COLでスーツをビスポーク【完成編】

  • URLをコピーしました!

COLオリジナルリネンを使ったビスポークスーツ、完成編です。


スーツのビスポークは初めてと言うこともあって、本当に楽しみにしていたスーツになります。


最初のビスポークスーツがウーステッドではなくリネン、というのがちょっと変ですが笑。


とても素晴らしい、大事にしたい一着に仕上げていただいています。いつも通りご紹介させてください。

Contents

仮縫い編・中縫い編はこちら

仮縫いはCOL KOBEのアトリエで。中縫いは銀座サワモトでのトランクショーでお願いしました。以下のポストからどうぞ。

あわせて読みたい
COLでスーツをビスポーク【仮縫い編】 全幅の信頼を置くCOLにて、3回目のビスポークはスーツのビスポークです。今まで作っていただいた2着ともにもちろん気に入っているのですが、ついにスーツにチャレンジす...
あわせて読みたい
COLでスーツをビスポーク【中縫い編】 先日ご紹介したCOLオリジナルリネンを使ったビスポークスーツ、中縫い編です。COLでのビスポークなので当然ながらCOLでしかお願いできないものではあるのですが、今回は...

納品は東京トランクショー@オークラ東京

今回は東京トランクショーでの納品となりました。仮縫いは神戸のアトリエ、中縫いは銀座トランクショー、納品は東京トランクショーと面白い流れでしたが、これもCOLならではということで。


今回はseica霜崎さんも一緒に同行される靴会ではありましたが、通常のスーツの注文等もお願いできるトランクショー。靴の受け取りもあり、スーツの受け取りもあり、そう言った意味でもいつもにもまして本当に楽しみにしていたトランクショーでした。


もちろん、受け取るだけではなくCOLの皆さん、霜崎さんとお会いして会話するのも本当に楽しい。なかなか仕事が詰まっている時期でしたがこの日があったので頑張れました笑

少々の雑談を経て、早速完成したビスポークスーツを着用。




驚嘆。




スーツは初めてですが3回目のビスポークとなった今回、フィッティングはさらに向上し、ぴったりしているのに全く窮屈さを感じず。ウェイトのあるずっしりしたリネンですが、首から肩にかけて全体で支えるようになっており着心地は軽い。持った時と着用した時のギャップがたまりません。


アームホール、肩の位置、ウエスト等細部も調整していただいた結果です。そして非常に綺麗な背中。ツキの出やすい私の体型をうまくカバーしてくれるパターン。


まるでキャンバス地のようなかなりウェイトのあるリネン。今回のオリジナルリネンは3反作られたそうですが、それぞれに色の出方に特徴があり私は3反目で赤みが抑えられたものを選びました。


それに相反するようなナッポリしたディテール。普通に考えるとうまく落とし込むのが難しい注文を非常にバランスよくまとめ上げていただいています。


そしてリネンの波打つ感じも今時点からたまりません。私は普通のサラリーマンなのに、どう考えても普通のサラリーマンが着用しないリネンスーツですが、たまらんのだよなあ。

COLオリジナルリネンを使ったビスポークスーツ

ここからは詳細をご紹介していきます。

まずジャケット。3パッチポケットのスポーティなディテールに緩やかにカーブし、高すぎず低すぎずに設定してもらったゴージライン。そしてダブルステッチ、フロントダーツ貫通、やや開き目に作られたフロントカーブ、シャツ袖、手縫いの雰囲気も随所に感じられるいわゆるそっち寄りのスタイル。詳細は以下の写真をご覧いただければと。

いつも通りの4つボタン重ね本切羽。ボタンは水牛です。生地の主張が強いのでボタンは溶け込むように色合わせ。
生地もデニムっぽくも見える面白い生地感です。着込んだ時にどうなるのかが非常に楽しみ。

背面はサイドベンツ、非常に立体的に仕立てられた背中は私の前肩強めの体型にも優しくフィット。

ジャケットはもちろんですが、よりびっくりしたのはパンツ。非常に綺麗なシルエットのワンプリーツ、股上、裾幅ともにしっかりとったクラシカルなサイズバランス。バックポケットのボタン類は無くしてもらい私にとって非常に実用的なものにしていただきました。


元々はベルトレスで考えていましたが、リネンなのでサイズの直しをする可能性も加味してベルトループありに変更しています。写真ではわかりにくいですがサイドシームに星ステッチを入れてもらう等、こちらもハンド感を感じられるように。


基本的にはざっくりとしたイメージを伝えて、あとはCOLの皆様の経験にお任せ。仮縫いや中縫いで具体化してきたものに対して希望を伝える形でしたが、それを見事に具現化してくださって感謝です。

早速着用して外出。着心地が良い、疲れない、気分が上がる、というのはもちろんですが、歩いて腕を降って行くたびに入っていくシワ感がたまりません。硬く重いこのリネンが馴染んでいないので、まだまだこれからが本領発揮でしょう。


基本的にスーツにはシワは入れたくないと思うのですがリネンの自然に入るシワは別。この時点でアパレル関係者でもなんでもないサラリーマンが着るスーツじゃないのでは、という気しかしませんが^^;


唯一のこのスーツの弱点は、リネンとはいえ真夏はとてもじゃないけど着られないのです笑。ただ今の日本の気候だと真夏を過ぎたあとは比較的長く着られそうですしそうしていきたい一着です。

まとめ

私にとって初めてのスーツのビスポーク、完成編でした。


超ベーシックにまずは紺無地、ではあるもののウエイトのあるリネンで、しかも3パッチ、なかなか形にするのも難しいなと思うのですが、要求をしっかり形にしてくださったCOLの皆様には大変感謝しております。


次の1着もこのトランクショーでお願いをし、次はどんな1着に形作って行くかを楽しみにしたいと思います。


COLの皆様、この度もありがとうございました!引き続きよろしくお願いいたします。

過去のビスポーク

1着目

あわせて読みたい
COL KOBEでジャケットのビスポーク:完成編 初めてのジャケットのビスポーク、完成編です。7月の中縫いを経て9月中旬に完成連絡をいただき、出張のタイミングに合わせて9月末に受け取ってきました。Taylor&Lod...

2着目

あわせて読みたい
COL KOBEで2着目のビスポークジャケット:納品編:FOX BROTHERS 250th ANNIVERSARY COLLECTION QUINTESS... 2023年最後の投稿はCOL KOBEでお願いしていた2着目のビスポークジャケットです。12月の東京トランクショーで受け取りの予定でしたが、11月末にちょうど仕事で神戸まで行...

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

Contents