伊勢丹のセールでボレリのボタンダウンシャツを購入しました。
前回のLES LESTONに引き続きボタンダウン。
何度か記載していますが、夏場はもうネクタイをすることが気候的に難しいため、シャツ1枚で様になるものが欲しくて。
ボレリのシャツは以前39サイズを持っていましたが少々キツくて肩こりが…というので手放してしまっていました。それ以来の購入です。
いつも通りご紹介させてください。
LUIGI BORRELLIについて
超有名ブランドですのでわざわざ書く必要もないかなと思いつつ、1957年創業のナポリの老舗シャツブランド。今ではトータルウェアブランドになっているため、ジャケット、スラックス、ニットなども扱いがあります。過去に私もコットンスラックスを購入しています。
以前購入したボレリのシャツについて書いた時には落合正勝氏の「クラシコイタリア礼賛」でも記載されていた旨を書きました。ナチュラル感が出るシャツという解釈の仕方が人それぞれになる言葉ですが、ハンドの工程をこれ見よがしではなく程よくいれていること
購入したシャツの詳細
ここからは購入したシャツのご紹介です。
全体像
一度洗いをかけてさっとアイロンをかけた状態です。至ってシンプルな白のボタンダウンシャツ。今の日本では夏にネクタイをすることは非常にツライので、ノータイでも様になるボタンダウンは重宝します。
ポケットなし、前立てもなし、背中にはダーツが入ります。ボタンダウンといえば、のブルックスブラザーズのものとは背中を見ると当然ながら違います。
生地
コットン50%、リネン50%の混紡生地、結構ざらっとした肌触りで洗いをかけていくと良くなっていくであろう生地感。ご覧の通り透け感も少しあるので、夏を中心に活躍してくれる生地、どこのものでしょうね。
詳細
襟型GABLE、ソフトな芯地に8.5cmの長さの襟先が綺麗なロールを生んでいます。台襟は4cm、ハンドでの襟つけ。
ほんのり雨降り。ハンドでの袖付け、もちろん前振袖です。
アームホールはかなりスッキリとしており細いです。身幅、肩幅もコンパクトな作り。
前たてもハンドステッチが入り、ボタンホールもハンド。ボタンつけは鳥足留めの軽く根巻きあり。
ボタンは3mm厚で一番好きな厚みです。1mmは薄すぎるし5mmは厚すぎる。3mmがちょうど良い。
ヨーク下のギャザーなどはなしでスッキリした仕立て。生地的にも優雅なドレープを、というような生地ではないのでこちらの方が合うと思います。
美しい剣ポロ。ただ袖丈は漏れなく長いのでお直しに出す際は注意しないといけません。
タグやガゼット類。ガゼットはハンド。こうしてみるとハンド工程が多いですね。ハンドステッチもなんか雑、雰囲気でやってますみたいなことはもちろんなし。
一方で、マシンステッチの箇所も非常に綺麗で運針も1cmあたり10針ととても細かい。ハンドのみならずマシンの縫製も非常に美しい。
ハンドとマシンそれぞれが素晴らしく、そして違和感なく融合されていると感じます。世界的に絶賛されるシャツ、流石の一言です。
購入価格
定価¥44,000から40%オフ、そこから株主優待で10%オフで購入しました。
最初に購入しようと思った時は30%オフだったのですが、その際は結局購入せず。やっぱり気になって1週間後に行ったら40%オフになっていた、という非常にラッキーな展開。
ボレリのシャツは有名なワイドカラーであるLUCIANOをはじめ、リネンのプルオーバー等もあり、結構豊富に残っていましたがどれも39以下のサイズがほとんど。今回購入した白のコットンリネンが残っていたのはラッキーでした。
サイズ感・着用感・コーディネート
最初は他ブランド同様に39を試着したのですが、非常にタイト。そのため40を試着したところジャストサイズ。タイドアップはしない想定でしたのでネックサイズ的にも大丈夫そうだったので購入に至りました。サイズ40の方は身体によくフィットしており着心地も◎
なお、袖丈は69cmあり、3cmつめ。イタリアブランドだとFinamore、BARBAあたりも長いですがボレリも同じく長い。FRAYは詰めなくても大丈夫なのですが…
白のボタンダウンなので合わないものはないと思いますが、この日はモノトーンに。ORAZIO LUCIANOのリネンジャケットと。ジャケットを羽織ることすら厳しい日が多いので、RotaのPADOVAモデルとシャツ1枚で着用したりもしています。
まとめ
ボレリのシャツ、ネックサイズ39だと私の身体には合わないのが非常に残念ではあるのですが、こちらの1着は非常に重宝しそうです。透け感が強めなので通年で使うコットンリネン、ではなく春夏中心に使っていこうと思います。
ブログの更新が滞り気味ですが、少しずつ更新していきますので引き続きよろしくお願いいたします。
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