更なる進化を遂げた3足目のCOLオリジナルシューズ

早くも3足目になったCOLオリジナルシューズをご紹介します。


1足目、2足目と手放しで絶賛しているCOLオリジナルシューズ。Seica霜崎さんの作る靴はそれほどまでに間違いないのです。


1足目はデュプイ・シャトーブリアンの型押しでセミブローグを、2足目はアノネイ・ロンシャンでタッセルローファーを。そして3足目はデュプイのマローカーフでパンチドキャップトゥを作っていただきました。


最高を更新し続けるSeica霜崎さんの作る靴、今回も眼福の素晴らしい一足になりました。


このポストで少しでも魅力が伝えられたら幸いです。

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過去に作っていただいた靴

1足目、2足目は以下にまとめています。いずれも結構長い記事ですがご参考までに…

1足目:アデレードセミブローグ

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2足目:タッセルローファー

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COL靴会でのオーダーと受け取り

6月に開催された靴会にてオーダー、そして12月の靴会で受け取りという流れです。

オーダーした仕様

1,2足目はブラックだったので色はブラウンに、そして革はシボ続きだったのでスムースに、そして仕事で履くのに汎用性の高い1足しようと考えていました。


結果的にモデルとしてはパンチドキャップトゥを、そして革はデュプイのマローカーフ、ダークブラウンでオーダーしました。そうです、マローカーフは水シボの美しい革。またシボです。どんだけシボ好きなのか。とはいえマローカーフの水シボはスムースにかなり近いですし私にとってとても思い入れのある革で、色の濃さも含めて1番ビビッときたので。


マローカーフを選んだことで、羽根付近のパーフォレーションがあるとシボがぼやけるかな?と思いそこは無しにしてもらったことと、小指付近にもう少しゆとりがあると嬉しい旨を伝えてオーダー完了です。

12/3の靴会で受け取り

オーダーしておおよそ半年、12/3にホテルオークラ東京で開催されたCOLさんの靴会で受け取り。


霜崎さん、関塚さんにアテンドしていただいて会場のホテルの一室に入り、早速お願いしていた一足を見せていただきました。1,2足目と変わらず待ちに待った瞬間。パッとみただけでも気分がとても高まります。

早速足入れしてみると、お願いしていた小指付近のゆとりもしっかりと感じられ、それでいてホールドすべきところはしっかりとホールドしてくれる安心感は変わりません。羽根の開きもちょうどいいですしね。


小指付近の調整はパターンオーダーだと全体のバランスを取るのも難しいらしいのですが、そんな難しいことにも応えてくれる霜崎さん。毎度感謝しかありません。


30分ほど履いてみても問題になりそうなところはなく、間違いなくよく履く一足になるだろうなと確信しました。

次の靴会でオーダーしたいチャッカブーツ

その後、新作のチャッカブーツや初期のサンプルを見せていただいたり、次のオーダーについてあれこれと相談してあっという間に時間が過ぎてしまいました。


次のオーダーについてはまた別途…

COLオリジナルシューズ 3足目の詳細

詳細を見ていきます。


まず改めて全景ですが、癖のないラウンドトゥにダークブラウンのパンチドキャップトゥ。スーツにもジャケパンにもどちらにでも合わせられる万能選手です。後述しますが、マローカーフは遠目から見るとスムースレザーに見えるのでその点でも癖がないですよね。


綺麗に釣り込まれたアッパーにステッチワーク、底付から仕上げまでしっかりと時間をかけて丁寧に作られているのが伝わってきます。

今回は小指付近に少しゆとりを作ってもらったので、より緩やかなラウンドトゥに。1足目と比較するとその差がよくわかります。


ゆとりがありつつも、ぼてっと見えないバランスに仕上げていただいたのは嬉しい限りです。内羽根はシャープな方が好みなので。

ヒールはお馴染みシームレスヒール。トップラインからトップリフトまでのラインがとっても綺麗です。このヒールは最初は硬く感じるのですが、しっかりとついてきてくれますし慣れてきてしまえばこれ以上ない感覚を得られます。


このヒールの形だけではないと思いますが、踵が抜けずにしっかりとついてきてくれるのが本当に素晴らしいです。

シボといっても控えめな水シボなのでうっすら見える程度ですが、羽根やヴァンプの部分に、キャップと平行なシボが入ります。

ソールもいつも通りのヴェヴェルドウエストにトゥとトップリフトの化粧釘。ふまずの部分がしっかりと支えられてとても気持ち良いんです。

関どめや羽根周りのダブルステッチ、かなり細かなピッチの出し縫い。非常に綺麗で丁寧なステッチワーク。霜崎さんお一人のフルハンド、どの工程も気が抜けず1足作り上げるのも非常に大変でしょうし頭が下がります…

これもいつも通り、シンプルな箱ですが使った革が貼られているのが嬉しい。今回からサイズが入っていますね。


この写真を撮ってる時もニヤついていたようで、妻からは変な目でみられましたが、3足目になっても嬉しいものは嬉しいですからね。毎回素晴らしい靴を作ってくださる霜崎さんに感謝です。

プレメンテ

できたばかりですので不要とも思いますが、プレメンテは軽く油分・水分補給をする程度にしました。さっとリッチモイスチャーとモウブレイのクリームナチュラーレ、そしてソールはブートブラックのレザーソールコンディショナーを塗布しました。

ワックスなしでじんわり光るマローカーフ。この透明感がたまりませんね。トゥの部分は水シボも釣り込みでほぼ無くなってますので、1,2足目ではやっていない鏡面磨きもおりをみてやろうと思います。

履き下ろし

プレメンテ後に早速はきおろし。硬さはありますが、小指付近もゆとりがあり1,2足目よりも早くなじみそうな感覚です。


硬さがあっても、踵はしっかりついてきますしフルハンドならではの返りの良さもあります。


細めのパンツにもある程度の太さのあるパンツにも合わせられる中庸な形。幅広い色味に対応できるダークブラウン。何度も言ってますが最高に汎用性が高い一足になりそう。


シワがわかりやすいように太陽光の下で撮ってみたもの(というよりちょっと油分過多ですね、反省)


びっくりするくらい左右対称のシワが入っており、ラストとの相性、そこからさらに私の足に最適化された靴であることは間違いありません。本当に出会えてよかった。

まとめ

三銃士たち

3足目となったCOLオリジナルシューズですが、毎回その感動は変わりませんし毎日でも霜崎さんが作った靴を履きたいと思ってます。そんな靴に出会えてことは本当に幸運でしかありません。


もちろん、足に合う合わないはあると思いますがこのブログをご覧になっている皆様にもぜひ一度試していただきたいです^^


COLの皆様、そして霜崎さん。今回も素晴らしい靴をありがとうございました!

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