今年の2月にオーダーしていたCOLのスミズーラが完成したのでご紹介します。
2月にオーダーして4月中旬に完成し、ちょうど着用したい時期に届いて毎週のように着用しています。
春夏のスーツを実はほとんど持っておらず、さらに今回のモデルは完成したばかりのスミズーラ3というもので待望の1着です。
いつも通り、購入したものの詳細と着用感についてご紹介します。
オーダーの様子
2月に開催されたトランクショーにてオーダーをしています。以下ポストをご参照いただければと思います。
COL Su misura 3
全体像・仕様
パッと見た最初の印象は実に中庸。ラペルの幅、ゴージラインの位置、シルエット…クラシックな雰囲気も感じさせながら、現代的な雰囲気もあります。COLさんの狙っている雰囲気が伝わってきます。
出張がそれなりに多い私、今回は気負わずに着用できる一着がテーマ。反物で在庫があったこともあってゼニアのトラベラーを選びました。シワにもなりにくく、なっても取りやすい。機能的でありながら滑らかで適度なドレープ感もあります。ミディアムグレーよりも少し明るめで春先から活躍間違いなしの一着に仕上げていただきました。
主な仕様は下表の通りとなります。
項目 | 内容 |
モデル | Su misura 3 |
生地 | ZEGNA TRAVELLAR |
ジャケット | シングル フラップポケット サイドベンツ 4つボタン並び本切羽 袖割付 総裏(ブルーグレーのキュプラ) |
パンツ | ワンプリーツ ベルトループあり ヒップポケット右側ボタンなし ダブル(4.5cm、裾幅21cm) |
ジャケット詳細
まずはジャケットから。立体感があり平置きするのに苦労しました。ウエストも適度に絞られていますが細すぎず、中庸で長く使えること間違いなしです。
裏地のブルーグレーとのコントラストがとても気に入りました。アットリーニによくあるようなライトブルーを思い切って…と思いましたが、オーダー時に会話してこちらの色味にして良かったです^^;
今までのスミズーラよりも少しゴージラインは低めで、ラインはほぼ直線。肩周り、ラペルの立体感はいつも通りさすがの一言です。
参考までに、スミズーラ2と比較。3の方が急角度にストンと落ちるゴージライン、微妙に上襟も形が違います。僅かな差ではあるのですが、こういった小さな違いが結構な違いに見えたりするので面白いんですよね。
細かなところも綺麗に作り込みがされています。日本のとある工場で作られているSu misura 3ですが、新型も今までと変わらずで安心しました。
春夏メインのスーツですが、半裏だと汗が表地に触れてしまいますし、体感的にも総裏だから暑いという感覚もそんなにないので迷わず総裏にしています。
気に入っている裏地と表地のコントラスト。派手すぎないカラーで飽きもきにくいはず、です。
パンツ詳細
続いてパンツ。COLさんのパンツはドブクロスのスーツ以来ですが、緩やかにテーパードしたシルエット、裾幅は21cmありしっかりと太さもあるパンツでクラシカルなパンツです。
持ち出しも特に長くせず、ウエスマンは3.5cmほど、ワンプリーツもちょうど良い塩梅で流行り廃りのない中庸な形。ポケット周りの閂などもとても綺麗です。
標準でシロセット加工もついているのでクリースも取れづらいのはありがたい。
両玉縁、右側だけボタンなしのポケット。私は右ポケットにハンカチを入れるのでここはボタンない方が良いのです。
スラックス単体としても普通にはけてしまいそうなパンツ、COLさんのアトリエで完結するアッラトリエというスミズーラでパンツも頼めるので、そちらを今度お願いしてみようか思案中です^^
着用感・コーディネート
届いてから毎週のように着用しています。どこに着て行っても私の仕事であれば文句を言われることがないであろう、とてもシンプルなスーツです。私のずんぐりした体型をうまく隠してくれ、Iラインが通っているように見えます。
また、諸々の丈などは基本的にCOLさんお任せですが、私の好みの通りの長さにいつも仕上がるのでとても助かるのです。
オーダーした際には濃い色のネクタイと合わせると良いとアドバイスをいただいて、思い浮かんだのはAtto Vannucciのチャコールグレーソリッドタイです。スーツ地を使ったシリーズですね。
もちろんネイビーも合うのですが、モノトーンでのコーディネートはスーツやジャケパンだとあまりしてこなかったので、これを機に試してみようと思っています。
裏地と似た色のブルーグレーのネクタイとも良く合いそうだなと思って着用したのがこちら。こちらもAtto Vannucciで2023SSシーズンのものです。濃色までいかない、これくらいの色味までなら良さそう。これ以上薄く、明るい色味だとおそらく全体がぼやける気がします。
私の体型にもともとあっていたことに加え、ツキジワもきっちり修正いただいています。着用しているときに肩の突っ張りなども感じません。
出張に行くときにも着ていますが、東京→新大阪まで新幹線で座りっぱなしでも問題なくシワもつきにくい。まさに気兼ねなく着られる一着になりました。
まとめ
まだまだ着用回数は多くないですが、マリネッラのピンドットなんかも確実に合うなと、シンプルなスーツゆえにネクタイを考えるのがとても楽しい。そういった意味でもとても良いスーツを仕立てていただきました。
スミズーラ3と同時期に出されたCOLアトリエ内で作るスミズーラ、アッラトリエも気になりますし、またビスポークもお願いしたいなと、まだまだCOLさんにはお世話になりそうです^^
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