雨の日の強い味方を手に入れました。値上がり続ける革靴の中で比較的控えめで品質も良い筆頭だと個人的に思っているCARMINAの1足です。
今の手持ちで大雨でも何にも気にせずに履けるのは、SandersのオフィサーとVASSのUチップの2足、仕事の時には主に前者を履いているのですがダークブラウンの1足が欲しくて。
セールでそんなのがあったらいいなと思っていたら、毎度お馴染みアローズのセールで見つけたCARMINAの一足を手に入れました。しかも50%オフ。
簡単ですが、いつも通りご紹介させてください。


CARMINAのFORESTラストを使ったUチップ


購入したのはNorwegian Derby 757というモデルで主な仕様は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
| ブランド | CARMINA |
| モデル | Norwegian Derby 757(Uチップ) |
| ラスト | FOREST |
| 革 | Brown Karagrain |
| ソール | Silver Sole(ダイナイトパターンのラバー) |
| サイズ | 6.5 |
私の大好きなシボ革にダイナイトパターンのラバーソール。THE 雨に強い仕様で、天候関係なく履ける仕様。後述しますが茶靴は雨しみになってしまうかなと思いきや全くの杞憂でした。
ラストはCARMINAの中でも歴史のあるFORESTラストで、私はタッセルローファーとジョッパーブーツでFORESTラストのものを所有しており、踵の抜けも少なく快適に履いています。


各部詳細

ここから詳細をご紹介していきます。拝みモカのUチップで明るすぎず暗すぎないミディアムブラウン。シボ感がはっきりとしておりデニムにも合わせられそうな雰囲気。とはいえ、コバも貼っておらずシャープに見えるのでジャケパンにも十分に合わせられる一足です。

はっきりとしたシボにこれまたはっきりとしたステッチ、無骨。トゥの部分も結構ワイルドにステッチが入っていますね。出し縫いも細かすぎず荒すぎず、雰囲気に合った形で入れられています。

サイドから見るとややノーズが長そうに見えるのは、羽が小さめだからですかね。甲は低すぎず高すぎず、ヒールはわずかにテーパードしています。

バックビュー。ヒールカップは小さめで嬉しいですね。

なだらかに捻れたラスト。


シルバーソールと呼ばれるダイナイトソールパターン。CARMINAとネームが入っているのが嬉しい。


ゴールドの刻印、CARMINAの中敷はアッパーと同じ革で作られているのがまたいいんですよね。シボの中敷なんてそうないですから。また、サイズ表記はウエストンと同じハーフ表記は/になります。

ちなみに、CARMINAは分厚いスポンジを挟んでくれていてすごく好感が持てます。こういった面を踏まえてもコストパフォーマンスも高くお勧めの靴メーカーです。
プレメンテ

プレメンテは久しぶりの御手洗メソッド。仕上げはノーワックス、乳化生クリームはモウブレイのクリームナチュラーレで。

無骨な雰囲気とは裏腹に、革はもっちりと弾力のある革です。よく揉んで革を柔らかくし、いざ履き下ろしです。

履き下ろし・サイズ感

プレメンテをしたのちに履き下ろし。
私はUK7E、US7.5D、25.5cmを選ぶことが多いですが、サイズは6.5を選んでいます。購入時に7も試したのですが、7ではゆるく6.5はややタイトながらも羽根もいい塩梅、履いていけば馴染むだろうサイズ感です。
踵の抜けはありませんが、もう少し小さいとよりフィット感がますかなといった感覚なものの、十分なフィッティングだと思います。
なお、その他との靴のサイズ感は以下にまとめてありますのでご参考まで。

茶靴の雨ジミ

悪天候の日を想定して購入した靴だったので、主に雨の日に履いています。こんな具合に雨が染み込んでいますが、乾けばシミになることもなく、全くもってへっちゃらです。
また、雨の日に履いているからなのかは分かりませんが、馴染むのも少し早い気がします。出張先で足元が悪いところに行く時も多いので、Sandersとともにとても頼りになりそうな一足です。
まとめ

ダークブラウンの雨の日にも躊躇なくはける靴、あったらいいなと思っていた靴が手頃な価格で見つかり、しかも履き心地や仕様も申し分ない、良い一足を手に入れることができました。
ちなみに価格ですが、37,400円。ラッキーとしか言いようがありません。履くシーンを考えてもエイジングは進みやすいと思うので、またご紹介いたします。

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