オーダー、納品時にのみしかご紹介できていなかったIRON DRESS、久しぶりに磨いたのでエイジング記録がてらブログに登場です。
当時横浜で開催されたBoots Festivalに参加して試着しフィット感に感激したこと、そしてIRON DRESSブランドとして第一号のオーダーということもあり当時の様子はよく覚えています。
私の手元に来てから2年半ほど経過し、主にスーツの時に着用していました。私はジャケパン中心なのとコロナ禍なので結婚式参列などもほぼなく着用機会はそこまで多くないのですが、おおよそ180時間程度履いているようです。
ワインハイマーのボックスカーフで作られていますが、かなりハリがありパキッとした印象の革です。最初は少しばかり小指が痛くなることもあったのですが今では快適になり、シワの入り方も左右差が少なく私の足によくあっています。
キャップ側のシワとヴァンプ側のシワの間に盛り上がりができ、なんというかクロムエクセルっぽい感じになっているのが不思議なところ。
後ろ姿。フルハンドで作られたこの一足、出し縫いも細かく縫製も綺麗、光の反射もとても美しい。良い靴です。
ソールもヘリはありますがまだまだリペアの必要はなさそうです。IRON DRESSオリジナルのトライアンフは先っちょが削れてソールまで到達してますが、まあまだ変える必要ないでしょう。
小傷はありつつも、ワックスを乗せていたこともあって大きな傷もなく良い状態を保っています。一度すっぴんにしてフルメンテすることにしました。
ワックスを落とし、ツーフェイスローションですっぴんにしたところ。
光の当たり具合にもよるとは思いますが、少し青みがかったブラックがとても好みです。
その後デリケートクリーム、THE CREAMを塗布し軽くワックスを乗せて仕上げました。青みのある黒なので赤みのある黒であるTHE CREAMではない方がいいのかもしれませんがそこまで影響ないでしょう。きっと。
以前は毎週のように何かしら磨いていましたが、最近は気がついたら(もしくは気が向いたら)磨くようなペースになっています。そのためワックスをのせるにも感覚がなまりきっており一苦労です…
そんな私の腕でもワインハイマーのボックスカーフはしっかりと応えてくれ、透明感のある表情に。派手さはありませんが、黒のストレートチップはやっぱりかっこいいです。
残念ながらLEATHER PORTさんは事業撤退とのことで、それとともにIRON DRESSブランドをはじめ名もなきビジネスシューズなども終了してしまいました。
今思えば、このクオリティの靴が6万円弱で購入できたのは奇跡的です。もう買えないことを考慮しなくとも、もっと買っておけばよかったな…行こう行こうと思って行かなかったのが悔やまれます。
もう手に入らないこの一足を大切に履いていこうと思いました、またタイミングをみてエイジングの様子をご紹介いたします。
コメント
コメント一覧 (2件)
いい靴ですね。雰囲気や見た目でそう感じます。
私はIron Bootsは2足買いましたが、Iron Dressは買えないまま事業撤退。
残念でなりません。
貴重な1足ですねえ。
なおけんたさん、コメントありがとうございます!(ご無沙汰しておりすみません)
はい、本当に貴重な一足だと思っています。Iron Bootsもいいなあと思いながら、結局足入れすらできずに終わってしまいました…
ビビっときたものはできるだけ早く手に入れないとですね。Iron Bootsのエイジングを拝見するのも楽しみにしています。