先日ご紹介したCOLオリジナルリネンを使ったビスポークスーツ、中縫い編です。
COLでのビスポークなので当然ながらCOLでしかお願いできないものではあるのですが、今回は生地もCOLオリジナルということで特にスペシャルな一着。
仮縫いから中縫いを経て、完成度も非常に高くなってきておりより一層納品が待ち遠しくなりました。
ということで、いつも通りご紹介させてください。
仮縫い編はこちら
仮縫いはCOL KOBEのアトリエで。生地などもご紹介しているのでご覧になってください。
中縫いは銀座トランクショー@サワモト
今回の中縫いは銀座トランクショーに合わせてお願いをしました。COLの銀座トランクショーは何度も参加していますが、ビスポークの中縫いは初めてです。
銀座のトランクショーといえば、いつも通りCOL嶋田さんにお会いしてのトランクショー。私にとってドレスクロージングの先生のような存在です。そんな嶋田さんと挨拶をして、早速中縫い。
少々雑談をして中縫いのスーツと対面。感嘆。
前回の仮縫い時と比較するとポケットも付いていて、より完成に近い形になっています。特に今回は私にとっては初めての3パッチポケットでお願いしていたので、頭の中のイメージに近づいている様が見て取れ、素晴らしいものが出来上がってくるのだろうなという実感が湧いてきます。
リネンといえどかなりがっしりした生地感なものの、やはり少しスポーティ・カジュアルにに合わせるイメージの方が強いスーツ。そのため生地と相反するように柔らかい雰囲気は出るようにしたい、とリクエスト。
その一つとしてダブルステッチをお願いしているのですが、ポケットにはすでにダブルステッチがあしらわれており、これ見よがしではなくさりげない雰囲気がまた私にとってはちょうどいい塩梅にしていただいています。
そうして早速着用してみて。素晴らしいの一言。
仮縫いを経てフィッティングもさらに向上、全体の雰囲気もイメージと非常に近しい。袖付けなどを一旦仮で割付にしていただいてますが、最終的にはシャツ袖にしていただくことにしています。
前回感動した美しいシルエットのパンツ。裾幅も微修正いただきました。
ベルトレスにしようか迷っていたものの、リネンという素材の特性、より長く吐けるようにということを考えてベルトループありのシンプルなパンツにしていただくことに。
Rotaがめちゃくちゃ高くなってしまったこともあって、スラックス単体でもお願いすることになりそうです。
ジャケットについては着丈、肩周り、ウエストまわりについても若干の補正を入れていただくことになりましたが、背中のツキジワなどもみられず、現段階でも高い完成度。上記補正と裏地が付いてくれば…完成が楽しみでなりません。
いつものペースであれば完成もそう遠くない日にできるでしょうから、遅くとも秋口には着られるかな。ワクワクです。
ベルトも…
さて、今回のトランクショーではもう一つ目的がありました。それがCOLオリジナルベルトのオーダー。ベルトレスのスラックスが増えてきているとはいえ、ベルトが必要なものも当然ありますし、社会人になってすぐに購入したバーバリーのベルトがさすがにやれてきましたから一本お願いしたいと。
(当時何気なく購入したバーバリー。おそらくライセンス品だと思うのですが革質が抜群によく、バックルもシンプルで本当に使い勝手がよかった…)
いくつかあるスターリングシルバーのオリジナルバックルの中から30mm、特徴的な形をしているものを選んで、アノネイのスムースレザーでお願いをしました。穴あけは納品時にしていただけるとのことでこちらも楽しみです。
次回は納品編
ということで、私にとって初めてのスーツのビスポーク、中縫い編でした。
中縫いが非常に完成度高かったためより一層納品が楽しみになりましたし、丁寧かつ迅速な仕事をしてくださるCOLの皆様には感謝しかありません。
次回はいよいよ納品編となります。引き続きお付き合いいただけたら幸いです。
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