コーヒーテイスティングノート、第15回目も前回、前々回に続きゲイシャです。今回はコスタリカのレッドハニー製法で作られたものです。
コスタリカの豆は第10回のコーラルマウンテンに続いて2つ目になります。今回の豆はエルサル・デ・サルセログループが生産。コスタリカでは有名なマイクロウエットミル、つまり小さなコーヒーの乾燥場で作られています。
コスタリカではウエットミルは革命的、とも呼ばれるそうですが、小さいながらも美味しいコーヒーを生産する人たちが、一気通貫で栽培から乾燥までを行い、良い豆を妥当な価格で売れるようにした仕組み。
今回のレッドハニー製法は、コーヒーの果実から果肉をとった後に、ミューシレージと呼ばれるヌメヌメしたものを50%程度除去して乾燥させる製法です。そうすることで果肉からミューシレージに移った甘みが種子にもうつり甘みが出てくる製法です。
通常のウォッシュドなどに比べると乾燥の手間などが大きいのですが、小規模だからこそ今回のレッドハニー製法のような手のかかる製法もできるのだとか。
こうした仕組みがあるからか、コスタリカはハニー製法がかなり盛んに行われているようです。
革命的な味となるのか、その味やいかに。
※今までのテイスティングノートは以下からご覧ください。
豆の情報
銘柄 | コスタリカ ゲイシャ |
生成方式 | ハニープロセス(レッドハニー) |
焙煎日 | 2020/6/2 |
賞味日 | 2020/6/5 |
焙煎度合い | ミディアムロースト |
中〜大程度の大きさ、少し大きさはバラつきますが豆自体の香りもしっかりしています。
焙煎度合いはミディアムローストです。
淹れ方
抽出方法 | V6O |
豆の量 | 13g |
挽き具合 | 細〜中挽き |
湯温 | 94℃ |
抽出時間 | 2分25秒 |
前回同様にHARIOのV60、「コーヒーは楽しい」に記載のあった方法(お湯25gでまず蒸らし、その後25gずつ200gになるまで注ぐ)で抽出してます。
今回から最初の蒸らし工程で攪拌をするようにしています。
テイスティングノート
サマリー
パナマ、コロンビアのゲイシャと比較するとレッドハニー製法の名の通りにもっとも甘みの強い豆。
アロマもグレープフルーツやグレープ、ベリーなどとても複雑ながら華やかで上品な味。嫌なあと残りもなく甘いのにすっきり。
苦味はほとんどないがボディはまろやかで、午後のひと時を優雅に演出してくれるコーヒー。
詳細
ネ(鼻先で感じる香) | カラメル |
アロマ(口から鼻に抜ける香り) | グレープフルーツ、グレープ、ベリー |
ボディ | クリーミー |
酸味 | 3.5 |
甘み | 5 |
濃厚さ | 3 |
クリーンさ | 3 |
余韻 | 3 |
※数字の1〜5は、「弱:1〜5:強」とします。
次回予告
次回…は水出しアイスコーヒーばかり飲んでいるため現時点で未定ですが、今後も更新していきます。よろしくお願いいたします。
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