Salvatore Piccoloのシャツは2枚目になります。購入自体は昨年、UNITED ARROWSの銀座店で購入しました。
1枚目は白のレギュラーカラー、青山のL’ECHOPPEで。わしゃわしゃっとしたポプリン地でハンドの工程が多く柔らかい雰囲気があるシャツです。
最近アローズのアウトレットでネクタイも購入したSalvatore Piccoloですが、こちらもハンドが垣間見えるモノで、とても気に入っています。
1枚目と同じくポプリン地、大きく代わり映えはしませんがご紹介させてください。
購入したシャツ詳細
前述の通り、購入先はUNITED ARROWSです。特に別注品ではなかったかと思います。大手セレクトショップでSalvatore Piccoloを扱っているのはアローズが一番多いかな?
ハンドの工程としては、白のモノと同じく以下になります。
・台襟
・袖付
・ガゼット
・前立て
・ヨーク
・ボタン付け
・ボタンホール
1針1針、これだけの数をハンドで縫うのは想像するだけで大変。頭が下がります。
※比較対象としては失礼ですが子供のスタイ(多分、ヨークの部分を縫うよりも少ない針の数)を作っただけでもずいぶん疲れました^^;
ハンドの工程が入るヨークの部分は、細かなギャザーが幾重にも入っています。ここがギャザーが最も際立つ箇所。
小さなギャザーは立体的に見え、柔らかい雰囲気を出してくれます。
前振袖、巻き伏せ縫いの幅は袖山から変わりませんが、こちらも丁寧に縫われています。
襟形はセミワイド、運針は10mm中8針、端から5mm。
ここが一番細かいと思いきや、
前身頃のヨークの部分が最も細かく、10mmあたり10針!なんでだろ、今までみたことがない仕様です。
裾の折り伏せ縫いは4mm、ガゼットにブランドのイニシャルが入ることの多いナポリのシャツ、こちらは潔く無地です。
同色も悪目立ちせず、良いですね。
Salvatore Piccoloのシャツの1番の特徴と言ってもいいであろう、肘のダーツ。このシャツには背面にはダーツがないのでここだけです。
人間の腕が自然と曲がっていることに合わせて入れられたダーツ、正直そこまでの違いは感じないのですが、多くのハンドの工程とともに、着る側のことを考えて作られたシャツ、ということは読み取ることができます。
※もっと敏感にならねば。
長くなるので割愛しますが、ボタンホールや台襟など他のハンドの箇所についても、袖付などと同様に丁寧に縫われているシャツです。
着用・サイズ感
ネクタイもSalvatore Piccoloで合わせてみました。ポプリンの肌触りの良さは白のモノと同じく、とても気持ちが良いです。
普段、39サイズを着用する私ですが、こちらも39を選んでいます。背面にタックが入っていないこともあると思いますが、パターンと身体の相性か、前屈みになると少々窮屈さを感じるものの、そのほかはストレスなく着用できています。
BARBAのI-BODYやボレリのスリムフィットと比較すると比較的ゆとりがある箇所が多いです。ご参考までに。
まとめ
闇雲に細くなく、ややゆとりがあるシャツ。そしてハンドの工程や生地感が相まって柔らかさを演出してくれるのは2枚とも共通しており、他のブランドと比較しても秀でているように感じます。
Salvatore Piccoloのシャツ、この2枚でまずは上がりかな。
コメント