最高の更新・COLオリジナルシューズ

Cap Toe

靴を紹介するのは久しぶりになりますが、それに相応しい素晴らしい靴を作っていただきました。


COL KOBEのオリジナルシューズです。


COLオリジナルシューズは初めてジャケットを頼んだ時にも見せていただいて気にはなったものの、足入れはしていませんでした。


ジャケットは2着作っていただいてとても満足しており、信頼しています。そんなCOLさんに置かれる靴もきっと素晴らしいのだろうな、頼んでみたいなと思っていた折に、今年の6月にCOLさんのトランクショーで靴を基軸にした「靴会」が開かれるとのことで、お邪魔してオーダー。


そして完成したとのことと、ちょうど第二回の靴会が先月開催されたのでそこで受け取ってまいりました。このポストでは靴会から納品、そして履き下ろしまでをお届けいたします。

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COLオリジナルシューズについて

COLオリジナルシューズはスピーゴラで修行された霜崎さんが制作される、フルハンドのオーダーシューズです。


内羽根・外羽根・ローファーのラストがあり、革はもちろん、肉盛り方向であればサイズの調整もしていただけます。革もかなり豊富に選べますし、ラストも素晴らしい(後述)…


デザインは基本的には既存の型紙があるものから選択する形ですが、型紙から作ることもできるそうですし、くるぶしに当たらないように革のラインを下げる、といったことも可能でとても幅広く対応していただける内容になっています。

https://col-kobe.jp/lineup#jump04

靴会:オーダー編

いつもと同じように銀座サワモトにて開催されました。当日は制作をご担当されている霜崎さんもいらっしゃるスペシャルな場です。


今回作りたいデザインは決まっており、セミブローグの一足をお願いしたいと事前にお伝えをしていました。使い勝手のいいデザインなのに、唯一所有していたCheaneyのFrancisはどうにも足に合わず手放してしまっていたので^^;

フィッティングサンプルでのサイズ確認

少し雑談を交わして、フィッティングを。普段のサイズをお伝えして、早速履いてみると…


こんなに綺麗に履ける靴あるんですか?というくらい、ジャストフィット。


感覚的に良いフィッティングだなと思っていても、羽根の開きや履き口の笑いなどがあったりするものですが、一切ありません。たくさんの靴を履いてきて、ジャストフィットと感じるものは更新されていっていますが、今回群を抜いた更新になったと思います…


お伺いしてみると、かなり攻めたラストになっており肉盛りして対応することが多いそうですが、私の場合は踵のタコがあるので唯一そこだけを薄い革を貼って対応いただくのみでした。


私のために作ってくださったんですか?と思わず言ってしまったくらいです笑。

革の選択

先の通り、霜崎さんがストックされておられるものがとても豊富で色々なものから選ぶことができます。


メジャーどころから、初めてお伺いする革まで、このサンプルを見ているだけでも相当楽しいです^^


以前はシボ革は好きではなかったのですが、フローシャイムのケンムーアなどヴィンテージシューズに接してから好きになり、今回もシボで選ぼうと思っていました。


その中でも選択したのは、デュプイのシャトーブリアンです。元々はスムースレザーですが、スタンプ押しでシボに変えたのだとか。


なにそれ、スペシャルすぎるじゃないですか…ということで^^

オーダーした仕様

セミブローグの羽周りはアデレードに、上の写真のサンプルにメダリオンを追加する形にして革はデュプイのシャトーブリアン、その他は基本的には標準でおまかせに。


アデレードにしたのは、その方がシボが際立つ面積が増えるかなと思って。また、COLさんならではだと思いますが靴にどんなスーツやジャケットが合いそうかというところも相談に乗っていただけるので、どこか一つが浮いてしまうこともないでしょう。


フィッティングでも革もスペシャルで、それだけでも贅沢なのですがそこに霜崎さんの靴に向かう真摯な姿勢がひしひしと感じられて、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました。

靴会:受取編

招待状に私の靴が…!

6月の中旬にオーダーしてから11月中旬には完成していたそうなのですが、11月末に靴会が再度開催で霜崎さんも同行されるとのことで、はやる気持ちを抑えて靴会で受け取ってきました。


元々もう少しかかると伺っていたので年明けかなと思っていたのですが、嬉しい誤算でした。

オーダー時と同様に少し雑談を交わして早速見せていただきました。


実物を見たら写真の数百倍は良くできていて…感嘆の声をあげてずっとニヤニヤしていたのを覚えています。

試着をしてみて、オーダー時と同様に抜群のフィッティング。どこにも隙間がなく履くのが非常に大変ななのですが、不思議と痛いところはなく。


踵の部分だけ薄い革を貼ってもらい調整したのですが、改めて霜崎さんに触診してもらい、どこも問題になりそうなところもなし。無駄な部分がないのでスッキリと足も小さく見えます。


このラストがあればもう他には戻れない、そう言ってもいいくらいのラストに出会うことができました。さらにそれを高い技術で靴に落とし込んでいただき感謝しかありません。

COLオリジナルシューズの詳細

感動そのままに、翌日改めてまじまじと。まずは箱から。


とてもシンプルで何の変哲もないように見えるのですが、使った革でワンポイントを入れてくださっているのが粋ですね。これは嬉しいです。

改めて全景。丁寧な作りの積み重なりで凛としているけれどスタンプ押しのおかげで存在感は抜群です。

サイドから見ると狙い通りスタンプ押しの雰囲気を存分に感じられます。


綺麗な形をしてるんですよね、どこかが急激に立ち上がったりしているわけではなく滑らか。

一方で正面から見てみると、足の形にそうように捻れ、外側に向かうほど低く。


全体的に甲は低く抑えられおり、甲の低めな私にとってはばっちりなラストなのだろうなと思います。


ヒールはシームレスヒールです。ここでも足の外側に向かうにつれて低く、くるぶしの辺りもインサイドよりアウトサイドが低めに設計されています。


ウエルトからトップリフトまで、ごくごくわずかにテーパーがかかっています。ストレートだとカジュアル感が出てくるかと思いますが、このテーパードでドレスにしっかり向きますね。

釣り込みでトゥのシボが伸び、うっすらと見える反面、ヴァンプの部分はしっかりとシボを感じることができます。


オーダー時にも霜崎さんからそのコントラストが綺麗になると思います、とお伺いしていましたがまさにその通り。


また、手作業ならではでギリギリまで攻められたコバと細かな出し縫い。美しいの一言です。

ソールがまたすごいんです。ギューっと絞られたヴェヴェルドウエスト、さらにヒールカウンターが踏まずの付近まで伸びていることもあり踏まずのフィット感も抜群です。


しっかりと支えてくれるので長時間履いてもきっと疲れないんだろうなと想像できます。

つま先の飾り釘も個人的には嬉しいポイントです。最近、レザーソールでもスチールをつけることなく履きおろしていますが、この仕様だとより一層気にせず履き下ろせるので^^

改めて見ても履き口小さい!

ナチュラル色のライニングには一切の記載がなくこれ以上ないほどのシンプルさです。そしてしっかりとハンドソーンの跡が見られ手仕事であることを感じることができます。


縫製ももちろん綺麗ですし、仕様はビスポークのようで、そして私にとっては相性がめちゃくちゃ良いラスト。


表面上価格はお安くありませんが実物を見て、さらに履いてみて、明らかに価格以上の価値がある素晴らしい靴であることは間違いありません。

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プレメンテ

プレメンテは出来たばかりということもあったので通常通りのケアを以下のケア用品で実施しました。

  • デリケートクリーム:サフィールノワール ナッパデリケートクリーム
  • 油性クリーム   :サフィールノワール クレム1925
  • ソール      :ブートブラック レザーソールコンディショナー

シャトーブリアンはややマットな革ではありますが柔らかく履き心地は非常に良さそうな革です。


プレメンテ後はより一層むっちり、そしてシボを生かした控えめなツヤが◎シャトーブリアンとスタンプ押し、最強なんじゃないかという気がします^^

履き下ろし

受け取ったその週に履き下ろし。


ジャストフィットとはいえ革は馴染んでいないので少し硬さは感じられますが、ギチギチのタイトフィッティングではなく数回はけばもう自分のものにできそうな感覚を得られました。履き口も全く笑わず、羽根の開きもちょうど良いですよね。


ハンドソーンなので返りも最初から悪くなく、踵の抜けなども全くありません。

革質もさすがシャトーブリアンと思えるレベルでシボにありがちな大きなしわでもなく、細かく綺麗なシワです。


1時間ほど歩いてみて踵が少し擦れたものの他は全く問題がありません。頼んでよかったなあと改めて思える靴でした。

まとめ

このラストに霜崎さんの技術があれば、私の今後の足元は安泰だと思えるほど惚れ込んだCOLオリジナルシューズ。


決して安い買い物ではないのですが、ラストさえ足にあえば間違いなくおすすめです。職人の霜崎さんはご自身でもseicaというブランドをお持ちで、京都伊勢丹などで時折オーダー会をやられているようです。


手に取り、試着ができる機会があればぜひトライされてください。靴そのものだけでなく、霜崎さんの真摯に向き合う姿含めて、とてもおすすめです。

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