Gabo(ガボ)のホップサックジャケット【TOTOの着心地・サイズ感】

ただでさえタイムリーに購入したものをアップすることができない亀ブログの当ブログですが、最近さらに腰が重く…


昨年購入したもののアップで恐縮ですが、お付き合いいただけると幸いです。


今回は、イタリアGabo(ガボ)のホップサックジャケットをご紹介いたします。


今はなき丸の内のソブリンハウスで、夏のファイナルセールに行った際に手に入れたもので、ネイビーのベーシックなジャケットなのにステッチが特徴的、サイズもぴったりで購入し、今季からおろしました。


ということでGaboについて、及びそのジャケットについてご紹介いたします。

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Gabo(ガボ)ついて

Gabo(ガボ)は、2013年にいとこ同士であるジャンフランコ・アルトベッリさんとジュゼッペ・ニコーテラさん立ち上げたブランドだそう。


イタリアのナポリ、その中でもめちゃくちゃ仕立て屋が多いカサルヌォーボという街に工房を構えているそうです。


ブランド自体は2013年ですが、おじいさんの代から半世紀以上やっているそうで、いわゆるファクトリーブランドに当たるみたいですね。


ちなみに昔はGabo(ガボ)ではなくGabo(ジアーボ)だったらしいです。ガボの方が好き。



ナポリのブランドだけあり、いわゆるゴリゴリのナポリっぽい感じのジャケットでなんといってもハンドの多さは際立つそう。それでいてファクトリーブランドらしく価格も優しめ(安くはない)と、まず雰囲気を味わうのにいいのかも知れません。


と、言いつつもファクトリーブランドは質が良いことが多く、言葉を選ばずにいうならコスパが良いものが経験上多いので、Gaboのジャケットも期待できそうです。

Gabo TOTO ホップサックジャケット

ここからはジャケットの詳細を。


購入したのはTOTOというモデルで、ウエストと後ろ側の肩周りに少しゆとりをとっているそうで、それだけ聞くと前肩の人にあいそう。(※私は前肩)


ご覧の通り、ごくシンプルなパッチポケットの2ボタンジャケットなのですが…

少し寄ってみると、ラペルまわりとバルカポケット周りのダブルステッチがめちゃくちゃ際立ちます。


個人的には見たことなく、立体感が際立ちハンド感がたっぷり出ています。


ラペルは9cm、それでこのステッチですからシンプルなネイビージャケットだけど一眼でそれと分かりそうです。

なんか赤い毛

ラペルのアップ。


ダブルステッチに加えてボタンホールもしっかり手縫いです。平坦でなく立体的。

背面。


サイドベンツ、Drop7なので絞りすぎず程よい。ベンツのところにもダブルステッチが入っています。

袖はわかりやすくマニカカニーチャ。着用するとより強調されて見えます。


私が着用した中ではシャツであればBORRIELLOが分かり易かったですが、ジャケットはこのGaboがわかりやすいですね。

ここまで、表面上わかりやすいところをピックアップしてご紹介しましたが、袖付や襟、内ポケットのボタンホールにまでハンドで縫われたところが垣間見えます。


一言でナポリといっても、全てがハンド多用、マニカカニーチャというわけではないようなので、一括りで語るには雑すぎると思いますが、らしいといえばらしいんでしょうね。


先にファクトリーブランドはコスパが良い、と記載しましたがこのジャケットはプロパーで10万ほど。私はセールで5万円ほどで購入できたので多くの部分を人の手で作ったジャケットのお値段としてはかなりお得に感じています。

着用感・サイズ感・合わせ方

Jacket : Gabo
Shirt : BARBA
Tie : Atto Vannucci
Pants : Caruso
Shoes : VASS

靴以外をイタリア製のもので統一してみました。


ステッチに特徴はありますが、ベーシックなネイビーのジャケットですのでやはりグレーのパンツには相性抜群です。当然ながらインコテックス等のドレスチノとも合うでしょうし、困ったらこれを着用すれば良いかなというくらい便利そう。


マリネッラのピンドットと合わせて。馬の蹄モチーフのラペルピンが付属していたので付けてみましたが、これはなくてもいいかな…笑


サイズ感としては普段48を着用することの多い私ですが、今回購入したもののサイズも48で窮屈に感じるところがありません。イタリアのジャケットは私の身体に合うことが多く、このGaboも例外ではなかったようです。


ちなみに、シャツと同じくハンドだから劇的に着心地が変わるかと言われると、私自身が鈍感なのかあまり差は感じません。もちろん同じパターンでマシンとハンドを比べないとというところではあると思いますが、パターンがよく身体に合っている方がやはり大事なのかなーと。


ですが、ハンドで作られたもののそれは、作られた過程も考えれば所有した時には満足感は大きいと思います。

まとめ

Errico Formicola、LARDINI、TAGLIATORE、そして今回のGaboとイタリア系のジャケットを試してきましたが、最もハンドが多く、それでいて価格帯も同程度。らしいジャケットを手にしたい場合はとてもお勧めできるブランドです。


余談ですが、ソブリンハウスでよく接客いただいていた方が丸の内に異動されていて、このジャケットを着ていったらすぐに気がついてくださったのですが、今後はTOTOではなくNew NAPOLIといういかにも感を抑えたものを取り扱う予定とのことでした。


決して安いジャケットではありませんが、ハンド感のあるジャケットをまず着用してみたい、という方にはお勧めです。


もっと着用して、耐久性等をチェックしていきたいと思います。ブログの更新もあき過ぎないように頑張ります!

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 僕もムラっけのある更新になってしまっています。

    ところでGaboいいですね。
    愛知の某大手リユースショップによく未使用品があり、マークしてました。
    ハンド多めのナポリっぽさが全面に出ており、雰囲気があっていいですね。

    • そろそろさん、コメントありがとうございます!
      ※ブログにコメントできておらず申し訳ありません!

      確かに調べてみると結構ありますね!
      Gabo、お手頃なのでハンドのジャケットの1着目にもいいかなあと思っています。
      ぜひ良いものが見つかったら見つかったら着用してみてください^^

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