毎度の通り購入はずいぶん前ですが、今シーズンよく履いているALDENのスエードチャッカブーツ、14928をご紹介します。亀更新なのは相変わらず…
ALDENのチャッカといえばやっぱりコードバンの1340等を思い浮かべますが、今回ご紹介する14928はタイトルの通りアンラインド、ハンティンググリーンカラーのスエード、そしてレイドンラストとALDENの中ではマイノリティな部類。
と思いきやTheShoeMartにレイドンラストを使ったものとして14928が出ているので、世の中的には割と出ているのかしら?
あまりALDENは詳しくないので上記の事情についてはわからないのですが、いつも通り本ブログ定番の流れで、靴の詳細やサイズ感などをお届けいたします。
ALDEN 14928概要
まずは全景。前述の通りハンティンググリーンのスエードチャッカです。
2アイレットのチャッカブーツなので脱ぎはぎしやすく、アンラインドなので靴べらなしでもヒールトップをきちんと持って履けば問題なく履くことができます。
どこのタンナーのものかはわかりませんが、スエードの毛足は非常に短く、毛並みも綺麗。そして私の大好きな色味であるハンティンググリーン。
グリーンとウェルト・ソールのブラウンのコントラストがとても綺麗ですしステッチが生成りで良いアクセントになっていると感じます。
ビジネスには合わないと思いますが、休日にデニムやフランネルのパンツと相性が良さそうです。Barbourのセージとも相性抜群でしょうね(もう手放してしまいましたが^^;)
サイドビュー。後述しますがレイドンラストはALDENの中でもバリーベースで細身かつ甲も抑え目にしたのラストですが、サイドからみると比較的直線的に見えるラストですね。
ヒールからトップラインにかけてはスリムですっきりとしています。
製法は360度ステッチの入る360度グッドイヤーなのでウエルト以下はボリュームがありますね。この仕様だと太めのパンツにも合わせやすくなるのと、生成りの出しぬいなのがまた良いですね。
ALDENのウェルトは大きく3種類あり、フラットウェルト、ストームウェルト、そしてリバースウェルト。
この14928はリバースウェルト(正式名称:pre-stitched reverse welt)で、ウェルトを裂いて側面にステッチを施しているものです。
ソールは私自身は初めての経験となるウォーターロックソールです。
オイルをたっぷりと染み込ませたこのソール、防水性が通常のレザーソールよりも高く一応全天候型との触れ込みのソールです。
触ってみた感じ、オイリーですし柔らかさも感じます。アンラインドなのも相まってきっと履き始めから馴染むのだろうなと。
アンラインドなので当然ながらふにゃふにゃ。耐久性の面でのみ少し心配はあるものの、履き心地は抜群でしょう。
そのためアッパーが足にそって変形してくれるような、優しい履き心地になるのだろうなと推測できます。
私の履いてきた範囲にはなりますが、ALDENはバリーラストをはじめとしてタイトフィッティングでギッチギチに最初は辛いけどあとは快適、ではなくサイズさえあっていれば履き始めから快適で歩きやすいものが多いです。
その中でさらにアンラインドになれば期待できますよね。
スエードのプレメンテ
ブラッシングとコロニルのシュプリームプロテクトスプレーを使いました。
前まではサッとひとかけ、多くてもふたかけくらいでしたが、スエードのプレメンテ時にはスプレー一本がなくなるくらいぶっかけまくった方が良い、というのを聞きこの靴で試しにやってみることに。
スプレーぶっかけの結果、直後はびしょびしょになるくらいでしたが徐々に元通りとなり幾分しっとりになりました。
アンラインドなのでそもそも折れるようなしわは入りにくいのだと思いますが、耐久性の面ではアンラインドだからこそしっかりケアしてあげた方がきっといいでしょう。
レイドンラストのサイズ感
昨年の履き下ろしになりますが、デニムと合わせて。
以前ご紹介したアンラインドローファーの三陽山長の悠一と同様に、アッパーが私の足に合わせて吸い付き変形するような、そんなフォット感です。とても気持ちが良い。
普段US7.5D(バリーラストも同様)、UK7Eを選ぶことの多い私ですが今回も7.5Dを選んでいます。
サイズ感としては緩く感じる箇所もなく、ぴったり。甲もしっかりと抑えられておりかかとの抜けも全くありません。
レイドンラストはバリーラストよりもハーフサイズアップした方が良い、と書かれているものもありますが、この14928はアンラインドということもあってバリーラストと同じサイズで問題ありませんでした。長さ方向はギリギリなので、人によっては先が当たってしまうかもしれませんが…
ソールはオイルたっぷりのウォーターロックソールは普通のレザーソールよりも柔らかい印象で屈曲もしやすいです。
予想通り、アンラインドに柔らかいソールの組み合わせは履き始めから全く痛くなることもなく快適な履き心地が得られました。
コーディネート
Shirt : Brooks Brothers
Pants : KOJIMA GENES
Shoes : ALDEN
バブアーのセージのビデイルがあればハンティンググリーンの色味とより近いそちらと合わせたかもなと思いつつ、昨年ベストバイにも入ったLES LESTONのファティーグジャケットを合わせました。
こうしてみるとハンティンググリーンはもちろん、ソールのブラウンが結構目に入るので、ブラウンのアウターと合わせたり、ネイビーでまとめて足元を目立たせるといった形でも映えそうな気がします。
ちょっと男臭いというか、そういった色合わせや着こなしが合うブーツではないかなと思います。
まとめ
ALDENのスエードチャッカブーツ、14928のご紹介でした。
何よりも履きやすさがピカイチの組み合わせなのでちょっとそこに行くときにもサッとはけますし長時間履いていても疲れないでしょう。
ALDENはやっぱり履き始めからなじみがよく、見た目のかっこよさはもちろんですがその履き心地が一番のポイントなのかなあと感じるようになりました。
ウォーターロックソールの耐水性など、今後検証していければと思います。
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