スエードケア用の真鍮ブラシ、コシが強すぎで逆にスエードが毛羽立つなどなかなかいいものに巡り会えなかったのですが「これはいいな」と思えるブラシに出会いました。
タイトル通りになりますが、平野ブラシのスエード用靴ブラシです。購入したのは昨年年初、昨年・今年と使用してみて感覚的なものではありますがやっぱり良いなと思いました。
ダークブラウンの短靴とブーツはまた秋冬までお役御免ということで、そのケアとともにご紹介します。
平野ブラシのスエード用真鍮ブラシ
今回ご紹介したい平野ブラシがこちら。
スエードの真鍮ブラシは真鍮の毛の部分が少なく歯ブラシ(!?)のような形をしているものが多いですが、こちらは毛がたっぷりでそして毛が長いのが特徴。
毛の長さは30mmほど、植毛部分は長手方向に85mmほどあります。
購入した際に教えていただいたのは、かなりソフトな真鍮を使っているとのことで、確かに触ってみてもバリバリっとした真鍮っぽさはないですし痛くもありません。
毛足の長さも相まって弾力があります。
手植えではありませんが、ブラシの柄はビーチ材で馴染みよく価格も¥2,200と比較的お手頃です。
なお、これは百貨店で平野ブラシさんが実演販売でこられていた際に購入したのですが、その時に置いてあったサンプルのスエードブラシが使い込まれてよりソフトになり、味が出てとてもかっこ良かったのを覚えています。
普通に使っていれば数十年使えますよ、という言葉もあり購入したのでした^^
スエード靴のケア(2022版)
今回メンテしたのはダークブラウンのブーツと短靴。左からクロケットジョーンズのチャートシーとエドワードグリーンのバークレーです。
いつもこの二つは秋冬に履いているので今回のケアで秋冬までお休み。代わりにローファーと入れ替えます。
2021年は記事にするのをサボってしまいましたが、2020年は馬毛ブラシでブラッシングしたのちに毛並みをチャッカマンで整え、その後箱に入れてしまうという形でしまっていました。
今回はコロナ影響もあり、履いた時間も少なめだったことから過度なメンテはせずにしっかりとブラッシングをする程度に止めることにしました。
私はいつも長期間しまうときに、デリケートクリームやそれに準ずるもののみ塗布してしまっていました。
ですが長期間しまうときにはクリームをはじめとする革の栄養になるもの(スエードの場合はスプレーやミスト)は塗布せずにしまうべし、と言っている方もおり、今回は上述の通り履いた回数も少ないことから試しにブラッシングのみで済ませることに。
ということで今回のケアはとても簡単です。靴紐を取ってまずは隅々まで馬毛ブラシでブラッシング。
続いてコバブラシでこちらも丁寧に全周ブラッシング。
そして最後に、平野ブラシのスエードブラシでブラッシング。
このブラシ、結構強めにかけても毛足が長く柔らかいので、アッパーを傷つけてしまったり余計に毛羽立たせてしまったりということがありません。馬毛ブラシでは柔らかすぎて掻き出しきれない埃などを掻き出してくれる感覚もあります。
私の使い方、という点はさて置いて、今まで使ってきたスエードの真鍮ブラシはアッパーを削っているような感覚があり、仕上がりもケバケバで…なのでしばらく真鍮ブラシは使っていなかったのですが、このブラシは安心して使えます。
そうして、ブラシで取れる汚れは取り去って、シューツリーとともに陰干し。
そしてシューバッグに入れて、箱にしまってケア完了です。変に気を使うことなくさささっとブラッシングで済むのであれば助かりますね。
次の秋冬で変なことになってなければこのケア方法を続けようかしら。
まとめ
このスエードブラシ、百貨店の催事や平野ブラシの公式オンラインショップで購入することができます。
ちょうどスエードのケアをする方も多い時期かなーと思いますので、もし真鍮ブラシにお悩みであればおすすめの一本です。
毎週どこかしらの百貨店で催事をされておられるようなので、気になる方はぜひ〜
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