昨年、私自身初めてのビスポークジャケットを作っていただいたCOLさんに2着目となるビスポークジャケットを作っていただいています。
1着目はテーラー&ロッヂの6PLYで作っていただきましたが、その納品の際に見せていただいたFOX BROTHERSの250周年記念として出されたANNIVERSARY COLLECTIONで一目惚れした生地があり、せっかくならスペシャルにビスポークでお願いすることにしました。
先日の東京トランクショーで仮縫いでしたのでご紹介させてください。
※トランクショーにカメラを忘れてしまったので携帯画質ですがご容赦ください。
1着目のビスポークジャケット
ご参考までに、以下に1着目の様子をご紹介しています。ご興味のある方はご覧いただければ幸いです。
生地:FOX BROTHERS 250th ANNIVERSARY COLLECTION QUINTESSENTIAL GLEN CHECK
250周年を記念して毎月リリースされたANNIVERSARY COLLECTION、その中の8月にリリースされたのがこのグレンチェックにイングリッシュレーシンググリーンのオーバーペーンが入ったフランネル。
470-500gと肉厚で非常に上品、フォックスブラザーズならではのバランス。グリーンの色味が本当に絶妙で、ダークグリーンやオリーブドラブはもちろん、ネイビーにも合わせやすい色味。
見せてもらった際には踏みとどまったのですが、後日生地を確保いただきたいと連絡、確保いただきました。逃したら絶対に後悔しそうだったので…
スペシャルはスペシャルで
最初はスミズーラでお願いしようかなと思っていたのですが、ジャケットの着数もずいぶん揃ってきたこともあり、かつこのスペシャルな生地を活かすにはやっぱりビスポークがいいのではないかと。
1着目はバッチバチの生地を活かした仕立て。2着目はあまり硬い雰囲気にはせず、かといってやりすぎずに柔らかい雰囲気で…という超曖昧なオーダーをお願いしました。細かな指定をしすぎるよりも信頼するCOLさんにお任せした方がうまくいくでしょうしね^^
いざ仮縫い
9/15(金)、オークラ東京で行われたトランクショーにて仮縫い。当日は非常に蒸し暑く、さらに電車遅延の影響などでオークラについた頃には汗だくでした…なのでトランクショー会場の一室に入ってからもバンチを見せてもらいながら休憩…
いくつか見せていただいた中で目を引いたのはロロピアーナのカシミヤコレクション。上は無染色のもの、下はこれをカシミヤでやるの?というようなガンクラブチェック等々。
当然ながら価格もべらぼうに高いので手を出すことは難しいかなあと思いつつ、ガンクラブチェックのコレクションなんかは粗野なウールだったらもっといいのでは…と思っていたら、やっぱりそう思う方が多いようです。
さて、汗も引いてきていよいよ仮縫いのジャケットに対面。具体的なジャケットのサンプルや写真などでイメージを共有したわけではないので、どのような表情のジャケットになってくるのかが本当に楽しみでした。
結果としてはすごく良い…平置きしていてもすごく柔らかな雰囲気を感じ、それでいて立体的に作られているのがわかります。フロントダーツを下まで通したナポリ仕様の提案もとても自然に見えます。
そしてグレンチェックにオーバーペーンの入った生地はジャケットになったときにどう見えるのか。派手に見えるのかなと思っていましたがペーンが自然と馴染んで不思議と落ち着いた雰囲気に見えます。
早速袖を通してみると、着るというよりも羽織っている、という表現がぴったりなくらい軽い着心地。裏地がついていないとはいえウエイトのある生地ですのでパターンがきっちり私にあっているんでしょう。2着目ではありますが、1着目とはスタイルが異なるので型紙も1から引き直していただいたそうです。
着丈やウエスト、袖付け、フロントのカーブ、ゴージライン…着用してみて、バランスを見ながら修正を加えていただいて…基本的に修正する箇所の提案も私の好みにあっていてほぼほぼお任せでした。
上記は修正箇所のピンを打っていただいて、袖を取り外す前に撮らせてもらったもの。ここからもっともっと良くなり、襟まわりも具体化されていく…ああ、早く着たい…!中縫いが本当に楽しみです。
その後もアトリエメイドのパンツの試着や、それにマッチする生地の確認等々、非常に充実したトランクショーでした。
まとめ
2着目のビスポーク、仮縫いの様子をご紹介しました。スペシャルな生地にスペシャルな提案、想像をはるかに超えるジャケットができそうです。先にも記載しましたが中縫い、納品と楽しみでなりません。
このジャケットに何を合わせて着ていくか、想像しながらその時を待とうと思います。引き続きこちらでご紹介できればと思いますので、よろしくお願いいたします。
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