COLでジャケットのビスポーク【3着目:仮縫い編】【DRAPERSのハウンドトゥース】

全幅の信頼をおくCOLでのビスポーク、スーツが続いていましたが3着目のジャケットをお願いしています。


DRAPERSの75039、様々な色がミックスされたハウンドトゥースの生地でのビスポークです。


いつも通りご紹介させてください。

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東京トランクショー@ホテルオークラ

2025/8/22-24で実施のトランクショー、いつものホテルオークラにて。私は8/23の14:30〜で、出張帰りにお伺いしました。レスレストンもそうですが、最近トランクショーといえば大体ホテルオークラ。


最近平日夜の時間帯がほとんどだったのでこの時間帯は久しぶり。ロビーもたくさんの人がいて賑わっていました。虎ノ門ヒルズ周辺がずいぶん整備進んできて街並みも楽しくなってきています。


いつも通り関塚さんが出迎えてくださり、トランクショーのスタートです。

DRAPERS 75039

前述の通り今回のジャケットはDRAPERSの75039、2022AWのバンチから。昨年伊勢丹がバイイングしていたORAZIO LUCIANOも同じ生地を使っているものがリリースされていました。


当時はヘリンボーンのものを選び、それはそれでもちろん良かったのですが、こちらのベージュ、ブラウン、オリーブ、グレーが非常にバランスよくミックスされ、かつ千鳥のサイズもちょうど良いものは他にはなかなかなく、ずっと頭に残り続けていました。


似た色味のガンクラブチェックのジャケットがあったから、というのもあったのですが、そのジャケットを手放したこともあって。3年越しのオーダーです。


重さは310gと、今までオーダーしていたジャケットたちからすると軽め。しっかり起毛しているわけではなく滑らかな肌触り。スラックスはもちろんデニムにもいけそうな雰囲気の生地。


※当時のトランクショーの様子はご参考までに以下になります。

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3着目の仮縫い

ここから仮縫いの様子をご紹介します。当日は非常に暑く、また出張先から戻ってきて、途中で買い物もして荷物も多く疲労困憊でした…ので、クールダウンをしっかりしてから仮縫いに。いつもお気遣いありがとうございます。

今回はやや軽めの生地で柔らかい仕立てということと、ゴージのラインも微調整をお願いし、あとは基本的にお任せです。そのオーダーからの仮縫いジャケットはこちら。フロントダーツ貫通で縦のラインを強調しつつも各所に美しい曲線が入り、生地も相まって柔らかな雰囲気を感じることができます。

生地がかなり柔らかく軽く留めてある仮縫いなので、着るというよりは纏う感覚。フィッティングで問題になりそうなところは当然なく、生地やスタイルに合わせて微調整をしてもらっています。ゴージラインも写真だとみにくいですが、これみよがしにならずにかつ、肩の傾斜と合わせて。調和が大切。


大きめのポイントで言うと、着丈やウエストの絞り、ポケットの種別などを主に相談。結果的に丈、ウエストの絞りは仮縫いのパターンそのまま、ポケットはパッチ、ではなく切りポケットにしてもらうことに。


どちらかといえばオフよりになるのかなと思っていたら、起毛感が控えめな生地なこともあってかオンよりに使うシーンが多そう。よりフロントダーツでの縦のラインが綺麗に見えるであろう、切りポケットはどうかということでそちらにチャレンジすることにしました。

ボタンは右下から2つ目のミディアムブラウンのマーブル
裏地は25を第一候補に

あとはボタンと裏地を選んで。裏地はオリーブ系がよかろうと。もちろん総裏にて、非常に楽しみな色の組み合わせになりました。裏地で奇を衒うようなことを昔はしがちでしたが、今は表の色を拾って控えめにすることがほとんどになりました。結果的に、それが一番飽きがこないし、長く着られるのです。


前回に引き続き、中縫いはなしで次で仕上げていただくことにしました。この生地、早く着たいですし中縫いなくとも綺麗に仕上げていただけるでしょうから。

次の生地探し…

毎度楽しみなのは生地を見ること。今回はリクエストをしており、その一つが先日紹介されていたDORMEULのオーバーペーンの入ったグレンチェック。

そしてもう1リクエストが、COLの芯なしジャケット、アッラトリエでお願いするためのもの。ここ最近の夏、暑すぎるので芯なしでさっと羽織るくらいのジャケットが欲しくて。それ向けにお薦めいただいたのはロロピアーナのSUMMER TIME、ウールシルクリネンの混紡。うん、リクエストにピッタリ。

前回のトランクショーで見せてもらったCERRUTIもやっぱり気になり、SUMMER TIMEよりもざっくりしていて、ハウンドトゥースのサイズ、このミックスされた色合いがまた良い(今回の仮縫いジャケットも…)


SUMMER TIMEで作ったらハイゲージで薄手のカーディガンのようになるだろうし、こちらで作ったらリネンのカーディガンのような、ざっくりした雰囲気が出るだろうし。どちらも悩ましい。こちらについては継続して相談させてもらうことにしました。

完成が楽しみ

なんだかあっという間に3着目、それでも毎回楽しいのがオーダーです。


12月のトランクショーでの完成もしくは、それよりも早い時期に関西方面に行くことがあってタイミングが合えば神戸のアトリエに伺って受取できると良いなーと思っています。早く着たいですしね。


完成時にもまたご紹介できればと思います。COLの皆様、この度もありがとうございました、引き続きよろしくお願いいたします!

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