手入れ完了(Johnston & Murphy 手書きaristocraft)

あまりのステッチの細かさに驚愕した手書きaristocraft.
100均乳液→レーダーオイル→イングリッシュギルドで手入れ。

深みを出そうとネイビーのクリームを使ってみました。

結果、


すっごい光る!ギラつくぐらいの光り方。
イングリッシュギルドは光りやすいクリームですが、やはり元の革質が良いのかと。


左足のみイングリッシュギルドした状態。
比較用に、右足はナチュラーレとかにすればよかった^^;



前回の繰り返しになりますが、異常に細かいピッチのステッチ。


インペリアルに比べるとシャープな印象です。
形はVarsityに近いかも。



かなり太めのドッグテイル。ここも鬼ステッチ。
かかと低め、巻き上げヒールなとこもVarsity連想させますね。


インソールにはLEATHER FIBER MIDSOLEの表記あり。

調べてみると、該当するのかわかりませんが、1944年のパテントがヒットしました。
https://www.google.com/patents/US2419629
いろいろ書いてありますが、ミッドソールはファイバー使って軽くするよー、返りよくするよー、コストも安くなるよーといった内容かな。


確認してみると、確かにミッドソールはレザーではなさそう。
パテントの記載通り、インペリアルとかと比較すると軽いです。
素材の性質上、経年変化の具合も違うはずなので凹凸ができているのも納得。

Ⅶの正体、なんてことはないか^^;


手入れしてさらによくわかったジョンマーの実力。
ジョンマー恐るべし!

コメント

コメント一覧 (6件)

  • なんというベリークール野郎でしょうか・・・。
    これで巻き上げドックテイルとは。そして細部が確かに、J&Mっぽいですね。
    J&M祭り参加者は、全員実力派ばかり。これでもかというくらいJ&Mの実力を再確認する祭りとなりました。
    今後アリストクラフトは目が離せませんね・・・。

    • スニゲーターさん

      そうなんです、まさかの巻き上げドッグテイル。Frank Brothersとは違った形というのもまた。
      aristocraftの評価がうなぎ上りになったのもジョンマー祭開催のおかげですね!

  • 凄い光り方!!
    やはり革が良いんですね~
    フローシャイムインペリアルに負けない、いや細かさや革質では上回ってますね。
    ジョンマーの本気はやはり凄かった!!

    これ以降ジョンマーが値上がらないことを願いましょう(^^;)

    • Ironさん

      びっくりするくらいひかりました^^
      夜の室内で撮影してこの輝きなので、晴れの日、外で撮影したらもっとすごいかもしれません。
      シボ革なのにどこか繊細さを感じる革です。

      ですね、良品がたくさん出てくることを期待しつつ、今後も探したいです。

  • カッコイイですね。
    手入れでこれだけ劇的に変わるとは!
    我が地元の焼酎「霧島」のキャッチフレーズに「美味いものはうまい」というのがありますが、このジョンマー、まさに「良いものはイイ」です。

    私が持っているもう一つのジョンマー・ロングウィング(60s後半)はドッグテイルではありません。
    ヒールのトップリフトの釘打ちは同じですが、私のはVクリートです。
    しかもVⅡではないです。
    似て非なるモデルなんでしょうね。
    ただ、アッパーのステッチがものすごく細かいのはこちらの靴と同様です。
    “before the early 70s”のジョンマーの実力はすごいですね。

    • なおけんたさん

      こんなに変わるとは私も思ってませんでした!
      「美味いものはうまい」いいフレーズですね。

      >私が持っているもう一つのジョンマー・ロングウィング(60s後半)はドッグテイルではありません。
      >ヒールのトップリフトの釘打ちは同じですが、私のはVクリートです。
      >しかもVⅡではないです。
      >似て非なるモデルなんでしょうね。
      ただ、アッパーのステッチがものすごく細かいのはこちらの靴と同様です。
      なるほど、よりインペリアルに近い形のロングウイング…まさに仰られるように、形は違えど良いものはイイ、ということですね!。
      本当にⅦの謎が気になります。ジョンマーもアレンのように昔のカタログを公開してくれたらいいですよねぇ笑

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