんとケアができそうで、より一層楽しみに。ガラスレザーの場合、スレてしまったときの修復をできるだけ早くやるのが肝だと思いますので、その辺りも今後注意しよう。
M47と履き下ろし。サイズ感は6.5でジャスト

M47に合わせて履き下ろし。やはり軍パンとの相性は良いです!
冒頭でも記載しましたが、少し大きいとされるサンダース。今回はサイズGB6.5を選んでいますが、かかとの抜けもなければ寸詰まりになることもないジャストサイズです。
ウィズは記載がありませんが、標準のEくらいの幅、そして甲の高さは標準からやや高めといったところでしょうか。
| 比較 | 私のサイズ |
|---|---|
| 普段の英国靴 | UK7E(ラストによって6.5E) |
| 普段の米国靴 | US7.5D |
| SANDERS OFFICER SHOE 1384B | GB6.5 |
| フィット | かかとの抜け・寸詰まりなし |
| 私の印象 | ゆとりのあるサイズ感。 |
普段UK7EやUS7.5Dを履くことが多い私の足だとハーフサイズ落としてちょうどです。
※具体的に履いたことのある靴は以下にまとめています。

履いて分かったポリッシュドレザーの履きジワ

もう一つ気になっていたシワの入り方ですが、こちらも噂通り綺麗なシワが入っています。
ガラスレザーっぽいシワは入らずに、なんならコードバンにも似たシワです。
※もちろん近くに寄ればコードバンでないことは明らかですが
履き下ろしののちに数回履いていますが、このシワの雰囲気はそのまま。期待以上でした。
コーディネート

Cutsew : AURALEE
Pants : M47
Shoes : Sanders
まずは軍パンと。やはり相性抜群。

Cutsew : Auralee
Pants : Maison Martin Margiela
Shoes : Sanders
そしてマルジェラのマックイーンパンツと。カジュアルスタイルに難なく溶け込んでくれます。
太めのパンツにも細めのパンツにも、程よいボリュームがある靴であり合わせやすいです。
デニムと合わせた写真がありませんが、間違いなく相性良いでしょう。
雪でも履けた
大雪の日に履いたんです。短靴なので、くるぶしとかその辺りは濡れちゃうんですが、アッパーから内部に水が侵入することもなく、ITSHIDEのラバーソールは滑りにくい。
もちろん、ゴアテックスとかそういった靴ではないので、本格的な雪や雨の日に履くことを目的に作られてはいないわけですが、私にとっては十分にその役割を果たしてくれる機能を感じました。
SANDERS 1384Bと2246Bの違い
現在SANDERSのオフィサーシューズを探すと、この記事で紹介している1384Bのほかに2246B MILITARY OFFICER SHOEも見つかります。
どちらも外羽根のプレーントゥで、ポリッシュドレザーを使用したSANDERSらしいオフィサーシューズ。ラストも同じ266が使われています。
| 比較 | 1384B OFFICER SHOE | 2246B MILITARY OFFICER SHOE |
|---|---|---|
| ラスト | 266 | 266 |
| デザイン | 外羽根プレーントゥ | 外羽根プレーントゥ |
| アッパー | ポリッシュドレザー | ポリッシュドレザー |
| アイレット数 | 6 | 5 |
| 鳩目 | 内鳩目 | 外鳩目 |
| ソール | ITSHIDE Studded Rubber | Studded Rubber / Block Heel |
| 見た目の印象 | 比較的すっきり、端正 | よりミリタリー・ワーク寄り |
大きな違いは羽根周りです。
1384Bは6アイレットで金属の鳩目が表から見えない内鳩目。対して2246Bは5アイレットの外鳩目になっています。
同じラスト266を使った似た構成の靴ですが、1384Bは少しすっきりとした印象。2246Bは鳩目が見える分、より無骨な雰囲気があります。
どちらが上というより、このあたりは完全に好みでしょう。
私は1384Bを購入していますので、この記事のサイズ感や履き心地については1384Bでの実体験です。同じ266ラストかつ同じプレーントゥですのでほぼ同じサイズ感と考えて良さそうではありますが、2246Bのフィット感まで完全に同じとは断定できないため、2246Bを購入する場合は現行のサイズ案内も確認してください。
まとめ

SANDERSの定番であるオフィサーシューズのご紹介でした。
カジュアル合わせ目的で購入したこのオフィサーシューズですが、ジャケパンにもきっと合わせやすいでしょうから、レイマーのレインシリーズとともに梅雨時期は大活躍間違いなしです。
ソールのヘリやシワの雰囲気など、今後もアップしていきます。


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