8着目となったLES LESTONのビスポークシャツをご紹介します。
今回は生地がスペシャル。ゼニアのビンテージコットンリネンで作っていただいた1着です。
昨年12月ごろ、レスレストンのインスタで突如紹介された山のようなビンテージ生地。
そしてなんとその翌日が大阪出張。そりゃそうなるよね。
いつも通りご紹介させてください。
オーダーの流れ・仕様
今回は大阪出張の際にダイビルのアトリエでオーダーをしました。もちろん目当てはビンテージの生地たち。
アトリエに到着後、早速ビンテージの生地たちを見せていただきました。ものすごい物量…!アルモ、トーマスメイソン、カッロリーバ、ゲッツナー、テスタ、そして初めて見る生地ブランドまで…眼福。
インスタで紹介されていた中で最も気になっていたのはこちらのアルモ。70年代とのことで打ち込み、質感等々別格でした。こちらが目当てだったので間に合って良かったと思っていましたが。。。
どの生地も目移りするものばかり、どれも頼みたいと思えるものばかりでしたがこれはその中で群を抜いていました。今回オーダーしたゼニアのコットンリネン、クリーム色の生地。どこが織っているのかはわかりませんがゼニアのコットンリネン。これを逃したら次は絶対ないだろうと思い予定外の2着オーダーとなりました。
この色味は私としてはネクタイよりも1枚で着たいなと思ったので7着めに続いてボタンダウンでお願いすることにしました。ただ今回はビジネス使いを想定していたので襟型もロングポイントに変えていただいてます。
項目 | 仕様 |
生地 | ゼニア コットンリネン |
襟形 | ロングポイント ボタンダウン |
カフス | 円錐 |
襟のステッチ | 3mm |
納期 | 4ヶ月 |
仕様は上記の通り。予定外ではありましたが非常に楽しみな1着となりました。
7着目の完成
いつもの箱に入ってアルモとゼニア、それぞれが到着しました。今回はゼニアのみご紹介。
生地のクリーム色感が程よく、箱を開けた瞬間にめちゃくちゃ着るやつだなと思った1着。
襟は少しだけタイスペースを開けてもらって、襟は9.5cmでしっかり長く。基本的にはノータイで着用する想定ですが、ボタンを外してタイをする、なんてこともできるように。
開封した早速洗いをかけて軽くアイロンかけた状態。クリーム色が柔らかさを出してくれつつ凛とした佇まい。背中もいつも通りダーツなしの仕様です。
柔らかい襟のロール。ボタンダウンはやっぱり第一ボタンは外して着用するのが好みです。
コットンリネンは物によってはざらっとした肌触りのものもありますがこちらは非常に滑らかで柔らかい。そこに非常に精緻なステッチワークが同居するのがまたすごい。
コバや5mmステッチもそれぞれの良さはもちろんありますが、端部から3mmステッチが私はやっぱり好みです。
一枚のヨーク、ダーツなし、ギャザー等はなしのクリーンな仕様はいつも通り。カフス周りの写真を撮り忘れてしまいましたが、こちらもいつも通りの仕様、ステッチワークも圧巻の一言です。
生地の耳を裾に入れてもらいました。コットンリネンの生地で私は耳付きのものを見たことがなかったのでその意味でも嬉しい。折伏せ縫いも裾も、ガゼットからブランドネームタグまで、いつも通り隙のない素晴らしいシャツです。毎回「ああ、いいなあ」と思わせてくれるシャツ、私にとっては唯一無二の存在です。
着用感
早速着用。左手でカメラを持ちながら撮っているので少し生地が寄ってしまっていますが…襟のロールがとても美しいシャツ。もちろん、着心地は最高峰、ストレスを感じる箇所は一切ありません。
酷暑の今年、ネクタイどころかもはやジャケットすら着用するのが厳しくなってきていますが…なのでノータイで様になるシャツはとても重宝します。コットンリネンということで通年着用できますが、色としては春夏に映えそうかなと個人的には思います。
暑さが落ち着いてきたらタイドアップもしてみようと思います。早く暑さが落ち着いてくれると良いのですが…
まとめ
8着目は完全に生地に惹かれてお願いしたボタンダウンシャツ、ただ結果的には生地抜きでもとても気に入った1着となりました。特に今年はノータイになるのが早かったですから、とても重宝しています。もちろんそれらは最高の着心地があってこそ。毎度進化をするシャツ、今後もお願いしていきたいですね。
レスレストンの紹介シリーズ、次は同時にお願いしていたビンテージのアルモでお願いした9着目をご紹介します。ぜひ引き続きご覧いただければ幸いです。
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