先日の大阪出張(LES LESTON)に続き、今度は京都にいく機会ができたのでHARK KYOTOで寺島さんに磨いていただきました。
最近サボりがちではありますが、基本的に靴磨きは自分でやっています。色抜けが激しいものなど修理ついでに色補修もしてもらうことはありましたが、対面形式でお願いしたことはなかったので今回が初体験。
※以前、BRITISH MADEのイベントでY’s Shoeshineの杉村さんに教えていただいたことはあり
せっかくなので浅草コブラーで作っていただいた初めてのビスポークシューズを磨いていただきました。
結果的に素晴らしく綺麗に仕上げていただき、とても心地よい1時間を過ごすことができました。
依頼した靴
今回お願いしたのは前述の通り、子供が産まれた記念に浅草コブラーで作っていただいた初めてのビスポークシューズです。
マローカーフの水シボは唯一無二で大変気に入っています。
最近磨いていなかったからか、艶も控えめ、ちょっと乾燥してるかな…
磨いていただいてどう変わるのかが非常に楽しみです。
磨いていただく
19:00から予約を取って、烏丸御池駅から徒歩3分ほどのところにあるDucemixの4階に店舗があります。401号室がHARK KYOTOです。
入店すると、寺島さんが迎えてくださりました。
店内に入るとポプリの心地よい香りに癒され、そしてまるでカフェに来たかのような落ち着いた店内。
整然としていてとても好感が持てます。
お茶を入れていただいて、雑談をしながら早速磨いていただきました。
当日はLES LESTONのデニムシャツを着て行ったのですが、寺島さんもLES LESTONのサファリジャケットを着用されていて。COLさんとも懇意にされており会話も弾み。
また、浅草コブラーのこともご存知で、関西ではなかなか見ることができないとのこと。デュプイのマローカーフであることも含めて、磨いていてとても楽しい靴ですねと。
なんだか自分のことを褒めていただいているようでとても嬉しくなったのを覚えています。
そんな会話をしながら工程は進んでいき、あっという間に磨き終わり。
見違えるほど綺麗に、革の自然な光沢を引き出しされているのは流石の一言です。特にこの靴はあまりビカビカに光らせるよりもマローカーフを活かした方が良いかなと思っており、その好みにバッチリ合うように仕上げてくださいました。
細かな工程については記載しませんが、とても印象的だったのはワックスを指で塗り広げた後に豚毛ブラシでならされていたこと。全体にワックスを塗布せずとも、ワックス塗布箇所とそうでない箇所の境界を極力目立たないようにできるのだとか。
特に気に入っているのは一番最後の斜め後ろからの写真。
絨毯の写り込みでもお分かりだと思いますが、トゥからヒールまで、連続的なラインが作られています。
単純にトゥやヒールだけ光らせるのではなく、靴全体が綺麗に見えるようになっています。
革の状態や特性、靴の形やどんなシーンで履くか等々、いろいろな要素を加味してベストだと思えるものを磨きながら考えてらっしゃるんだろうなと思います。
磨いていただいた後、ロングホーズソックスの話になりお勧めいただいたKenjiro Suzukiのソックスも購入して終了。
※こちらは別途ご紹介します。
あっという間の1時間でした。
縁をいただく
早速次の日に磨いていただいたものを履いて仕事に向かいました。明るいところで見るとまた素晴らしく綺麗でその日は気分良く過ごせたのは間違いありません。
単に靴を綺麗にしていただくだけではなく、その場での会話や落ち着いた空間、さらに退店後にメールを下さったりと気配りも素晴らしかったです。
特に「縁をいただきありがとうございます」の言葉はとても印象的で、真摯に向き合ってらっしゃる姿は私としても刺激になりました。
また京都に行く時は伺おうと思います。寺島さん、改めてありがとうございました!
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