SSのトランクショー行脚もう一つ、Hitchman Trousers Clubのトランクショーに参加してきました。
Hitchmanのトランクショーはこれで3回目の参加になります。
1本目、2本目ともに履いていると「それどこのパンツ?めちゃくちゃいいね」と言われることが多く、履き心地も非常に良いパンツです。
3回目のトランクショーの様子&HitchmanからリリースされるRTWをご紹介いたします。
ご参考:過去オーダー
Hitchman Trousers Clubやファクトリービスポーク、完成品については以下ポストにてご紹介しています。ぜひご覧ください。
お目当ての生地
今回のトランクショーでお目当ての生地がありました。トランクショーの前にはいつもインスタで、おすすめの生地を小堀さんがアップしてくださっているのですが、目に留まったのが…
超ベーシックなミディアムグレーのポーラ、強撚の平織、いわゆるフレスコ。絶対にたくさん履くやつです。
先日Rotaでもミディアムグレーのフレスコを頼みましたが…こんなん何本あったって良いですし、小堀さんのセレクトは間違いがない、そしてベースプライス。
この投稿を見てすぐに予約を入れたのでした。
※なお、トランクショーで教えていただいたのですがFRESCOはHARDY MINNISの商標なんだそうですね。
トランクショーの様子
ここからはトランクショーの様子をご紹介します。私は4/13の夕方に予約をしてBRIFT H青山に伺いました。当日は1階でHitchman、2階で別のイベント(長谷川さん引退とのことで、BRIFT Hでご活躍された方が集合)も開催されていてBRIFT Hは大賑わい、楽しい雰囲気でのトランクショーです。
毎回の楽しみ、小堀さんのストック生地たちが非常に魅力的。他では見たことのない生地がたくさんあって、さらにその一つ一つを小堀さんが解説してくるので非常に楽しいのです。
お目当ての国産ポーラ、いわゆるフレスコ。インスタ越しで見ても良いだろうなと思っていましたが、実際に見てみるとめちゃくちゃ良い…
フレスコとは思えないほどの滑らかな触り心地、でもフレスコらしい適度なシャリ感に、しっかりしたハリコシ。国産らしい丁寧な仕事がなせる技なのだそうです。
そしてこのミディアムグレー、合わせられないものを見つける方が難しいくらい万能な色味です。心はすぐに決まりました笑。
とはいえ、色々と他の生地もご紹介いただきました。私は初めて見た尾州の国島のバンチ。国産の生地は後染めではなく先染めしたものを、日本人らしく均質に仕上げていくため品質は良くとも落ち着いたトーンのものがどうしても多くなるらしいのですが、グレーは前述の生地のように良いものが多いのだとか。
確かにこのバンチで見せていただいたトロピカルは抜群に良さそうでした。インポートと比較すると価格も半分程度になることもあるようです。
こちらも見たことのないバンチでハリソンズのSEA SHELL、これはリネンにポリエステルが混紡されたもので改訂もよく入っているらしく結構売れているらしいです。ついつい天然繊維推しになってしまいますが、機能性としては優れているところも多くパンツにいいかも…と思いました。
Hitchman定番の中からインディゴリネン、しかもツイル。もちろんドレス向きではないですが、これで作ったパンツに白シャツ1枚で非常に様になりそう。夏に最高の1本ができるな…
生地が決まればあとは仕様の相談。1,2本目ともに2アウトプリーツのサイド尾錠でお願いしてきましたが、今回は深めの1プリーツ、サイド尾錠のなしのベルトレスにしていただくことにしました。
サイド尾錠、締めても緩みやすいのであんまり意味をなしてないなと思うようになってきたんですよね。もちろんあれば体重の増減に対する安心感はあるのですが…
2プリーツから1プリーツにするということで腰回りの印象も変わるためゲージで再確認。裾幅や膝との差寸、股上等は前回までのものが気に入っているため、それらを会話して行くとあっという間にピンが打たれていきます。そのほか、サイド尾錠をなくすということでウエストは5mm詰めていただくことにして、型紙へのインプットは完了。
ボタンもいつも悩むんですよね…ミディアムグレーですから黒も茶もどちらの靴も履きます。その点踏まえて下段真ん中のチャコールに。春夏なので左下のも合うかなと思いましたが、この辺りは無難に行くのが間違いないですから。
そうしてオーダーは完了、完成は5月下旬ごろとのことでまさに一番活躍させたい季節に到着しそうです。この早さも魅力の一つですね。
RTWのパンツも登場
HitchmanのRTWがリリースされたそうで、そちらも試着させていただきました。結論、気軽にさっと履くことができてかつきちんとしているパンツとして最適解ではないかと思います。
RTWはショーツとフルレングスのものがあり、後者を履かせてもらいました。ベイカーパンツのような大きなポケットがインパクトあり、両サイドがゴムになっている仕様で楽に履くことができます。
ゴム仕様のパンツは色々なところからリリースされていますが大体が背中側がゴムになっているのですが、パンツが動いて動いて…なので履かなくなってしまったことがあります。このパンツは楽ながらもしっかりホールドされる感覚。
また、シルエットもとても綺麗です。この辺りは小堀さんの型紙理論でゴムが入ることによるシルエットの乱れを補正しているそうです。しっかり楽に履くことができつつも綺麗に履くことができる、それこそHitchman定番のインディゴリネンツイルがあったら…
こちらで詳細は見られますので、気になる方はぜひ。
まとめ
Hitchmanでのオーダーも早いもので3回目になりましたが、パンツの品質はもちろんのこと毎回色々なことを教えてくださるので非常に楽しい時間を過ごすことができています。今回オーダーしたパンツは間違いなく困ったら履く1本になるでしょうから、完成が楽しみです。
小堀さん、今回も楽しい時間をありがとうございました!楽しみにしております。
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