John Cooper Dobcross(ジョン・クーパー ドブクロス)で仕立てたCOL KOBEのスミズーラスーツ

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もうすっかりCOLさんにくびったけの私です。


先日3着目のスミズーラジャケットをご紹介しましたが、その時のオーダーで実はスーツもお願いしていました。


7年ほど着用したアローズのネイビー無地のスーツが随分くたびれてきていたということと、昨年COLさんは40周年でその記念セールも実施されていたということもあり、非常に贅沢ではあるのですがこれは逃すまいと。


COLさんでのスーツのスミズーラは初めてとなりましたが、生地も含めて素晴らしい1着に仕上げていただきました。

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事前の生地選びと靴会でのオーダー

※写真は後ほど…
事前にネイビー無地でスーツを作りたいとお伝えしたところ、John Cooperのドブクロスと80sの英国ビンテージ生地をお勧めいただきふたつのハギレをお送りいただきました。


どちらも低速織機で作られたもので、手触りはどちらも素晴らしい。
ドブクロスは先染めで縦糸がネイビーで緯糸が黒と深みのある濃紺で、ヴィンテージは後染めで少し赤みの入るネイビーでドブクロスに比べると明るめ。


とても悩ましかったのですが、より色味が濃いドブクロスの方がより対応できる場面が多いであろうということでドブクロスにして、生地をキープいただきました。


その上で3着目のジャケットと同じ靴会にてオーダー。スーツは初めてだったので、再度採寸、ゲージでの調整、仕様決め。オーダー会の前に生地で悩めたのはとても良かったなと思います。当日のオーダー会だけでは時間が足りなかったでしょうから…


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COLのスミズーラスーツ

仕立てていただいたスーツがこちら。ぬめりと光沢感、ドレープがたまりません。エロい。


仕様はクラシックなスーツで、という以外は基本的にお任せしお勧めいただいた通りにしています。


ジャケットとパンツそれぞれを見ていきます。

ジャケット

まずはジャケット。チェンジポケット付き、段返り3つボタン、サイドベンツです。


薄めのパッドが入り構築的でありつつも、輪をかけてドブクロスが織りなすドレープ・立体感は唯一無二ですね。

ドブクロスのアップ。160sととても細い糸で織られているので目が細かいですね。


ウールだけでなくカシミヤとミンクが少し入っています。比率は97:2:1だったかな?ミンクが入っている生地なんてそうそう無いですよね^^

ラペルの幅、バルカポケット等々は今まで通り。ラペル裏側のフラワーホール下にはフラワーループがあったりして、細かなところも作り込まれています。


襟周り、肩のラインから袖にかけても丸みがあり、綺麗な曲線。フィット感も抜群。

ボタンは水牛で本切羽の並び4つボタン。マーブル模様の少ないものを選んでます。


ポケット横のD管もきっちり。ポケットのフラップもいいなあ。


生地の良さは言わずもがなですが、今まで作っていただいたジャケットと同様にとても丁寧で美しく作っていただいています。

パンツ

今まではジャケットのみのオーダーでしたので、COLさんのパンツは初めての1本になります。


ちょっと写真が悪く申し訳ないのですが、ややたっぷり目の腰回りから緩やかにテーパードした形。バックポケットの右側だけボタンをなくしてもらってます。


また、標準でシロセット加工をつけていただいてました。

サイドから見てみると正面からの印象よりもすっきり見えますね。


テーパードは緩やかですが、真っ直ぐに細くなっているのではなく脚の形に合わせた曲線を描きながら細くなっています。裾幅は20cm、ダブルの4.5cm幅です。


2プリーツでポケットをストレートに、ウエスト周りはベルトレスのサイド尾錠ありの仕様。クラシックであり、そして生地の特性を活かすには2プリーツが最適です。


最近少しまたお肉がついてきた気がするので気を引き締めなくてはいけません^^;


ジャケット・パンツともに細かなところをあげればキリがないのですが、いつも通りとても丁寧に作られていること、さらに今回は生地の特性が活きた仕様になっていると感じます。

濃紺無地スーツは王道で

全身で写真をまだ取れてないので半身と足元の写真で恐縮ですが、王道の濃紺無地スーツですので、他も王道に。


今までのスミズーラと同様、首周りと肩、胸に背中のフィット感は抜群でパターンオーダーというにはもったいないほどの着心地、袖丈やウエストサイズなども申し分ありません。


その証拠に1日朝から晩まで、電車移動から数時間座りっぱなしの会議、徒歩移動等々のハードな1日を経てもどこかが凝ったりすることもなく非常に快適でした。


回を重ねてきたこともあると思いますが、パターンの優秀さもさることながら、正確な採寸からパターンの修正ポイントへの落とし込みが素晴らしいからこそできることだと思います。

生地の素晴らしさもあり、大切な日に安心して着られる素晴らしい1着を仕立てていただきました。

次回はいよいよビスポークへ

スミズーラでも十分満足しているのですが、やっぱり一度は経験してみたいビスポーク。


最初はやっぱりCOLさんにお願いしたくて昨日オーダー会にて注文をしてきました。


東京でのオーダー会ごとに仮縫い等々を行なっていくので長期戦にはなりますが、段階的に本ブログでご紹介していきますので、楽しみにしていてください^^


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