全幅の信頼をおくCOLにて、4回目のビスポークは前回のリネンに続いてスーツです。
今年は残暑が酷過ぎて前回作っていただいた3着目のスーツはまだ数えるほどしか着用できていませんが、ドレスクロージングが楽しくなる秋冬に向けて着々と準備を…
…次は何をしようか自分で考えずとも、これは…!!と思う生地を紹介くださるので、今回もまさにその流れになっています。
今回はオークラ東京での仮縫いとなりました。
いつも通りご紹介させてください。
仮縫い@オークラ東京トランクショー
今回のオークラはいつものプレステージタワーではなくヘリテージウイングでの開催となりました。高級感抜群のオークラ、プレステージタワーよりもさらに格式高い雰囲気で少し緊張感が増しました笑。
トランクショー会場の一室に入ると、いつも通り素敵な生地たち。バンチの生地も見せていただきつつ、やっぱり反物の方に目が行きます。この中から大体次にお願いするものが決まっていくので…
少し雑談をして、仮縫いスーツとご対面。前回はガッシガシのリネンをナポリよりの雰囲気に仕上げていただきましたが、今回は生地の特性をみてあまり遊びのあるような雰囲気にはせず、でも英国ではなくイタリアの雰囲気でかっちりし過ぎない程度にかっちり、という非常に曖昧なお願いをしたものです。毎度すみませんCOLのみなさま。
そんな曖昧なお願いをしているにもかかわらず、イメージ通りの形で出来上がってくるのですから流石の一言です。
シングルブレストの2ピース、切りポケットにサイドベンツ。3ピースとも迷いましたが、それはツイードにとっておこうということで。
生地はTaylor&Lodgeのサキソニー。メランジ感のあるミディアムグレーがたまりません。そしてよく見るとヘリンボーンというたまらない生地です。
こちらはCOLのアトリエに伺った際に見せていただいて、この手のスーツは所有しておらず、タイドアップはもちろんタートルやモックネックと合わせても良いだろうとさっと妄想が膨らみ…今に至ります。
袖を通して…フィッティングも4着目ともなると安心の一言です。若干の体型変化があるので少しの調整を入れつつ、ゴージラインのカーブなど細かなところをすり合わせ。基本的に提案いただく内容が私の思う方向の通りのことが多いのでほぼほぼお任せしてしまいますが…
仮縫いならではの袖外しっ
パンツは相変わらず美しいライン。綺麗にストンと落ちるシルエット。
今回は2プリーツにしていただきましたが、野暮ったくならずに腰回りにボリュームがありつつもスッキリと見える魔法のパンツ。股上を少しだけ深くとってもらいながら、裾幅等は提案いただいた通りにしていただくことに。
前回はリネンということもあってベルトループありでお願いしましたが、今回はベルトレスでよりクラシカルなパンツをお願いをする予定です。
中縫いは10月に
楽しみだ、その一言に尽きる1着。
前述の通りこのスーツはタイドアップせずタートルネックやモックネックニットと合わせても良いこと間違いなしなので、休日にサラッと着用する、というシーンにも使えそうだなと思っています。
中縫いは10月、神戸のアトリエに伺う予定になっているので、引き続きお付き合いいただけたら幸いです。
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