HARK KYOTOで3回目の対面磨き

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約10ヶ月ぶりにHARK KYOTOへ伺い、寺島さんに3回目の対面磨きをお願いしてきました。


色や傷補修など自分だと簡単にはできないものはプロに依頼したことがありますが、対面磨きは寺島さんにしかお願いしていません。


関西にはちょくちょく行っていたもののなかなかタイミングが合わずでしたが、間が空いた分楽しみも倍増ということで。


今回も磨かれて素晴らしい輝きになったことはもちろんですが別の要素でもびっくりすることがあり、3度目でも変わらぬ楽しさを味わえた体験でした。

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依頼した靴

今回お願いしたのは、seica霜崎さんのCOLオリジナルシューズ。マローカーフで作っていただいたパンチドキャップトゥです。


12月に受け取ってからプレメンテをして、そこから10数回着用。そろそろメンテしたほうがいいかなと思っていたタイミングでした。

吸い付くような履き心地、というのがぴったりな靴。まだ完全には馴染んでいないものの私の足に一番あっていると言える靴で本当に気に入っています。


履き心地だけでなくマローカーフのさりげないシボ、チョコレートのような色味で明度もちょうど良い。その点でも非常に汎用性が高く、履き心地も最高なので、ここに最高の磨きをしてもらいたいということでこちらをお願いすることにしました。

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3回目の対面磨き

事前に予約をして烏丸御池駅から5分ほどのところにあるHARK KYOTOへ。入居されているこのビルは多種多様なショップが入っていて面白いんですよね。※HARK KYOTOは4Fにあります。


入り口にはmens’EXに獺祭やsigmaのレンズと並んでHARK KYOTOが掲載された靴が飾ってありました。入り口からHARK KYOTOのセンスがいつも光っていて、ここから楽しみなんですよね。


寺島さんと新スタッフの宇多川さんが出迎えてくださり、軽くご挨拶と雑談を。前回も書きましたが以前訪問した際に会話したことや磨いていただいた靴のことなどを覚えていてくださるので、嬉しくなってしまいます。


霜崎さんの靴ということもすぐに気がついていただき、早速磨きへ。今回はきっちり光らせてくださいとお願いをしました。

汚れ落とし、クリームでの保湿、そしてワックスの工程。相変わらず流れるような無駄のない所作。靴が綺麗になる、ということはもちろんですがそこに至るまでの過程でも美しく、隙がありません。その過程も大事にされているのだろうなあと伝わってきます。


また磨き台に照明が新たに設置されていたのですが、その照明も色彩を正確に把握するためとのこと。理論的な部分もかなり研究された上で照明を選ばれており、まだまだ技術の向上を目指しておられるのだなあと、すごく刺激になるお話でした。

あっという間に仕上げの工程へ。


持ち込まれる靴の状態は当然ながら異なり、顧客の要望を元に左右均等に、かつ時間内に仕上げられるようにするというのは大変だと想像するのですが、それをいとも簡単にやられるのがさすがだなあと。
※もちろんいとも簡単にやられているように見えているだけで、実際には熟練の技術が詰まりに詰まっていますよね。

紐もきっちり丁寧に。寺島さんの笑顔と共に美しく輝く靴。濡れたような艶という表現がぴったりで、靴のポテンシャルを何倍にも高めてくれます。

履いてみてまたびっくり。履き心地がめちゃくちゃ柔らかくなっているのです。「なんか、柔らかくなった気がする」ではなくて「明確に」柔らかい。寺島さんに伺ってみると、磨く際に繊維をほぐすようにして磨いているとのこと。


前回、前々回もそうだったのだと思いますが、その時よりもフィッティングがピタピタなので今回はそれをより如実に感じられたのだと思っています。いやはや、恐れ入りました。

店内に置かれているものも一つの楽しみ

前回も触れましたが、HARK KYOTOに置かれている品々を見るのも楽しみの一つです。


前回と比較すると少し模様替えされていたのですが、今回は名だたるブランドの靴が置かれている棚に目が留まりました。

その中でも、T.Shirakashi Bootmakerのフルブローグはめちゃくちゃ素晴らしかった…眼福です。


靴以外にもスピーゴラの革小物やKenjiro Suzukiのホーズなども置いてあり、次回訪問する際にも何か変化があるかすごく楽しみですね。

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また必ず行きます。

今回もあっという間の1時間。会話の中で今後の活動についても色々と伺い、そういった点でもすごく刺激をいただき、靴を磨いてもらうだけの時間ではない対面磨きならではで至福の時間を過ごさせていただきました。


また必ず伺います。寺島さん、今回もありがとうございました!

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