アローズの六本木店で3月にオーダーしたRotaのスラックス、2本目をご紹介します。
1本目はコットンウールで春夏むきの1本だったので先にご紹介しましたが、今回ご紹介するものはしっかりした重さのあるフランネルのためようやく寒くなってきたこのタイミングで。
パンツは色々なものを購入してきましたが、RTW、パターンオーダーだとRotaの履きやすさ、形の良さにはすっかり虜になっています。
1本目と生地以外の仕様は全て同様なので簡単になりますがご紹介いたします。
グレンチェックの1本
コートなどでは稀に見るものの、パンツではあまり見ることのない大きいグレンチェック。詳細をご紹介します。
オーダーした生地
ART 518/56、360gのウール100でしっかりした厚みのあるグレンチェック。かなり大きめのチェック(幅5cm)なのがポイントで、District別注のCARUSOのパンツに使われていた生地とおそらく同じかな。どこの生地なのかとても気になりますね。
一緒に写っている手前の生地もまた絶妙で…こちらはパンツというよりもジャケットにしたい生地。ロロピアーナでにた生地をみましたが果たして。
仕様・各部寸法
前回も記載した通りですが、アローズのRotaオーダーは生地、サイズ以外にはスリム、ベーシック(こちらがSTEVEシリーズ)どちらか、そこからノープリーツ、ワンプリーツ、ツープリーツ(いずれもアウトプリーツ)、ベルトループ・尾錠、ポケット、フロントの仕様、サスペンダーボタンを選ぶというオーダーです。
※バックポケットのボタンをつけない、等はできない。
1本目同様に仕様は以下の通り、アローズでお願いしているRotaは全てこの仕様です。
- モデル:SIRIO/2/C CINT.MIL
モデルはSIRIO、STEVEシリーズのベーシックなシルエットのもので2アウトプリーツ、そしてベルトレスのサイド尾錠であるMILANO、そしてポケットはアメリカン(スラントポケット)に。 - サイズ
奇数サイズの49に。 - 生地
前述の通り、大きなグレンチェックの518/56、クラシックバンチから選びました。 - フロント
実用性を考えてジップに
主要な各部寸法は以下の通りになります。1本目とほぼ同様、生地の厚みで若干着用感に違いはありますがアローズが間に入ることで品質コントロールがしっかりされているのでしょうか。ありがたい限りです。
採寸箇所 | 実寸 |
ウエスト | 43cm |
股上 | 26.6cm |
股下 | 71cm |
裾幅 | 21cm |
全体像
こちらが全体像。遠目から見るとチェックも目立ちませんね。横からのシルエットを見るとわかりやすいですが、直線的なラインはほぼみられず、綺麗な曲線で作られたパンツです(そのトレードオフでアイロンは大変ですが…)
各部詳細
近くで見てみるとしっかり主張のあるグレンチェック。2プリーツ、サイド尾錠、やや細めのウエスマン、雰囲気に馴染む水牛ボタンに片玉縁のポケット。
仕様は変わらないものの、チェックとなると柄合わせが気になってくるところですが、プリーツ部分、前後と綺麗に柄合わせがされています。完璧。
ダブル幅も生地に負けないように5cmとしっかりと。全体のバランスがその方がよくなるかなと思ってそうしましたが、5cmでよかったかなと今現在は思っています。4.5cmと僅かな差だとは思いますが、裾に重さが出るのでストンと落ちやすくなりますしね。
購入価格
このパンツは88,000円…OH…高い…だからこそアローズの株主優待は本当にありがたいです。他のセレクトショップだとRTWでも9万円以上のものも多くなっていますしね…
コーディネート
COLのビスポークジャケットにレスレストンのシャツ、RENDO×DratewkaのスエードレイジーマンSLOTHと。パッと見た感じは大きなグレンチェックが主張しすぎることもなく非常に合わせやすい一本です。
シルエットは相変わらずの綺麗さ、ロングホーズを履いているので引っ掛かるときはあるものの、重さもしっかりあるので基本的にはストンと落ちてくれます。こうして見てみると股下71cmだと気持ち短いかもしれません。次回は72cmか71.5cmくらいにしようかな。
足元で見てみるとしっかりとグレンチェックが主張してくれます。なので、他は無地を中心に合わせていくのが良さそうです。このパンツにタートルを着て、ネイビーのコートを合わせても良さそうですし、オンオフどちらにでも使っていこうと思います。
まとめ
Rotaのオーダー3本目となった1本をご紹介しました。良いと思ったらそれらを集め出してしまうのが私の悪い癖なのですが、このRotaも確実にそうなりつつあります。
8月にアローズのオーダー会でお願いしたものもそろそろ出来上がる頃でしょうし、RTWでもいくつか購入しているので折を見てご紹介させてください。
(同じ仕様ばかりなので紹介する内容が被ってしまうので読んでくださる皆様には退屈させてしまうかもしれませんが…)
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