コーヒーテイスティングノート、第14回目も前回に続きゲイシャ、ですが今回はコロンビアのブエナヴィスタ農園のものです。
コロンビアの豆は第12回のスプレモに続いて2つ目になります。今回のブエナヴィスタ農園は家族経営の農園で、今からおおよそ25年前からスタートしたそうです。
ゲイシャの生産は難しく、収穫に適した熟度、未成熟・及び乾燥した豆をピック、フィルタリングする手間、ゲイシャの味の特性を活かすようにチェリーの状態とパーチメント(豆の周りを包んでいる薄皮がついた状態)でのファーメンテーション(発酵)をするなど工夫を重ねて作られているそう。
前回のパナマ・ベルリナ農園のゲイシャは生産処理がナチュラルだったのに対してこちらはウォッシュド。同じスペシャリティコーヒーの位置付けながらも生産国、生産方式が違うことでどんな味の変化がみて取れるのか、楽しみながらテイスティングをしました。
家族経営で作られたゲイシャ、その味やいかに。
※今までのテイスティングノートは以下からご覧ください。
豆の情報
銘柄 | コロンビア ゲイシャ |
生成方式 | ウォッシュド |
焙煎日 | 2020/6/2 |
賞味日 | 2020/6/6 |
焙煎度合い | ミディアムロースト |
中程度の大きさ、粒の大きさはも揃っており豆自体の香りもしっかりしています。
焙煎度合いはミディアムローストです。
淹れ方
抽出方法 | V6O |
豆の量 | 13g |
挽き具合 | 細〜中挽き |
湯温 | 94℃ |
抽出時間 | 2分25秒 |
前回同様にHARIOのV60、「コーヒーは楽しい」に記載のあった方法(お湯25gでまず蒸らし、その後25gずつ200gになるまで注ぐ)で抽出してます。
今回から最初の蒸らし工程で攪拌をするようにしています。
テイスティングノート
サマリー
ナチュラルのゲイシャと似ている部分もあるが味わいは異なる。特にナチュラルの物よりも重みがあり、ジンジャーのような鼻を心地よく刺激するネ。
よりアールグレイのようなアロマを強くを感じるが、こちらも苦味はあまりなく甘みが強い。そしてボディはクリーミーなものの口の中に長く残ることはない。
何かと一緒に、というよりもコーヒー単体で十分な存在感があり、主役になることのできるコーヒー。
詳細
ネ(鼻先で感じる香) | ジンジャー |
アロマ(口から鼻に抜ける香り) | アールグレイ、ピアー、ベリー |
ボディ | クリーミー |
酸味 | 3.5 |
甘み | 4 |
濃厚さ | 2.5 |
クリーンさ | 3 |
余韻 | 3.5 |
※数字の1〜5は、「弱:1〜5:強」とします。
次回予告
次回はまたまたまた、ゲイシャ、今度はコスタリカのものをお届けします。
今度もウォッシュドのゲイシャ、ご期待ください。
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