鎌倉シャツのMTM：7着目はHausammann + Moos（ハウザーマン・モス）のロンドンストライプをフランチェーゼで

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オーダーから随分経ってしまいましたが、鎌倉シャツのMTM7着目をご紹介します。

今回のMTMは鎌倉シャツならではの要素がふたつあり、一つ目はHausammann + Moosというスイスの生地でたまたま鎌倉シャツが縁あって仕入れた生地使っている点、二つ目はフランチェーゼという鎌倉シャツが推している襟型にしている点です。

前者については調べてみてもほとんど情報がない生地ブランドで、鎌倉シャツの店員さんに聞いてみたところ付き合いのある商社からお勧めいただいたとのことでしたが実際に触ってみて、滑らかでしっかり強度もありそうでしたのでお願いすることに。

後者についても鎌倉シャツ好きとしてようやく、というところですが、襟型の特徴も踏まえていつも通りご紹介していきます。

Contents

Hausammann + Moosについて

　『 Hausammann + Moos 』は、1811年スイスのチューリッヒ州プフェフィコン・ベイスリンゲンで創業され、2世紀以上にわたり、スーツ、ズボン、シャツ、ドレス用の高級生地を提供し続けてきた、歴史あるスイスの会社です。
https://shop.shirt.co.jp/shop/pages/mtm_hausammannmoos.aspx?topbnr_tm

鎌倉シャツのHPを見てびっくりしたのですが、1811年創業と超老舗の生地メーカーですね…スイスの生地といえばまさきにALUMOが思い浮かびますが、ALUMOよりも100年近く前に創業されています。

ホワイト、サックス、ストライプ、ピンク等々、非常にベーシックな色柄が準備されてました。どれも高番手でアルモのようにハリコシもしっかりある生地たちです。いわゆるスイスコットン、水質が近しいからなのかなと店員さんもおっしゃってました。鎌倉シャツ以外でも取り扱って欲しいなと素直に思った生地です。

オーダー内容

タイトル通り襟型はフランチェーゼです。セミワイドよりも開きが大きく、接着芯を使って襟の形をキープしタイドアップでもノータイでも着られるようになっているモデルです。

生地は前述の通りハウザーマンモスのシャツで、上図の右側のロンドンストライプ。170双という高番手ですがしっかりハリがあります。左のクリアなロンストもとっても素敵でした…

その他、細かな仕様は以下の通りです。

項目	選んだ仕様・サイズ
ベース	NYスリムフィット・39サイズ
襟形	フランチェーぜ
カフス	円錐カフス
前立て	裏前たて
ポケット	なし
イニシャル	あり（前身頃の左裾）
ネックサイズ	38.5cm（基準から-0.5cm）
裄丈（左・右）	86.0cm・86.5cm
カフス幅（左・右）	20.5cm（-0.5cm）・20.5cm（-0.5cm）
肩幅	47cm
ウエスト	98cm（補正なし）
着丈	80cm（補正なし）
袖幅	-1cm補正
価格	¥19,800

もうベースは全くいじる必要がなく、サイズは基本的にそのまま踏襲です。

なお、オーダーの流れ等は1着目の記事に記載していますので詳細は以下をご覧ください。
※ロンスト2着目、に見えるのですが以下の1着目は袖が細過ぎたので手放しました。

俺のMTM：7th 完成

今回もオーダーしてから12日ほどで到着しました。

いつも通り、程よいウエストシェイプのスッキリしたシルエットになります。

その他についても基本的に安定の鎌倉シャツクオリティ。相当数購入していると思いますがRTWでもMTMでも、とにかく外れることがない鎌倉シャツの安定感はすごいと思います。

ハウザーマンモスの生地。つるっとしていてハリがあり、170双の滑らかさも併せ持ちます。数字ほど繊細さはなくシワにもそこまでならない生地感なので非常に使い勝手は良さそうです。

襟型：フランチェーゼ

鎌倉シャツオリジナルのフランチェーゼ。最もベーシックなセミワイドと比較すると襟の開きが大きいですね。やや長さも長く、接着芯とフラシ芯の差もありフランチェーゼの方がパリッとした印象を与えそうです。

着用感

まずはタイドアップ。思ったよりも開きはなく、ネクタイをしても異例に収まります。また接着芯にしては柔らかい雰囲気もありますね。

ノータイでもジャケットにいい感じに収まります。シャツ一枚でも様になるロンドンストライプ、1枚で着用する機会も多そうです。

まとめ

ということでもう7着目。手頃かつ品質も間違いないMTMの代表格は鎌倉シャツと思っています。

今年はどの程度暑いのか戦々恐々ですが、ノータイの機会も多いでしょうから活躍してくれる機会も多い一着になりそうです。

この1着から鎌倉シャツのMTMは頼んでいませんが、また面白い生地が出たら頼みたいですね。虎ノ門の鎌倉シャツでやっていた特別生地、どこかの店舗で復活しないかなあ…